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U-20日本代表候補 2週連続での活動がスタート
2021年06月09日
U-20日本代表候補は、今年3度目のトレーニングキャンプを、6月7日(月)から千葉県内で開始しました。新型コロナウイルス感染対策を徹底させながら、先週に続き2週連続でトレーニングキャンプを実施しています。育成年代の日本代表活動でしか経験できない国際試合、同年代選手から得る刺激、そして何より将来のSAMURAI BLUE・パリオリンピック出場を目指す代表に一人でも多くの選手を輩出すべく、U-20日本代表も歩みを止めてはいけないという判断のもと、AFC U-23選手権予選、また3年後の2024年パリオリンピックに向けた強化の一環として活動を継続していきます。
今回も、各選手の所属チームの理解を頂き、最終的に選手22名を招集。先週は多くの大学生も招集されましたが、今回は昨年U-19日本代表で活躍した選手を中心にJリーグプロ選手が18名選出。ただ、その中でも所属チームでは出場機会に恵まれておらず、代表活動をきっかけに、所属チームでアピールがより必要な選手も多くいます。今回もトレーニングキャンプ最終日には全日本大学選抜とトレーニングマッチを実施する予定です。オープニングミーティングでは、先週同様、このチームのコンセプト、今後この世代が目指すべき目標、スケジュール案も影山雅永監督から共有され、「FIFA U-20ワールドカップを経験できなかったことは大きな損失。ただし、日本代表は海外と真剣勝負する唯一の場所。国際経験、日本人以外との試合は日本代表でしか味わえない刺激。急成長している海外から取り残されてガラパゴス化してはいけない。世界基準を常に考え、成長して欲しい。なかなか所属チームで十分に試合に出場できていない現実は理解しているが、このトレーニングキャンプをきっかけに所属チームで活躍してほしい。」とメッセージが送られました。
その後早速ピッチに移動し、トレーニングを開始。昨年AFC U-19選手権、FIFA U-20ワールドカップを目指し切磋琢磨したチームメイトが多いのか、コミュニケーションも非常に活発で全員参加したリラックスメニュー(グループリフティング競争)から賑わいを見せます。その後は週末の試合出場状況に応じて、メニューを変更して実施し、最後には、このチームでは定番となっているホッケーゲームでDFの背後を狙う目的を意識し、気持ちよく初日を終了しました。夜には感染対策を万全に講じた上、全員でSAMURAI BLUE対タジキスタン代表との試合を大型画面でテレビ観戦し、目指すべき先輩達の基準を学びました。
翌8日(火)、午前・午後と2部トレーニングを実施。午前は守備面に重点を置き、動きながらの質を徹底的にこだわり、Passingゲームから、10対10の紅白戦まで実施。午後は、攻撃面に重点を置き、狭いエリアを3つに分けて、6対6+フリーマンでエリアそれぞれの侵入制限を設け、ゴールまでの崩しを徹底させました。最後は、内田ロールモデルコーチも加わり、激しい攻防のハーフコートでの紅白戦を実施し、さすがの連係面を見せる場面が多く、充実した2日間を締めくくりました。翌9日(水)もトレーニングを重ね、最終日10日(木)の午前中に全日本大学選抜とトレーニングマッチを再び実施して、今回のトレーニングキャンプを打ち上げます。
選手コメント
GK 北原一樹 選手(立命館大)
U-16日本代表以来の招集で驚きましたが、今回わずかな大学生で、唯一の関西大学リーグからの招集で、U-20日本代表トレーニングキャンプに呼ばれて嬉しさと共に、周りがJリーガーというのに緊張しました。自分がプロ選手を目指す以上、ここでプレーできることに感謝し、チームに還元したいと思います。ここまでトレーニングキャンプで感じたことは、プレースピードの速さが所属チームとはあまりにも違うと感じました。自分はビルドアップを武器にしたいと考えているからこそ、このトレーニングキャンプで周りのプロ相手に堂々と渡り合い、コミュニケーションも活発に通じるようになりたいです。最終日の相手は、全日本大学選抜なので非常に楽しみですし、試合に向けて自分の持ち味を存分に出せるよう残りのトレーニングを頑張っていきたいです。
