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【キリンチャレンジカップ2021プレビュー】ステップアップを続けるホンジュラスと本大会を想定しての一戦~キリンチャレンジカップ2021(7/12@大阪)
2021年07月10日
U-24日本代表は7月12日(月)、大阪/ヨドコウ桜スタジアムで開催されるキリンチャレンジカップ2021でU-24ホンジュラス代表と対戦する。
勢いに乗る中南米の競合 最終予選2位で本大会へ
東京オリンピックに臨むメンバーを6月22日(火)に発表したU-24日本代表は、いよいよ総仕上げの段階に入る。その腕試しとして、まず7月12日(月)に大阪府のヨドコウ桜スタジアムで対戦するのが、北中米カリブ海最終予選を2位で勝ち抜いて東京大会に参加するU-24ホンジュラス代表だ。
オリンピックは4大会連続5度目の出場。2012年のロンドン大会では同国史上初のグループステージ突破で8強入りを果たした。前回の2016年リオデジャネイロ大会は準々決勝で韓国を破り準決勝へ進出、3位決定戦で敗れるも4位の好成績を収めた。大会ごとのステップアップで、ホンジュラス国民の今大会への期待はいやが上にも高まる。
日本の約3分の1の国土に960万人ほどが暮らす国を代表して参加するチームは、どのような相手に対しても、一歩も引かない気持ちの強さがある。その裏付けとなっているのが確かな技術。最終予選開始前にはウルグアイ人のミゲル・ファレロ監督が「ボールを保持してアグレッシブにプレーし、相手を疲れさせる」と語っていた。決勝では地域の雄であるメキシコ相手に、MFエドウィン・ロドリゲス(オリンピア)の鮮やかなミドルシュートで先制。追い付かれてPK戦で涙をのんだものの、監督の言葉通り果敢に真っ向勝負を挑んだ。
決戦モードの相手に積み上げを披露できるか
来日する22人のうち、国内リーグで最多優勝を誇るオリンピアの選手が8人を占める。国外クラブ所属は、代表歴のあるMFリゴベルト・リバス(レッジーナ/イタリア・セリエB)やDFデニル・マルドナド(エベルトン/チリ)など5人。オーバーエイジでは、FWホルヘ・ベングチェ(オリンピア)、MFブライアン・モジャ(プリメイロ・デ・アゴスト/アンゴラ)という、これもホンジュラス代表経験を持つ2人が加わった。
本大会ではグループBでルーマニア、ニュージーランド、そして韓国と戦う。ホンジュラスにしてみれば、日本戦は韓国を想定して、なかなか対戦することがない東アジアのサッカーに触れる願ってもない機会。さらには共に準々決勝に進出すれば、日本と顔を合わせる可能性もあるだけに、おろそかにはできない。
このような決戦モードの強豪に対して、日本はこれまで積み上げてきたものをどれだけ披露できるかが、本番を見据えたこの一戦のポイントになる。6月のU-24ガーナ代表戦、ジャマイカ代表戦では2試合を通じて1本のシュートしか許さないなど、完勝といえる内容でそれぞれ6-0、4-0と勝利した。相手を上回るポゼッション、素早い攻守の切り替えといった持ち味に磨きをかけ、最後まで細部にこだわり集中を緩めないという日本サッカーの良さを発揮しながら、本大会へ弾みをつけたい。
2021年7月12日(月) 19:30 キックオフ(予定)vs U-24ホンジュラス代表
会場:大阪/ヨドコウ桜スタジアム
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