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【Match Report】U-19フットサル日本代表、グリーンランドに5-1で勝利し準決勝進出【Futsal Week U19 Summer Cup - Porec 2022(6/21-6/26)】
2022年06月24日
Futsal Week U19 Summer Cup - Poreč 2022
2022年6月23日(木) KO時間 18:45(現地時間) 試合時間 40分(前後半各20分間のプレーイングタイム)
Finida Hall(クロアチア/ポレチ)
U-19フットサル日本代表 5-1(前半3-0、後半2-1)U-19フットサルグリーンランド代表
得点
2分 原田快(U-19フットサル日本代表)
9分 陣川凌(U-19フットサル日本代表)
12分 陣川凌(U-19フットサル日本代表)
29分 失点(U-19フットサルグリーンランド代表)
31分 田口大雅(U-19フットサル日本代表)
37分 陣川凌(U-19フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:井戸孔晟
FP:陣川凌、中島圭太、原田快©、柴山圭吾
サブメンバー
GK:川上翼
FP:中村心之佑、成田美光、伊東陽希、尾形颯志、田口大雅、宇野伊織、伊集龍二
登録外メンバー(出場停止、怪我など)
GK:なし
FP:宮下豪也(ベンチ外)
マッチレポート
クロアチアで開催されているFutsal Week U19 Summer Cup - Poreč 2022のグループステージ第3戦に臨んだU-19フットサル日本代表は6月23日(木)にU-19グリーンランド代表と対戦し、陣川凌選手のハットトリックもあり、5-1で勝利しました。
グループステージ3連戦の最終日、コンディション的にも厳しい状況の中、グリーンランド代表との試合に臨んだ日本代表。同グループで勝ち点・得失点数でも並ぶウクライナ代表とどちらがグループ首位で順位決定戦に進むかを決める大一番となりました。試合前には木暮監督より「大会では純粋な勝利だけでなく、どのように勝つかが問われることもある」と伝えて、「相手を圧倒して勝利し、グループステージを首位で突破して準決勝に進み、恐らく決勝まで勝ち上がってくるスペイン代表と最高の舞台で試合ができるよう自分たちでそのチャンスを掴み取ろう」とチームを鼓舞します。
第1ピリオド、開始早々から前掛りになってグリーンランドゴールに攻め込みます。相手コート内でパスを繋ぎ右サイドから中島圭太選手がチーム最初のシュートを打って流れを作ると、直後の2分にキャプテンの原田快選手が相手コートでボールを奪い、そのままGKとの1対1の場面を迎えて相手の重心をずらしてから股を抜く技ありのシュートを決めて幸先よく先制点を奪います。
その後、グリーンランドの激しい守備に得点を奪えない時間帯が続きますが、9分にキックインからシュートを打ち、こぼれ球に反応した陣川選手がミドルシュートを決めてチームにとって貴重な追加点を奪います。12分にもカウンターの展開から右サイドでボールを受けた陣川選手の狙い済ましたシュートがゴールに吸い込まれ、自身にとって3試合連続得点のこの日2点目を奪取して3-0で第1ピリオドを折り返します。
ハーフタイムに木暮監督は「さらなる追加点を奪うために本気でゴールを取りにいってほしい。首位でグループステージを突破したいのならばクオリティ高くプレーし、全員がハードワークするしかない」と檄を飛ばし、選手たちは良い表情で第2ピリオドに向かっていきました。
