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U-19日本女子代表、オーストラリアに大勝!FIFA U-20女子ワールドカップ2020出場を決める ~AFC U-19女子選手権タイ2019~
2019年11月07日
U-19日本女子代表は6日(水)、AFC U-19女子選手権タイ2019の準決勝・U-19オーストラリア女子代表戦に臨みました。
勝利すればFIFA U-20女子ワールドカップ2020出場が決まる一戦で、日本の先発はGKに田中桃子選手、DFラインに船木和夏選手、後藤若葉選手、高橋はな選手、松田紫野選手が並び、中盤にはボランチに中尾萌々選手と菅野奏音選手、右サイドに森田美紗希選手、左に伊藤彩羅選手。ツートップは山本柚月選手と大澤春花選手が組み、3日前の中国戦からは4人の選手を入れ替えました。
グループAを2位通過したオーストラリアは、引き気味のポジションで守りながら、今大会好調のストライカーMary Fowler選手にボールを集めてカウンター主体の攻撃を仕掛けます。
それに対して日本は攻めの形を探りながら、16分に菅野選手がミドルシュート。これはクロスバーを直撃しましたが、徐々にオーストラリアを崩していきます。20分には、ペナルティーエリア内左で松田選手がIndiah-Paige Riley選手に倒され、PKを獲得。キッカーの菅野選手がゴール左下に決めて21分に日本が先制しました。するとその2分後、中尾選手のパスから大澤選手がゴールを決めて、日本が2-0とリードを広げました。
日本は後半も攻撃の手を緩めません。48分には再び中尾選手と大澤選手のコンビで、大澤選手がこの日2点目を獲得。その2分後には山本選手が、またその2分後には伊藤選手がゴールネットを揺らし、一気に5-0としました。
54分に廣澤真穂選手がピッチに送り出されると、今度は廣澤選手も輝きを放ちます。80分、船木選手のロングフィードを受けた廣澤選手が、ペナルティーエリア内右からシュート。ゴールネットを激しく揺らす豪快な得点を決めると、続く86分には、同じく途中出場の瀧澤千聖選手から廣澤選手にボールが渡り、冷静に相手GKの位置を見て廣澤選手がこの日2点目を挙げます。
オーストラリアはFWが下がってボールを受けたり、ロングボールを多用したりして日本のゴールに近づこうとしますが、高橋選手の力強いヘディングや、後藤選手の素早いカバーリングによってシャットアウト。後半に5得点を重ねた日本は、7-0でオーストラリアに勝利し、3大会連続の決勝進出と、3大会連続7回目のFIFA U-20女子ワールドカップ出場が決まりました。
中2日で行われる9日(土)の決勝戦では、U-19朝鮮民主主義人民共和国女子代表(DPR Korea)と対戦します。日本が勝利すると3大会連続6回目の優勝が決まります。
監督・選手コメント
池田太 監督
FIFA U-20女子ワールドカップ2020への切符を手にしたことをうれしく思いますし、選手たちのことを誇りに思います。オーストラリアがどういった形で試合をスタートさせるのかを見ながら準備しましたが、しっかり対応できたと思います。7-0でしたが、前半は2-0で気が抜けない試合でした。(相手が)引いてきた時は長めのボールが有効だとトレーニングしてきましたし、その形でのゴールもあったので、その成果が出たと思います。決勝の相手であるDPR Koreaはタフなチームですし、ファイナルということでスペシャルなテンションになると思います。選手たちはそういった戦いを経験し、さらに成長につなげていきたいです。
FW #9 大澤春花 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18)
まずはFIFA U-20女子ワールドカップ2020出場権を得られてうれしいです。引いてきた相手を崩すのは難しくて、チームメートもFWにボールを当てるのが難しかったと思います。それでも工夫して、1点目のPKのようにサイドから崩すことができました。自分の2ゴールをアシストしてくれた(中尾)萌々は、同じジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18ですし、パスを信じて動いたら2ゴールにつながりました。決勝のDPR Koreaは気持ちを前面に出す強い相手。チームを引っ張るようなハードワークと得点で、流れを日本に引き寄せたいです。
FW #17 廣澤真穂 選手(早稲田大)
交代出場前には池田監督から「サッカーを楽しんで」と言われ、2得点を決めることができましたし、楽しむことができました。1点目は(DFラインから)抜け出した瞬間、ゴールしか見ていないくらいに一直線でゴールに向かい、力強いシュートを決めることができました。2点目は練習していた形で、相手GKをしっかり見て駆け引きに勝つことができました。私のような出場機会が少ない選手がゴールを決めることで、チームに勢いをつけたいと思っていました。今大会はFIFA U-20女子ワールドカップ2020で優勝するための通過点。決勝でも勝利して、優勝で今大会を終えたいです。
FW #19 山本柚月 選手(日テレ・メニーナ)
一つの目標だったFIFA U-20女子ワールドカップ2020への切符を手にしたことは、とてもうれしいです。自分の得点シーンはあまり覚えていないんですが、縦パスをもらってターンしてうまく決めることができました。試合会場に入るまでは緊張する部分もありましたが、落ち着いて試合に入ることができました。決勝の相手DPR Koreaは、日本に対しても強い気持ちで戦ってくると思うので、プレーはもちろん、気持ちの面でも相手を上回れるよう、決勝までに準備していきたいです。
スケジュール
AFC U-19女子選手権タイ2019 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
10月27日(日) | AM/PM | トレーニング | |||||
10月28日(月) | 5-0 | グループステージ第1戦 対 U-19ミャンマー女子代表 (IPE Chonburi Stadium) |
|||||
10月29日(火) ~30日(水) |
AM/PM | トレーニング | |||||
10月31日(木) | 2-0 | グループステージ第2戦 対 U-19韓国女子代表 (Chonburi Stadium) |
|||||
11月1日(金) ~2日(土) |
AM/PM | トレーニング | |||||
11月3日(日) | 2-1 | グループステージ第3戦 対 U-19中国女子代表 (Chonburi Stadium) |
|||||
11月4日(月) ~5日(火) |
AM/PM | トレーニング | |||||
11月6日(水) | 7-0 | 準決勝 対 U-19オーストラリア女子代表 (Chonburi Stadium) |
|||||
11月7日(木) ~8日(金) |
AM/PM | トレーニング | |||||
11月9日(土) | 20:00 | 決勝 対 U-19朝鮮民主主義人民共和国女子代表 (Chonburi Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFC U-19女子選手権タイ2019
大会期間:2019/10/27(日)~2019/11/9(土)
決勝:
2019/11/9(土) 22:00キックオフ(日本時間)
vs 朝鮮民主主義人民共和国代表
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