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U-21日本代表 2試合連続完封でパレスチナを下し、8強進出

2014年09月26日

U-21日本代表 2試合連続完封でパレスチナを下し、8強進出

第17回アジア競技大会(2014/仁川) 男子サッカー ノックアウトステージ ラウンド16
2014年9月25日(木)  キックオフ17:00  試合時間90分
華城競技場(韓国/華城)

U-21日本代表 4-0 (前半2-0、後半2-0) U-23パレスチナ代表

得点
17分 遠藤航(U-21日本代表)
27分 鈴木武蔵(U-21日本代表)
75分 荒野拓馬(U-21日本代表)
82分 原川力(U-21日本代表)

スターティングメンバー
GK:牲川歩見
DF:室屋成、岩波拓也、植田直通、秋野央樹
MF:大島僚太、遠藤航、原川力
FW:野津田岳人、鈴木武蔵、中島翔哉

サブメンバー
GK:ポープ・ウィリアム
DF:西野貴治、山中亮輔
MF:金森健志、矢島慎也、喜田拓也、吉野恭平
FW:荒野拓馬

63分 大島僚太 → 矢島慎也
74分 鈴木武蔵 → 荒野拓馬
85分 野津田岳人 → 吉野恭平

マッチレポート

他競技に先立って14日から開催されているアジア競技大会 男子サッカーもグループステージが終わり、この日からノックアウトステージに突入。いよいよここからは本当に負けられない戦いが続きます。

大会連覇を目指すU-21日本代表は25日、グループCを1位で突破したU-23パレスチナ代表とラウンド16で対戦しました。
試合は前回のネパール戦と同じく、パレスチナも日本の攻撃を警戒してか、立ち上がりから自陣に張りついて守るものの、プレッシャーはさほどかけてこず、相手陣内で日本がパスをまわして隙をうかがいます。
17分、左サイドで遠藤航選手が鈴木武蔵選手とのワンツーでリターンをもらうと、ダイレクトでシュート。右足でしっかりとコントロールされたボールがゴール右上隅に決まり、日本が先制します。
日本はさらに27分、原川力選手の右クロスを鈴木選手が頭で合わせ2-0とし、前半は2点リードで折り返します。

後半に入り、パレスチナがややボールを持つ場面が増えますが、日本は岩波、植田のセンターバックを中心に危ない場面は作らせずに試合をコントロールします。一方で追加点をなかなか奪うことができないまま、時間が進みます。
そんなこう着状態を打破すべく、手倉森監督は鈴木選手に代えて、荒野拓馬選手を投入します。
するとその交代策がいきなり当たります。交代1分後の75分、遠藤からのロングパスで相手DFの裏にフリーで抜け出した荒野選手がシュートを決めて3-0。欲しかった追加点がようやく入ります。
交代で投入したばかりの荒野選手によるゴールで、再び活気が戻った日本は82分、ゴール前で野津田岳人選手がフリーで抜け出しシュートするも飛び出したGKがブロック。しかしそのこぼれ球を詰めていた原川選手が無人のゴールに入れて、だめ押しとも言える4点目が入り、試合はこのまま4-0で終了。

日本は2試合続けての4ゴール、しかも無失点の快勝で、28日の準々決勝に駒を進めました。

そして、この後行われた韓国対香港戦で韓国が3-0で勝利し、次戦はライバル韓国との決戦となりました。

この韓国との一戦のTV放送ですが、以下の内容で予定しています。

◆サッカー男子 テレビ放送予定

9月28日(日)16:50~18:55 準々決勝 対U-23韓国代表 NHK BS1(生中継)
※延伸のとき、6:55以降は102chで放送継続
※放送予定は、他競技の状況等により急きょ変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
ノックアウトステージに進むにあたって、「ここからは一戦一戦を決勝戦のつもりで戦おう。そして、守備はしっかりと守って無失点で抑える、攻撃は勇敢にプレーする」と、いうことを選手に話しました。
前半は2点取れて、3点目が入るまでに時間がかかりましたが、相手をゼロに抑えたまま時間を進めて、結果無失点で抑えることができたことは良かったです。
次のラウンドに進めたので、もう次の準備に取りかからないといけないという気持ちになっています。

