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【Match Report】U-19日本代表、コートジボワールに敗れ、準決勝進出はならず 第49回モーリスレベロトーナメント
2023年06月14日
第49回モーリスレベロトーナメントのグループステージ第3節が6月13日(火)に行われ、U-19日本代表はU-23コートジボワール代表と対戦しました。試合前の時点で日本は勝ち点3のグループ3位。準決勝進出のためには勝利が求められる一戦となりました。
序盤はコートジボワールがスピードを生かしたサイド攻撃で日本陣内に攻め込んできます。これを守備陣の冷静な対応でしのいだ8分、FW塩貝健人選手(#10)がゴール正面で倒されファウルを獲得。FKはMF徳永涼選手(#6)とDF池田春汰選手(#5)がボールを動かし塩貝選手がグラウンダーのシュートを放ちますが、惜しくも右のゴールポストに直撃しました。
すると11分、日本はGKからのビルドアップのパスをカットされ、鋭いシュートをたたき込まれて先制を許してしまいます。
日本もすかさず反撃に転じます。15分、相手陣内でパスをつないでMF安斎悠人選手(#15)が惜しいミドルシュートを放つと、20分にはFW行友翔哉選手(#13)が自らのドリブル突破で得たFKを直接ねじ込み、同点に追いつきました。
41分には相手のハイプレスをかいくぐってボールをつなぎ、安斎選手が左サイドを突破してクロス。GKが弾いたこぼれ球を行友選手が左足で狙いますが、惜しくもクロスバーに弾かれます。その後は相手にゴール前へと迫られる場面もありましたが、守備陣が冷静に対応して失点を許さず、1-1で試合を折り返します。
後半、風下に回った日本は相手に押し込まれる立ち上がりとなり、49分、50分には風に乗ったミドルシュートでGKが脅かされます。そして57分、中盤でボールを奪われてショートカウンターを仕掛けられ、勝ち越しゴールを許してしまいます。
61分にMF早川隼平選手(#7)、DF喜多壱也選手(#18)を投入して反撃に転じたい日本でしたが、相手のプレッシャーが強く、なかなかアタッキングサードまでボールを運ぶことができません。71分にはサイドからの単独突破を許してシュートを放たれますが、GK濱﨑知康選手(#12)がブロックします。
75分にはFW石井久継選手(#22)を投入し、ようやく深い位置まで攻め込めるようになりましたが、なかなか決定的な場面をつくることができません。
87分にはDF永田滉太朗選手(#20)、FW小池直矢選手(#11)を投入して最後の勝負に出ます。89分には小池選手が粘り強く左サイドを突破してゴールに迫りますが、力強いシュートを放つことはできませんでした。
結局そのままスコアは動かず、1-2で敗れた日本はグループCの4位に転落。6月15日(木)の9位・10位決定戦でMEDITERRANEAN SELECTION U21(U-21地中海選抜)と対戦することになりました。
監督・選手コメント
城和憲 監督
グループステージ突破には勝利が絶対条件の中で臨んだ3戦目でしたが、結果は残念ながら敗戦となりました。
コートジボワールは身体能力も高く個人戦術もしっかりとしたチームでした。我々は恐れずゴールを目指しながら戦うことを共有し臨みましたが、一瞬の隙を突かれ前半早々に失点をしてしまい、苦しい展開になりました。その後、ペースを掴んだ中で同点に追いつくことができましたが、後半にも中盤でボールをロストしてカウンターで失点し、追いつくためにも攻撃的に戦いましたが追いつけず敗戦となりました。準決勝進出ができず、5試合できないことは非常に残念ですが、しっかりと結果を受け止めて最後の試合に臨みたいと思います。
GK #12 濱崎知康 選手(川崎フロンターレU-18)
今日の試合はグループステージ突破をかけた試合でした。自分たちは勝たないといけない試合で少し硬さがあり、思うように試合を運べなかったと思います。守備の強度だったりフィジカルの強さだったりの世界基準を、相手に示されたなと感じました。今回出た課題を最後の試合で改善してスタメン、ベンチ関係なくチーム全員で勝ちにいきたいと思います。
DF #5 池田春太 選手(横浜F・マリノスユース)
今日のコートジボワール戦はグループステージ突破に向けて必ず勝たなければいけない試合でした。しかし、結果的に負けてしまいグループリーグ敗退が決まってしまいました。チームとしてはいい準備ができていたのですが、ここで負けてしまったのは自分たちの実力不足であり、世界との差でもあると実感しました。個人としては攻撃に関わる回数やクロスの質などは課題であると感じました。まだ試合は残っているのでいい準備をして勝ちたいと思います。
MF #8 神田拓人 選手(尚志高)
応援ありがとうございました。勝てば突破の可能性があるなか、勝ちきれなかったことは本当に悔しく思います。試合を通して得点のチャンスが何本かあり、立ち上がりからいいシーンがありましたが、決めることができませんでした。また失点はミスが重なったことで起き、高いレベルになるにつれ一つのミスでも失点に繋がることを改めて感じさせられ、とてもいい経験をすることができました。ただまだ試合が終わったわけではないのでこの試合で出た課題を忘れずに次の順位決定戦までに修正してチーム一丸となって勝利を目指したいと思います。
FW #13 行友翔哉 選手(愛媛FC)
FKは自信を持っていたので点を決められたことにはホッとしましたが、負けたことは本当に悔しいです。個人としてもチームとしてももっとやれることがあったと思いますし、課題がすごく見えた試合になったと思います。グループステージ敗退になりましたが、あと1試合あるので、今日見えた課題を最後に合わせられるようにしたいと思います。この仲間とこの遠征を勝って終われるようにいい準備をしたいと思います。
第49回モーリスレベロトーナメント
大会期間:2023年6月5日(月)~6月18日(日)
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