DF 大嶽拓馬 選手(柏レイソル)
U-20日本代表トレーニングキャンプに招集され、嬉しく思います。まずコロナ禍で厳しい状況の中、代表の活動ができていることに感謝しています。初招集で、レベルの高い同世代の選手達とプレーし、日々多くのことを吸収してとても良い時間を過ごしています。影山雅永監督から、これから先のAFC U-23選手権やパリオリンピックの話をしていただきましたが、今まであまり意識していなかったことで少し衝撃でした。自分にもチャンスがあると思うので、そこを意識して所属チームでもしっかりやっていきたいと思います。トレーニングでは全員が攻守に渡り、プレーの質を高めることを意識し、インテンシティの高いトレーニングができていると思います。明後日の全日本大学選抜との試合では、3日間チームでやってきたことを、いかに試合で発揮できるか、求められているものをピッチで表現し、全員で勝利したいと思います。個人としても自分の持っている力を存分にアピールして、チームの勝利に貢献したいと思います。
MF 櫻井辰徳 選手(ヴィッセル神戸)
U-20日本代表に初めて招集され、コロナ禍の中、こうして代表活動を無事に開催されていることは様々な方々の支えがあってこその活動だと思うので、とても感謝しています。初対面の人が多く、しかもほとんどが一つ上の選手の中で、いろんな選手とコミュニケーションを取り、少しずつ連係が取れてきていると思うので、良い雰囲気でトレーニングに励むことができていると思います。その中でも自分の得意とするパスの部分はやれていると思うし、また影山雅永監督が求めていることも少しずつではありますが、理解して行動できるようになってきていると思います。最終日には全日本大学選抜との試合があり、チームが勝つことが大切なので、残りの期間でもっとコミュニケーションを取り、良い連係を作っていき、チーム全員で勝利を勝ち取ると共に、自分の良さを思う存分に発揮して、良い形でこのトレーニングキャンプを終えられるように、残りの期間を大事に全力でやっていきたいと思います。
MF 松村優太 選手(鹿島アントラーズ)
U-20日本代表に選ばれて非常に嬉しく思います。昨年U-19日本代表としてFIFA U-20ワールドカップという目の前の大きな目標が無くなった中で、3年後のパリオリンピックに向けて再スタートを切る意味でも実りあるものにしたいと思っています。久しぶりの日本代表活動で、同学年の選手とすることは刺激にもなりますし、やはりレベルの高いところだなというのを再認識しました。その中で、前回招集された代表活動の時よりも成長したことを存分に発揮して、また新たな課題と向き合えるような活動にしたいと思っています。明後日には全日本大学選抜との試合がありますが、1人のプロ選手として、代表選手として、違いを見せてチームとしても個人としても結果にこだわり勝利につなげたいと思います。
FW 河野孝汰 選手(レノファ山口FC)
まずは今回U-20日本代表トレーニングキャンプに招集して頂き大変嬉しく思います。コロナ禍で様々なことが難しい状況の中たくさんの方々の支えにより活動できていることに感謝しています。活動をスタートして、初めてプレーする選手が多かったので、まずは自分がどういうプレーをするのかを知ってもらうこともそうですし、仲間の特徴をしっかり認識するためにコミュニケーションを積極的にとるように意識しました。レベルの高い選手が多い中で、通用する部分もありましたが、もっと一つ一つのプレーにこだわってやらないといけないなと感じました。一つのパス、シュート、全て自分の意識次第で差が出てくると思うので日々高いレベルを意識してトレーニングに取り組みたいです。影山雅永監督からも所属チームで試合に絡めてない中でもこのトレーニングキャンプを機にこれからの自分を変えていってほしいという話が初日にあったので、最終日には全日本大学選抜との試合がありますが、チームとして勝つことはもちろん個人としてはゴールやアシストといった得点に絡んでいけるようにしたいです。この世代はAFC Uー23選手権やパリオリンピック世代でもあるので世界を意識してそこにくいこんでいけるように結果を残したいです。
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