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U-22日本代表、3連勝で予選突破~AFC U-23選手権タイ2020予選~
2019年03月27日
U-22日本代表は26日(火)、AFC U-23選手権タイ2020予選の第3戦で地元ミャンマーと対戦し、7-0で勝利を収めました。
先発メンバーはGK小島亨介選手(大分トリニータ)、最終ラインに原輝綺選手(サガン鳥栖)、立田悠悟選手(清水エスパルス)、町田浩樹選手(鹿島アントラーズ)、中盤の底に松本泰志選手(サンフレッチェ広島)、中山雄太選手(PECズヴォレ)、右サイドに藤谷壮選手(ヴィッセル神戸)、左サイドに杉岡大暉選手(湘南ベルマーレ)、そして1トップ2シャドーに前田大然選手(松本山雅FC)、三好康児選手(横浜F・マリノス)、岩崎悠人選手(北海道コンサドーレ札幌)が入りました。
試合は守りを固めてくる相手に苦しんだこれまでの2戦とは異なる展開となりました。「ミャンマーはボールを保持する意識も高く、非常に攻撃的なチーム」と横内昭展監督代行が語っていたように、攻撃に人数をかけてディフェンスラインも高く押し上げてくる相手との攻め合いになります。その中で「立ち上がりから積極的に行こうと話していた」(松本選手)という日本が、先手を取っていく形となりました。
最初のチャンスこそオフサイドで惜しくもノーゴールとなってしまいましたが、7分に早くも日本が先制点を奪い取ります。相手GKからのキックを三好選手がインターセプトして前田選手へパスを送ると、受けた前田選手はGKの位置を冷静に確認してのシュートを流し込みます。さらに続く9分、中山選手のロングパスから高いラインの裏へと抜け出した前田選手が再びゴール。先制直後にリードを広げる理想的な流れで日本が試合の主導権を握ります。
ここまで現地の厳しい暑熱に苦しめられてきた日本ですが、この日は初めてのナイトゲーム。「動きやすかった」と前田選手が率直に語ったように、本来の運動量豊富に戦うスタイルを出し切る形で、その後もペースを落とすことなく畳み掛けます。18分には三好選手のスルーパスから岩崎選手が、38分にはCKの流れから中山選手が、そして44分には前田選手がハットトリックとなるシュートを突き刺し、前半だけで5-0と大量リードを奪い取りました。
後半は大量リードを奪われながらも大観衆に押されて戦う姿勢を崩さないミャンマーの逆襲を受ける時間帯もあり、65分にはゴールバー直撃のシュートを浴びるなどピンチもありましたが、DF陣も体を張って対応。逆に69分には岩崎選手がクロスボールを胸トラップからの右足ボレーで突き刺し、さらに79分には久保選手のスルーパスから中山選手がゴール。7-0と差を広げ、3連勝でIグループ首位となり、AFC U-23選手権タイ2020出場を決めました。
試合後、横内昭展監督代行は「引き分けでも予選突破となる状況でしたが、勝ちにこだわって戦おうと選手を送り出しました。ミャンマーは素晴らしいチームで、決して点差ほどの差はありませんでした。難しい試合だったと思いますが、選手たちが勝利への思いをぶつけてくれました」と総括。来年1月にタイで行われるAFC U-23選手権本大会は、日本以外のチームにとっては五輪最終予選となり、東京オリンピック2020へ向けた貴重な実戦経験の場となります。
他グループでも、予選の全日程が終了。韓国、ベトナム、前回王者のウズベキスタンなどが大会出場を決めています。
監督・選手コメント
横内昭展 監督代行
「この試合に向けて、自分たちの戦い方をもう一度確認して臨みました。それほど点差の開くゲームになるとは思っていませんでしたし、そういう意味で言うと、この点差は本当に90分間、我々がやろうとしていることを選手たちがやってくれた成果だと思います。(中1日での3連戦は)口で言うほど簡単ではありませんでした。この3戦、中1日でこの気温。選手もスタッフも、コンディションを上げる、整えるという部分で本当に努力してくれました。そこには感謝しかありません。1月の本大会はここからさらに決勝トーナメントの戦いが入ってくるわけで、よりタフな大会になります。そこへの挑戦権を得られたことは非常に良かったと思います。
MF #3 中山雄太 選手(PECズヴォレ/オランダ)
中1日というすごく過密な日程の中で、全員の力で3戦3勝を取れましたし、1戦目、2戦目で出た課題を3戦目で少し改善できていました。(自身の2点目は)久保選手の声が最初にかかっていたので、彼ならパスが出てくるだろうと思って信じて走ったら最高のボールが出てきました。(後半は少し難しい流れだったが)僕らは得点を取っていて、そうなると相手は取りに来なければいけなくなり、ガンガン来ることになります。そこでどう試合を運んでいくかについてはまだまだ自分も学ばなければいけない点だと思いますし、チーム全体としてもどう試合を運んでいくか、もっと共有していかないといけないと思いました。
FW #7 前田大然 選手(松本山雅FC)
勝てて良かったですし、プロになってからハットトリックは初めてなので、うれしいです。ミャンマーのディフェンスラインが高かったので、どんどん背後を狙っていこうと思っていました。三好選手は本当にこちらが動き出したら出てくるので、常に三好選手が持ったときは裏を狙っていました。GKに守備でプレッシャーをかけることも意識していました。相手の焦りを誘えればと思って日本でもやっていることですが、国際試合で対戦するGKは僕のことを知らないので、余計に驚いてくれる。そういう意味でも自分の良さを出せたと思います。どんな悪い試合をしようとも3連勝して帰るというのはチームの目標だったのでそれを達成できたのは良かったです。
スケジュール
AFC U-23選手権タイ2020予選 | ||
---|---|---|
3月22日(金) | 8-0 | 第1戦 vs マカオ(ヤンゴン/Thuwanna Stadium) |
3月23日(土) | AM | トレーニング |
3月24日(日) | 6-0 | 第2戦 vs 東ティモール(ヤンゴン/Thuwunna Stadium) |
3月25日(月) | AM | トレーニング |
3月26日(火) | 7-0 | 第3戦 vs ミャンマー(ヤンゴン/Thuwunna Stadium) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
AFC U-23選手権タイ2020予選
大会期間:2019年3月22日(金)~2019年3月26日(火)
大会会場:Thuwunna Stadium
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