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U-22日本代表、ゴールが遠くメキシコとスコアレスドロー ~U-22日本代表 北中米遠征
2019年09月07日
U-22日本代表は6日(金)、メキシコのセラヤ市にあるミゲル・アレマン・バルデス・スタジアムでU-22メキシコ代表と対戦しました。相手に押し込まれながらも90分間を通してアグレッシブに戦いましたが、最後までゴールを奪えずにスコアレスドローで終えました。
北中米遠征で指揮を執っている横内昭展監督代行は、GKに大迫敬介選手、ディフェンスラインに岩田智輝選手、立田悠悟選手、町田浩樹選手、中盤の底に齊藤未月選手、田中碧選手、サイドには右に長沼洋一選手、左に杉岡大暉選手を配置。シャドーに渡辺皓太選手、安部裕葵選手を並べ、トップには上田綺世選手を起用しました。
約13,000人のメキシコサポーターがスタジアムに詰めかけ、アウェイムードの中でスタートした試合は、メキシコペースで試合が推移します。日本は立ち上がりから相手のプレッシャーを受けると、なかなかボールを前に運ぶことができず、バックラインや中盤でミスが散見。ショートカウンターや一本のロングボールからチャンスを作られてしまいます。14分には大迫選手のミスからピンチを招いてしまいましたが、相手のミスに助けられて難を逃れました。
劣勢だった日本も徐々にチャンスを作っていきます。15分に杉岡選手のパスに抜け出した上田選手がシュートを放てば、20分には田中選手が遠目の距離からミドルシュートを狙います。どちらもゴールネットを揺らすことはできませんでしたが、拮抗した展開に戻して前半をスコアレスで折り返しました。
後半はより勢いを持って入ってきたメキシコが再びペースを握ります。それでも日本は立田選手や町田選手を中心としたディフェンス陣が集中した守備を披露。相手のシュートに対して体を張った守備でゴールを許しません。すると、日本はカウンターからチャンスを創出。途中出場の遠藤渓太選手が積極的にシュートを狙い、ゴールに迫りました。
しかし、遠藤選手がアディショナルタイムに迎えたチャンスは、相手GKの好セーブに阻まれてしまい、先制点を奪うことができません。そして、そのまま互いに攻め合う中で試合が終わってしまい、ゴールを奪うことができずにスコアレスドローとなりました。
横内昭展監督代行は「90分通してはしっかり我慢して自分たちの良いところを少しは出せたかなと思っています」と語り、連日の雨に影響されたピッチ状況や標高の高さなど、苦しい環境の中でもドローに終えた選手たちを労いました。
U-22日本代表は翌日にアメリカへ飛び、中2日の日程で9日(月)にU-22アメリカ代表と対戦します。
監督・選手コメント
横内昭展 監督代行
メキシコはトゥーロン国際大会で対戦した相手でしたので、ある程度の情報はありました。メキシコのストロングポイントを抑えながら、自分たちの良さを出していこうというゲームプランでした。試合までの短い期間、高地での試合とコンディションはきつかったと思いますが、選手たちはよく走って戦ってくれたと思います。隙を与えればやられるとわかっているなかで、必死に対応していました。それでも、クロスを入れられた際の対応など改善点がまだまだあります。メキシコは失点が少ないチームですが、こじあけるためのクオリティも出せませんでした。うまくいかない時間帯も長く、圧力を掛けられて、自分たちのミスから失点してもおかしくないシーンもありました。ただ、ミスはあっても、自分たちがやろうとするスタイルにトライしたからこその(姿勢は)評価したいと思います。
GK #12 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
スタジアムの雰囲気やグラウンドの状況に慣れるまでに少し時間がかかりましたし、前半の入りのところで少し不安定な部分が出たのは自分の課題です。ピッチコンディションが悪ければ割り切る選択肢もあると思うので、そういう選択肢を持った中で最初からプレーすべきだったと思います。今日勝てなかったぶん、次のアメリカ戦は絶対に勝ちたいし、内容も結果も良くなって今回の遠征を終われたいと思います。
MF #5 杉岡大輝 選手(湘南ベルマーレ)
アウェーの地で最初は受け身になってしまいましたが、失点せずに、徐々に自分たちのペースに持ち込めたのは良かったです。ただ勝ちたかったですし、アシストや得点の部分で結果を残せなかったのは悔しいです。アタッカーである以上、そこは求められていることですし、フリーの状況もあったので(クロスを)合わせなくてはいけませんでした。代表でキャプテンマークを巻いてプレーできるのは幸せなことです。巻いた以上は責任があると思うので、その責任をしっかり果たそうとしました。内容は良くなってきているので、アメリカ戦では結果にこだわりたいです。
MF #10 安部裕葵 選手(FCバルセロナ/スペイン)
(U-22日本代表初招集のために)どういうサッカーか、細かい部分に関しては周りの考えを感じながら、自分の考えも見せていければいいと思っています。メキシコの圧力はすごかったですが、チーム全体で前から思い切り守備にいくと相手は嫌がっていたので、そこから相手の強度が落ちて自分たちのペースになりかけました。でも、僕もシュートは打てなかったですし、ゴールまであまり行けなかった。得点が欲しかったです。
スケジュール
9月3日(火) | AM/PM | トレーニング |
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9月4日(水) | 1-0 | 練習試合 対 FCセラヤ |
9月5日(木) | PM | 公式練習 |
9月6日(金) | 0-0 | 国際親善試合 対 U-22メキシコ代表 (セラヤ/Estadio Miguel Aleman) |
9月8日(日) | PM | トレーニング |
9月9日(月) | 16:00 | 国際親善試合 対 U-22アメリカ代表 |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※アメリカとの親善試合は、会場の都合により一般の方はお入りいただけません。
国際親善試合 ~北中米遠征~
日程:2019年9月2日(月)~2019年9月11日(水)
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