しかし、思いとは裏腹に相手の思い切りの良い攻撃を受ける時間が長くなります。日本の強みでもあるGKを使った数的優位を作る攻撃に対して、逆に相手がプレスをかけてカウンターを仕掛けられてしまいます。失点を避けるため井戸孔晟選手がテクニカルファールで相手選手の攻撃をストップさせようとしますが、審判はこのプレーに対してレッドカードを提示して日本は人数が少ない状態で2分間を耐え抜く時間を迎えます。GKには川上翼選手が入り、前日プレータイムの短かった選手を含めて全員でローテーションしながら相手にプレッシャーをかけながら2分間を無失点で耐え抜きますが、29分にグリーンランド代表が試合を動かします。キックインからゴール前の混戦を詰めた形で得点を許してしまいます。グループを首位通過したい日本はスコア上は勝利しているものの大量得点に向けて残り10分から中島圭太選手にGKユニフォームを着せてFP5人で数的有利を作り、得点を狙うパワープレーを始めます。相手のプレッシャーをかいくぐりながら得点機会を伺うと、直後の31分、流れの中から田口大雅選手が左サイドの角度のないところから振り抜いたシュートがゴールネットを揺らし4-1とします。選手たちは最後まで攻撃の手を緩めずにゴールめがけて攻め込むと、ハーフライン付近でボールを奪い、素早いカウンター攻撃を仕掛けると田口選手から陣川選手へとボールが渡り、丁寧にゴールへ流し込みハットトリックを達成します。そのまま試合は終わり、グループステージ最終日にグリーンランド代表との試合に5-1で勝利しました。
その後、実施されたウクライナ代表とハンガリー代表は5-2でウクライナ代表が勝利するも、得失点の関係で日本代表がウクライナ代表を上回り、U-19日本代表がグループステージの首位通過を決めました。次は6/25(土)21:00(現地時間)よりポーランド代表との準決勝に臨みます。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
まずはグループリーグを1位通過したことを嬉しく思います。代表チームとして初めての海外遠征という慣れない環境の中、選手たちは様々な状況に苦しみながらも適応しつつあります。アスリートとしても人間としてもさらに成長できるこの環境下に感謝しながら、準決勝に向けて良い準備をしたいと思います。
GK #2 川上翼 選手(名古屋オーシャンズサテライト)
今日のゲームは1位通過するためには大量得点が必要で、前半はあまり得点を奪うことができずに相手の早い攻撃に苦しむ時間帯が多くありました。後半も相手の堅い守備をこじ開けることができない中、相手の早い攻撃に対して守備のエラーが起こるシーンが多々ありました。その中で井戸選手が退場を受け、自分が代わりにピッチに入ることになりましたが、特に1人少ない時間帯には集中力を持ってプレーすることができ、自分の強みでもあるシュートストップも存分に発揮することができました。1失点はしてしまいましたが、勝利に貢献するプレーをすることができたと感じています。結果的にはグループを首位で突破することができましたが、準決勝、決勝での戦いは自分たちが戦ってきた3試合よりも間違いなくタフなゲームになると思うので、チーム全員でいい準備をしていきたいと思います。
FIXO #4 成田美光 選手(府中アスレティックFC)
まずは3回戦に勝利し、上位の順に決定戦に進むことができましたが、自分たちのポテンシャルを発揮したり、自分たちのフットサルができずに第2試合、第3試合と思うように得点が決まらずにいました。次の試合はポーランドとの試合になりますが、まずは自分たちのフットサルをして戦いたいと思います。優勝へと一歩進むために絶対に勝ちたいと思います。
FIXO #5 陣川凌 選手(バサジィ大分サテライト)
グループステージを上位で突破できたことを嬉しく思います。ですが、2試合目のウクライナ戦に勝ちきれなかったこと、良いゲームをした後の3試合目が良い内容ではなかったことが課題になりました。
ノックアウトステージは今までのグループステージより確実に難しい試合になります。内容が悪かった試合を引きずっても良い試合はできないので、ミスは修正し、気持ちは切り替えて準決勝、決勝を戦っていきたいと思います。
ALA #14 伊集龍二 選手(名古屋オーシャンズU-18)
応援してくださった方々ありがとうございます。今日の試合はチーム一丸となって勝利を掴むと同時にグループステージを突破することができました。明日から準決勝、決勝に向けてしっかりと準備していきたいです。
Futsal Week U19 Summer Cup - Poreč 2022
大会期間:2022/6/21(火)~2022/6/26(日)
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