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なでしこジャパン 最終予選進出を懸けたベトナム戦へ向け最終調整

2023年11月01日

なでしこジャパン 最終予選進出を懸けたベトナム戦へ向け最終調整

なでしこジャパン(日本女子代表)は10月31日(火)、翌日に控えた女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選の最終戦に向け、タシケントで最終調整を行いました。

前日の30日(月)は冒頭に全員でのボール回しを行った後、リカバリーを中心とする選手と通常のトレーニングを行う選手の2グループに分かれ練習に取り組みました。リカバリーグループは負荷をコントロールしながらボールワークで汗を流し、トレーニング組はパス&コントロールや中央からとサイドからのシュート練習などで身体に刺激を入れ、約60分間のトレーニングは終了しました。前日練習はステップワークを中心としたウォーミングアップを行った後、15分以降は非公開で戦術的な確認を行い、オリンピック最終予選進出を懸けたベトナム戦に向けて試合前の最後の調整を完了しました。

日本は引き分け以上でグループCの1位が決定し、2024年2月にホーム&アウェイで実施される最終予選の進出が決まります。同日にグループA、グループBの1位も確定し、加えて各グループ2位のうち成績最上位のチームと共に4チームで来夏のオリンピックへの出場権2枠を争います。いずれのグループの2位チームが勝ち上がるかによって最終予選での組み合わせが決定しますが、日本は着実に勝点3を積み上げグループCの1位突破を目指します。試合は日本時間の19:00キックオフ、NHK BS1で生中継を予定しています。

選手コメント

GK #1 山下杏也加 選手(INAC神戸レオネッサ)
今回の予選では、1試合目も2試合目も一度ピンチがありました。個人的に1試合目を見て、2試合目では出場したら相手のシュートは打たせずに終わりたいと思っていたので、もったいなかったなと思います。事前に分析の情報は入ってきていますが、相手のプレーは実際にピッチに入ったら変わることもあります。そういう中で、ウズベキスタン戦は最初に相手のカウンターを許してしまったので、そこは自分たちの反省するべき部分だと思います。相手のレベルがより高ければ、失点をしていた場面でした。それでもインド戦でなかなか2点目を挙げられなかったところが、ウズベキスタン戦では早いうちに追加点が取れたので、そこは良かったところです。

MF #4 熊谷紗希 選手(ASローマ/イタリア)
ウズベキスタン戦は難しい試合になりましたが、自分たちがパリオリンピックに行くための、自分たちにとっての一つの戦い方だったのは間違いないと思います。みんなでチームのためにやったということに尽きますし、試合を見てくれている人たちを考えると難しい気持ちはありましたが、自分たちは本当に今、まずはパリに行くことが全てかなと思っています。こういう戦い方もあるんだという経験にもなったと思います。監督も自分たちに迷いなくプレーさせてくれましたし、もちろん目の前の試合も大切ですが、この1試合だけで物事が決まるという状況でもありません。ベトナム戦に向けては、ゴールに飢えている、攻撃に飢えている選手ばかりなので、その思いを爆発させる場になっていくと思います。

MF #6 杉田妃和 選手(ポートランド・ソーンズFC/アメリカ)
パリへの切符を取るために、このアジア2次予選の試合でもその先を見据えて1試合、1試合を戦うことが大事だと思います。今回の予選と、この後予定されている活動で、色々な対戦相手がいる中でも最大限トライすることがこの先の戦いに向けて大切になりますし、みんなで心がけていきたいと思います。チームとして新しいものを創り出していくためにも、周囲の想像にないようなプレーを自分を含めて一人ひとりが出していくことも大事だと思いますし、いまだからこそできるチャレンジもあると思います。自分であればゲームの流れを読んでプレーするところを良さとして持っていますが、逆に自分主導でアクションを起こしていくような動きもあって良いと思っているので、塩梅を考えながらトライしたいです。

女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選

大会期間:2023年10月26日(木)~11月1日(水)
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