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地元ポーランドに敗戦~U-20日本代表ヨーロッパ遠征~
2019年03月22日
国際親善試合 U-20日本代表 対 U-20ポーランド代表
2019年3月21日(木) キックオフ時間 17:00(現地時間) 試合時間 90分(45分×2本)
Stadion Widzew(ポーランド/ウッチ)
U-20日本代表 1-4(前半1-1、後半0-3)U-20ポーランド代表
得点
28分 失点(U-20ポーランド代表)
35分 斉藤光毅(U-20日本代表)
68分 失点(U-20ポーランド代表)
72分 失点(U-20ポーランド代表)
83分 失点(U-20ポーランド代表)
スターティングメンバー
GK:大迫敬介
DF:菅原由勢、瀬古歩夢、角田涼太朗、鈴木冬一
MF:喜田陽、伊藤洋輝、平川怜、安部裕葵
FW:櫻川ソロモン、斉藤光毅
サブメンバー
GK:茂木秀
DF:荻原拓也、小林友希、中村拓海
MF:藤本寛也、滝裕太
FW:西川潤、宮代大聖、原大智
交代
32分 安部裕葵 → 宮代大聖
32分 瀬古歩夢 → 小林友希
HT 鈴木冬一 → 西川潤
HT 斉藤光毅 → 滝裕太
HT 櫻川ソロモン → 原大智
HT 平川怜 → 藤本寛也
HT 角田涼太朗 → 中村拓海
HT 大迫敬介 → 茂木秀
62分 喜田陽 → 荻原拓也
マッチレポート
U-20日本代表は21日(木・祝)、ヨーロッパ遠征の初戦で地元U-20ポーランド代表に1-4で敗れました。
FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の開幕戦、決勝戦で使用するサッカー専用のスタジアム、Stadion Widzewには5,000人超えるポーランド人観客の大歓声が響き渡り、素晴らしい雰囲気で試合はスタートします。試合は日本が緊張した立ち上がりを見せ、相手の勢いに押されますが、徐々にパスを素早く繋ぎ相手を左右に動かして日本が流れを引き寄せます。9分、ゴール前中央でボールを受けた伊藤洋輝選手が、相手DFが寄せて来ないと判断し鋭いロングシュートを放ちますが、シュートはポストを直撃します。20分には、安部裕葵選手が左サイドを個人技で仕掛けFKを獲得し、クロスを上げますがファーサイドから合わせた櫻川ソロモン選手のヘディングシュートは僅かにゴールを外れます。相手もカウンター攻撃を狙いつつ、ロングシュートから活路を開いて攻撃を仕掛けます。25分には、個人技で左サイドを崩されると強烈なロングシュートを放たれますが、GK大迫敬介選手が辛うじてパンチングで防ぎ抑えます。しかし、28分、FKを一度はクリアしたものの、こぼれ球を相手に上手く合わされて先制点を許します。追い付きたい日本は、33分、CKから小林友希選手がヘディングですらしたボールを受けた斉藤光毅選手がオーバーヘッドキックで流し込みすぐさま追い付きます。
前半はそのまま1-1で終了。後半、8人を変更した日本は序盤からリズムを掴みます。46分、小林選手のロングパスを巧みにコントロールした滝裕太選手が仕掛けてクロスを上げますが、宮代大聖選手のシュートはゴールバーを直撃し外れます。その後も素早い攻守の切り替えで相手を圧倒し、ボールを左右に動かしながら相手の背後を狙い、次々とチャンスを作ります。58分には、西川潤選手のスルーパスに抜け出したFW原大智選手が狙いますが、シュートは僅かに外れます。攻め込む時間が長く続きましたが、得点を奪えずにいると、相手は守備陣を増やし固く守ってカウンター攻撃の威力を発揮していきます。64分、1本のロングパスが日本守備陣の背後を突くと、迎えた1対1ではGK茂木秀選手が辛うじて右足1本でシュートを防ぎます。そして68分、相手はゴール前中央でワンツーからフリーになると、ペナルティエリア外から強烈なロングシュートを狙い、これが右ポストに当たりながらも決まって2失点目を許してしまいます。追い付きたい日本が前掛かりになるのを想定して、相手は鋭いカウンター攻撃を仕掛け、72分にはドリブルで持ち上がり再びペナルティエリア外からアウトサイドに掛けた強烈なロングシュートがゴール左上に決まり3失点目。83分にも、左サイドから仕掛けられ、再びロングシュートを決められ4失点目。
試合はそのまま1-4で終了し、日本は初戦を落としました。FIFA U-20ワールドカップポーランド2019のシミュレーション試合として、素晴らしい環境の中で試合を経験しましたが、試合内容に関しては決定力の差、試合展開を読む力など、課題を大きく突きつけられた試合となりました。
