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ニュース

ユニバーシアード日本代表、日韓戦を制して準決勝へ!

2019年07月11日

ユニバーシアード日本代表、日韓戦を制して準決勝へ!

ユニバーシアード日本代表は7月9日(火)、準々決勝で韓国と対戦しました。3月に行われた『DENSO CUP SOCCER 日韓(韓日)大学定期戦』では延長戦の末、韓国に敗れているだけに選手たちは「同じ相手に2度負けるわけにはいかない」(旗手怜央選手)という強い気持ちで試合に臨みました。

試合は立ち上がりから日本が主導権を握り、三笘薫選手、紺野和也選手を中心としたサイドからの突破で、たびたびチャンスを作ります。一方の韓国は守りを固めて日本の攻撃を跳ね返し、カウンターからゴールを狙います。23分には、森下龍矢選手、三笘薫選手とつないで旗手選手がシュートを放ちますが、これはGKに防がれてゴールならず。40分の紺野選手の右サイドからのシュートもバーの上を越してしまいます。前半終了間際には、旗手選手の振り向きざまのシュートが会場を沸かせましたが、わずかにゴール左に逸れて得点にはつながらず、スコアレスのまま前半は終了します。

後半に入ると少しずつ韓国がボールを奪い、日本が守備に回る場面も増えてきました。しかし「後半、相手が前からくるのはわかっていた」(旗手選手)という日本は冷静にこれに対応。中盤からパスをつないで、チャンスを作ります。そんな中、三笘選手、上田綺世選手がゴールを決めますが、いずれもオフサイドでノーゴールになってしまいます。78分には三笘選手、旗手選手、山本悠樹選手の3人のコンビネーションでゴール前を崩すも、三笘選手のシュートはゴール右外に。チャンスを多くつくりながらも、どうしてもゴールを割ることができません。

しかしその1分後の79分、再び山本選手、三笘選手とパスがつながり、ボールはゴール前の旗手選手へ。角度のない位置でしたがニアに押し込み、日本が待望の先制点を奪います。ゴール後、3試合連続出場で疲れの見え始めた旗手選手は小柏剛選手と交代します。ピッチに送り出された小柏選手は、得意のスピードで韓国守備陣を翻弄。87分にはゴール前に抜け出すと、三笘選手からのパスをそのままゴールに突き刺し、2-0とリードを広げます。試合はそのままタイムアップ。日韓戦らしいタフな試合となりましたが終盤に2得点を挙げた日本が完封勝利で春のリベンジを果たし、準決勝へと駒を進めました。

準決勝は7月11日(木)、現地時間21:00キックオフ予定。日本は開催国のイタリアと対戦します。

監督・選手コメント

松本直也 監督(桃山学院大)
本当によくやってくれました。日韓戦は戦術以上の、局面での戦いが勝負を決めるのですが、そこで負けていなかった。前半から集中して全員で守備をし、何度もチャンスを作れていました。本当はもう少し早い時間帯に点が入っていたら楽な試合になっていたとは思いますが、そこはやはり日韓戦ですから、難しいところもありました。旗手選手が3試合目ということでだいぶ疲れてきて、ベンチも交代の準備をしていたのですが、最後の最後に仕事をしてくれた。さすがキャプテンだと思いました。サブのメンバーも短い時間ながらしっかりと結果を出してくれた。小柏選手の2点目は大きかったです。韓国に勝ち、開催国のイタリアに勝って優勝するというのは、当初から描いていたシナリオです。そのとおりに進んでいるので、あとはしっかりと全員で準備して、準決勝のイタリア戦に臨みたいと思います。

MF #7 三笘薫 選手(筑波大学)
タフな試合でしたが、勝つことが大事だったので僅差でも勝ててよかったです。日韓戦は球際で負けないことと、相手のセットプレーが脅威だったので、セットプレーを与えないことに注意しました。少しファウルが多くなってしまったのは反省点ですが、自分たちプレーをしっかりとぶらさずにできたので、そこは評価できると思います。旗手選手の動きはいつも見ているし、ゴールシーンのときには彼が斜めにくるのはわかっていました。彼があの難しい位置から決めてくれたのに感謝しています。前回大会では優勝を経験していますが、今回も優勝がノルマだと思っています。前回のチームやその雰囲気を知っている自分と旗手選手は、そういうところでチームを引っ張っていく役を担っていると思うので、がんばりたいと思います。

FW #10 旗手怜央 選手(順天堂大学)
韓国もゴール前で体を張っていたので、簡単には点は入らないだろうな、とは思っていました。けれどチーム全体がしっかり我慢をして、チャンスが増えてきた中で決められたのは本当に大きいと思います。ゴールシーンは、三笘選手からパスがきたときはほとんどコースがなかったのですが、ニアの上のほうに蹴れば相手が取れないかな、と思って気持ちで押し込みました。小柏選手が交代の準備をしているのは見えていて、たぶん下がるのは自分だとわかっていたので、最後の最後に点を決めてやろうとは思っていました。それが形になってよかった。次は開催国のイタリアが相手でアウェー状態だとは思いますが、自分たちのサッカーをして勝ちたいと思います。

FW #13 小柏剛 選手(明治大学)
ワンチャンスはあると思っていました。ボールが自分のところにきたときは、すぐにゴールを見て振り抜きました。それが得点につながってよかったです。準決勝のイタリア戦でもどんどんシュートを打って、自分の得点でチームの勝利に貢献したいです。

スケジュール

第30回 ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)
7月5日(金) 3-0 グループリーグ 第1戦 対アルゼンチン代表
(Stadio S.FRANCESCO)
7月7日(日) 4-1 グループリーグ 第2戦 対ロシア代表
(San Mauro Stadium)
7月9日(火) 2-0 準々決勝 対韓国代表
Stadio S.FRANCESCO
7月11日(木) 21:00 準決勝 対イタリア代表
(Arechi Stadium)
7月13日(土) TBC 決勝

※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第30回 ユニバーシアード競技大会(2019/ナポリ)

大会期間:2019/7/3(水)~2019/7/14(日)

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