(韓国戦について)この大会で韓国とぜひやりたいと思っていました。
相手の地元での対戦でより成長が加速すると思っていますので、まずはその試合を楽しみにしたいです。
韓国からはこの大会にかける意気込みというものを感じるので、まずは戦術の前に気持ちを整えてあげなければならないなと思います。全員守備・全員攻撃でしっかりとゲームをコントロールしながら進められたらいいなと思います。

遠藤航 選手(湘南ベルマーレ)
試合への入り方は、しっかり入ろうということで、チーム全体としても結構いい対応ができたと思います。
自分が先制点を取ったのですが、チャンスもしっかりと作ることができました。
後半も、2点差というのは危ない点差だから、しっかりと試合に入ろうとしました。最後は2点取って勝てたので、結果としてはすごく満足しています。
(韓国戦について)おそらく向こうもすごくプレッシャーがかかると思うので、僕らは落ち着いて、今日のようなプレーをさらによりいっそう高めて、勝てるよう頑張りたいと思います。
アウェイの雰囲気もいい意味で捉えて、そのプレッシャーを楽しむぐらいの気持ちでプレーして、勝てればいいなと思います。

原川力 選手(愛媛FC)
思ったよりパレスチナがプレッシャーにこなかったので、それは予想外でした。ある程度ボールに触れることができたので、やりやすさはありました。
(3点目を取るのに時間がかかったことについて)サッカーは2点差が一番危ないと言いますし、やっているピッチの中では早く3点目が欲しかったのですが、(荒野)拓馬が点を取ってくれて、チームとしても大きかったし、これで勝利を決定づけることができたので助かりました。
(自身のゴールについて)いわゆる「ごっちゃんゴール」でした。本当は(中島)翔哉からパスが欲しかったのですが(中島選手は野津田選手にパス)、その流れで走っていて、たまたまボールが転がってきました。
(準々決勝について)
実はずっとベスト8で、U-19の時(AFC U-19選手権2012)も今年1月(AFC U-22選手権)も負けているので、もしこのベスト8というのを超えたら、チームとしても自信になるし、勝ちきりたいです。

荒野拓馬 選手(コンサドーレ札幌)
(得点について)(遠藤選手から)いいボールがきて、落ち着いてしっかりと決めるだけでした。
監督から「しっかり前で起点を作って、自分で行ける時は行け」と言われて、それをしっかりできるように心がけていたので、ゴールという形で終われたのは良かったです。
(次戦の韓国は)ホームということでいい状態で日本戦に臨んでくると思います。僕たちもチーム一丸となって戦えば勝てると思うので、頑張りたいです。

 

U-21日本代表 マッチスケジュール

9月14日(日) 4-1 対 クウェート Incheon Football Stadium
9月17日(水) 1-3 対 イラク Goyang Stadium
9月21日(日) 4-0 対 ネパール Goyang Stadium
9月25日(木) 4-0 対 パレスチナ Hwaseong Sports Complex Main Stadium
9月28日(日) 17:00 準々決勝 対 韓国 Munhak Stadium
9月30日(火) 17:00/20:00 準決勝 Incheon Football Stadium/Munhak Stadium
10月2日(木) 20:00 決勝 Munhak Stadium

第17回アジア競技大会(2014/仁川)大会組合せ

グループA 韓国、マレーシア、サウジアラビア、ラオス
グループB ウズベキスタン、香港、バングラデシュ、アフガニスタン
グループC オマーン、パレスチナ、シンガポール、タジキスタン
グループD 日本、クウェート、イラク、ネパール
グループE タイ、モルジブ、東ティモール、インドネシア
グループF 朝鮮民主主義人民共和国、中国、パキスタン
グループG UAE、インド、ヨルダン
グループH イラン、ベトナム、キルギス
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