U-20日本代表は、翌22日(金)にスペインに移動し、23日(土)U-20アルゼンチン代表との試合を迎えます。
選手コメント
GK #1 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
今日のポーランド戦は、会場がU-20ワールドカップ決勝のスタジアムということもあり、素晴らしいシミュレーションになる一戦でした。そんな中、なかなか自分たちがやりたいサッカーをさせてもらえない時にどう対応していくかが大事だと感じました。ピッチの中で、自分たちで対応しながら自分たちの良さを出すためにやるべきことをもっと求め合わないといけないと感じました。次はスペインへの遠征になりますが、強豪国との試合が続きますで、まずはコンディションを整えると共に、ポーランド戦で出た課題をチームで共有して、今日よりも良い試合ができるようにしたいです。ワールドカップまでの期間も限られているので、少ない活動期間の中で微修正を繰り返しながらチーム力を上げていきたいです。
DF #3 小林友希 選手(ヴィッセル神戸)
結果を見れば4失点と大敗してしまいました。今日の試合の課題は、自分たちが押している時間に得点が取れず、相手のシンプルな攻撃に対応できなかったことだと思います。試合の流れを読むことが不足していたと思います。個人としてはカウンター、ロングボールの対応に課題が残りました。この試合で出た課題を、スペイン遠征でチームでも個人でも少しでも改善できるようにしたいです。ワールドカップまでの最期の海外遠征でチームの連携やコンビネーションを確認し、より高め、ワールドカップにより良い状態で入れるようにしたいです。個人としてメンバーに入るためにアピールもしていきたいです。
DF #5 菅原由勢 選手(名古屋グランパス)
チームとしていい距離感でボールを持てている時間もありながら、4失点し負けてしまい、自滅に近いと思います。あれだけゴール前でフリーにさせてしまえば世界の選手は確実に決めてくるはずですし、もっと守備の連携を上げなければいけないと思いました。この負けを良い薬としここから学ぶしかないと思います。スペインではアルゼンチン、アメリカと強豪国と戦えるので、ポーランド戦の反省を踏まえて色々なことにチームとしても個人としてもチャレンジしていきたいと思います。U-20ワールドカップは、2017年のU-17ワールドカップが終わった瞬間から目指してきた大会ですし、自分の人生を変える大会だとも思っています。世界の選手とバチバチにやり合える環境はワールドカップでしか経験できないものがありますし、世界を相手に勝負し、自分の目標のためにもしっかりと自分の手で掴みとりたいと思います。
MF #6 喜田陽 選手(アビスパ福岡)
日本とは違うフィジカルの強さがあり、強烈なシュートを打てる選手がいて、苦しんだこの遠征の初戦でした。試合会場、ホテル、町並み、そして試合の雰囲気と、U-20ワールドカップに向けて良いシミュレーション試合となりました。まだあと2戦残っているので、しっかり勝てるように改善してこの遠征を終えるようにしたいです。ワールドカップに向けて残り少ない遠征なので、しっかり吸収できることを吸収していきたいです。
MF #18 斉藤光毅 選手(横浜FC)
自分たちの足りなさを確認できる試合になりました。今回出た課題、自分たちのストロングポイントをチーム一人一人が整理して成長していこうと思います。この4日間でワールドカップ開催地のポーランドの雰囲気を皆で感じられたことは良かったです。スペインでの強豪チームとの試合で色々なものを吸収していきたいと思います。U-20ワールドカップには特別な思いがあるので、まずここでアピールし、これからの自分にとって大きな影響を与えられるようなものにできるように、もっともっと成長していきます。
スケジュール
3月19日(火) | AM/PM | トレーニング |
---|---|---|
3月20日(水) | AM/PM | トレーニング |
3月21日(木・祝) | 1-4 | 国際親善試合 vs.U-20ポーランド代表 (Stadion Widzew) |
3月23日(土) | 19:00 | 国際親善試合 vs.U-20アルゼンチン代表 (Pinatar Arena) |
3月24日(日) | TBC | トレーニング |
3月25日(月) | 12:00 | 国際親善試合 vs.U-20アメリカ代表 (Pinatar Arena) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
国際親善試合 ~ヨーロッパ遠征~
期間:2019年3月18日(月)~2019年3月27日(水)