ニュース
U-19日本女子代表候補 年内最後のトレーニングキャンプを開始
2023年12月13日
U-19日本女子代表候補は12月10日(日)、年内最後となるトレーニングキャンプを開始しました。
集合日はミーティング後、コンディション状況を確認しながらパス&コントロールを中心としたトレーニングを行いました。
12月11日(月)は二部練を実施。ミーティングでチームコンセプトを再確認したうえで、ピッチ上でコミュニケーションをとりながら擦り合わせを行い、短い時間の中でも集中してトレーニングに取り組みました。また、今回のキャンプでは2日目までなでしこジャパンの大塚フィジカルコーチが帯同となり、世界基準の選手となるためにフィジカル面において必要なことをミーティングやトレーニング、食事の場面で学ぶことができる貴重な機会となりました。FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023や、先日ウズベキスタンで行われたパリオリンピック2024女子サッカーアジア2次予選での帯同経験をもとにした指導は、選手にとって日常から世界基準を意識し、覚悟を持って行動するための良い刺激となりました。
12月12日(火)は、なでしこリーグ1部に所属する伊賀FCくノ一三重とのトレーニングマッチに臨みました(30分×2本+PK)。数少ないトレーニングの中でもチーム全体で共有したイメージをもとに果敢に相手ゴールに向かうなか、19分に板村真央選手(JFAアカデミー福島)のゴールで先制します。47分に松永未夢選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)が追加点を奪うと、52分には右サイドを突破した辻澤亜唯選手(藤枝順心高)からのグラウンダークロスを久保田真生選手(藤枝順心高)が冷静に合わせ、得点を重ねます。ディフェンス陣を中心に最後まで集中を切らさず、無失点のまま試合終了。
トレーニングマッチで見つかった課題の修正に向けて、チームは12月13日(水)にセレッソ大阪ヤンマーレディース、12月14日(木)にはスペランツァ大阪とのトレーニングマッチに臨みます。
選手コメント
GK 鹿島彩莉 選手(JFAアカデミー福島)
まず、今回このような素晴らしい環境下でプレーをさせてもらっていることに感謝しています。このキャンプでは、24名で3連戦を戦い抜くスケジュールで、全員で揃っての練習が短く、お互いの良さのすり合わせが難しかったです。私はその中でも積極的に練習から声を出すように意識したり、味方とのコミュニケーションを取るようにしたりしていました。
AFC U-20女子アジアカップでは、過密な日程をメンバー全員で協力してこなしていかなくてはいけないので、残り2試合も全員で戦っていきたいです。また、大会まで残り少ない日数で、自身の短所を改善し、長所を伸ばしこれまで以上に成長した形で大会に臨めるように日々邁進していきたいです。
FP 大山愛笑 選手(早稲田大)
まずは約1年ぶりに代表活動に参加させてもらい、高いレベルの中で、素晴らしい環境でサッカーができることが素直にとても嬉しいです。また、長期離脱からこの場所に戻ってくるまでに関わってくださった方々には感謝しかありません。今回のキャンプで、個人としてはどんなコンセプトでサッカーをしているのか理解しながら、自身のストロングポイントを出すこと。また、チームとしては実戦の中でお互いの長所を上手く融合させることが重要になってくると思います。AFCで優勝するためにお互いを高め合ってチームとしても、個人としても成長した姿で自チームに戻ったあとも目標に向かって努力し続けられるようになるための充実した場になるように、残りの期間を過ごしていきたいです。
FP 岡村來佳 選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)
まずはとても素晴らしい環境でサッカーをさせていただけることに感謝したいです。今日の試合ではあまりやったことの無いサイドバックをやりました。ポジション取り、守備の仕方、攻撃参加全ての面で自分の実力不足をとても感じました。この悔しさを前向きに捉え、残りの2日間を全力で取り組みたいと思います。
また、自チームに帰って代表キャンプに呼ばれた時に、全ての方々に変わったと思わせられるように頑張ります。
FP 辻澤亜唯 選手(藤枝順心高)
私は初めてU-19日本女子代表のキャンプに参加しました。今回のキャンプでは自分のストロングを最大限に出すことを目標としました。今日の試合ではアシストすることができましたが、その他ではまだまだなことが多くあったので、残りの日数でそこを改善できるようにしたいです。また、普段一緒にプレーしないWEリーグの選手もいて刺激を受けたので、自チームに戻ってもこの強度を忘れずに取り組みたいと思います。この環境でサッカーができることに感謝し、日々の練習に取り組みたいです。