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U-19日本代表候補 2021年3月開催のAFC U-19選手権に向けてチーム成熟度を高める
2020年11月17日
AFC U-19選手権ウズベキスタン2020に向けて、10月に2回実施されたトレーニングキャンプに続き、今年5回目のU-19日本代表活動が高円宮記念JFA夢フィールド(以下JFA夢フィールド)でスタートしました。新型コロナウイルス感染拡大が続く中でも、多くの関係者・Jリーグ・選手所属チーム・所属学校・保護者のご協力とご理解のもと、JFAが作成した感染対策ガイドラインを厳守しながらの実施となりました。今回もスタッフ・選手は集合時にSmartAmp法検査を実施し、新型コロナウイルス陰性の確認が取れた上で活動を開始しました。
先日AFC競技会委員会が開催され、AFC U-19選手権ウズベキスタン2020の延期日程が2021年3月3日~3月20日にウズベキスタンで実施されることが内定しました。改めて目標が定まりましたが、年明けには所属チームでの活動も想定される中で、今回の遠征は本番まで残り数回の貴重な遠征となります。各所属チームのご協力を頂き、最終的に選手25名をが集まりました。
11月15日(日)からトレーニングを開始し、初日は15名でのトレーニングとなりました。過密日程でJリーグも終盤戦を迎える中、選手のコンディションには差がある為、今回も中馬健太郎コンディショニングコーチの元、各選手の状況を十分把握した上で、個人個人のメニューを設定していきます。6名はJFA夢フィールド内にあるジムやアイスバス、大浴場などでリカバリーメニューを入念に実施し、より早く選手のコンディションを整えていきます。ピッチには9名が出て、普段、満足に試合出場できていない鬱憤を晴らすように積極的にアピールします。
選手のコンディションを考慮し、1回のトレーニングをより強度を高く集中して行う為に、11月16日(月)午前中はレクリエーションを兼ねてJFA夢フィールドに隣接している海浜公園まで散歩、ミニゲームなどをして午後に備えました。午後のトレーニングより、10名が加わり、全25選手が揃いました。
全体ミーティングでは、影山雅永監督から、「いよいよAFC U-19選手権の延期後の日程も決定。目標が決まった以上、限られた時間の中で、より求めていくし、トレーニングキャンプを繰り返す中でコミュニケーションは図れているので、連携面をより濃くしてほしいし、一回一回のトレーニングを大事にしよう。前回より確実にチームのコンセプトを皆で共有して良い遠征にしよう」と、このチームの過去の映像や先日実施した水戸ホーリーホックとのトレーニングマッチの映像などを振り返り、修正すべきプレーを皆で確認しました。その後のトレーニングでは、このチームでは定番となっている「ホッケーゲーム」でDFの背後を狙う目的を意識し、好プレーも目立ちます。最後の7対7+GKでは、選手間でプレーの合間に意思疎通を図る場面が目立ち、充実感漂う2日間のトレーニングを締めくくりました。
夜には、恒例となっているレクリエーションを兼ねたミーティングが開催され、今回は内田篤人ロールモデルコーチ主導のもと、行われました。ホテル内の大広間を使用し、選手間でのコミュニケーションをより図るグループワークなどが組み込みまれました。最後には現役時代、FCシャルケ04(ドイツ)で一緒にプレーしたマヌエル・ノイヤー選手、レロイ・サネ選手(現・FCバイエルン・ミュンヘン)やユリアン・ドラクスラー選手(現・パリ・サンジェルマン)らスター選手の19歳~20歳頃の映像などを用い、世界で活躍するU-19日本代表候補選手たちと同年代の選手はどれほどのレベルであるかを紹介し、日本代表でプレーする意義など改めて伝えると共に、「今の皆は死に物狂いでプレーしているのかな?世界を意識してもっと突き詰めて欲しい。そして、日本人でもできると世界に示して欲しい」と熱いメッセージを選手に伝えました。
17日(火)には、再び2部トレーニングを行い、最終日18日(水)の午前中に今回のトレーニングキャンプを締めくくります。
選手コメント
DF 半田陸 選手(モンテディオ山形)
追加招集という形ですが、今回久しぶりにU-19日本代表候補に選ばれ、すごく嬉しく思います。チームとしてこれまでしてきたことをさらに上積みできるようにしていきたいです。このチームで何をしなければいけないかは十分分かっています。スピードのある選手への対応、ボールを取り行った時の裏のスペースのカバー、チームの為に自分の特徴を存分に出し、生き残っていけるようトレーニングからアピールしていきます。AFC U-19選手権は経験ないですが、どの世代も間違いなくアジアの予選は厳しいと認識しています。本大会に向けて、これまで以上にコミュニケーションを取り、チームとしてまとまとまり、成熟度を高めたいです。
DF 加藤聖 選手(V・ファーレン長崎)
所属チームで試合に出場できていない中、U-19日本代表候補キャンプに継続して招集していただき大変嬉しく思います。しっかり生き残っていけるように存分に自分の特徴をアピールしたいと思います。前々回よりも、前回と徐々にですが、選手間距離が近く、チームの連携面は良くなっていると思います。チームとして一回一回のトレーニングを無駄にせず、お互い高めあって今までのトレーニングキャンプで積み重ねてきたことをしっかりと発揮し、個人としてはライバルが多いポジションではありますが、コミュニケーションを多く取りながら自分の思い切りの良さを発揮したいです。AFC U-19選手権の日程が決まり、いよいよだな、と実感しています。FIFA U-20ワールドカップの切符をしっかり掴めるように、さらに気持ちを高めて、そしてメンバーに選ばれるようにアピールしていきたいと思います。
MF 川﨑颯太 選手(京都サンガF.C.)
前回U-19日本代表国内トレーニングキャンプに参加してから2ヶ月が経ちました。その間に2回国内トレーニングキャンプがあり、選ばれなかった悔しさが強くありました。しかし、直近では所属チームでJリーグに出場させてもらって、よりステップアップしてきたつもりなので、自信を持って頑張ります。数少ないトレーニングではありますが、自分の持ち味をチームの力に還元できるように皆とピッチ外含めコミュニケーションとっていきたいです。新型コロナウイルスの影響によって開催が延期されAFC U-19選手権ですが、ようやく新日程も決まり、たくさんの方々の支えがあって日本代表として活動できていることに感謝して、サッカーができる喜びを感じながら本大会に臨みたいと思います。
MF 鮎川峻 選手(サンフレッチェ広島)
所属クラブでなかなか試合の出場機会がない中、U-19日本代表候補キャンプに呼んでもらえることを非常にありがたく感じます。このような機会を存分に活かし、自分を更に高めたいと思います。AFC U-19選手権の日程が決まり、チームとしての方向性が定まった今、よりチームメイトとのコミュニケーションを積極的に取り、自分たちが目指すサッカーに近づけられるような活動にしたいと思います。個人としては、自分の長所を全て出し、アピールするとともに、日頃Jリーグに出ているような選手達から多くのものを吸収してこの活動を終えたいと思います。昨年、AFC U-19選手権予選をベトナムで経験しましたが、来年ウズベキスタンで開催されるAFC U-19選手権はより厳しい闘いが予想されるので、それに屈しないメンタリティとコンディションを高く保ちたいと思います。今回の国内トレーニングキャンプだけでなく、最後までアピールを続け、メンバーに残れるように頑張ります。
スケジュール
11月15日(日) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
11月16日(月) | AM/PM | トレーニング |
11月17日(火) | AM/PM | トレーニング |
11月18日(水) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。
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