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ニュース

U-16日本代表 チリ遠征「COPA UC 2016」初戦引き分けスタート

2016年12月15日

U-16日本代表 チリ遠征「COPA UC 2016」初戦引き分けスタート

COPA UC 2016 U-16日本代表 vs U-17ウニベルシダ・カトリカ
2016年12月14日(水) キックオフ時間 21:10(現地時間) 試合時間70分(35分×2本)
Estadio San Carlos de Apoquindo(チリ・サンティアゴ)

U-16日本代表 1-1(前半0-0、後半1-1)U-17ウニベルシダ・カトリカ

得点
39分 失点(U-17ウニベルシダ・カトリカ)
54分 山田寛人(U-16日本代表)

スターティングメンバー
GK:谷晃生
DF:瀬古歩夢、菅原由勢、小林友希
MF:平川怜、井川空、喜田陽、東俊希、上月壮一郎、桂陸人
FW:山田寛人

サブメンバー
GK:大内一生
DF:松井蓮之、山口和樹
MF:椿直起、原尊、福岡慎平
FW:中村敬斗

交代
40分 上月壮一郎 → 中村敬斗
44分 井川空 → 福岡慎平
53分 桂陸人 → 椿直起

マッチレポート

「00ジャパン」ことU-16日本代表は14日(水)、チリ・サンティエゴで開幕した「COPA UC 2016」に出場し、初戦でU-17ウニベルシダ・カトリカと対戦、1‐1の引き分けで大会をスタートしました。

ウニベルシダ・カトリカは、育成年代の国内大会で何度も優勝している、チリを代表する強豪クラブです。大会レギュレーションにて、U-17年代で参加しています。

開会式の後にゲームは行われました。約800人の観客が見守り、日本人サポーターも大勢会場に駆けつける大変素晴らしい環境で試合は開始されました。

AFC U-16選手権インド2016の準決勝でU-16イラク代表に敗戦して以来の公式戦に臨む「00ジャパン」は、長距離移動の疲れも見せず積極的に前線から相手にプレスを掛けていきますが、さすがは昨年度育成年代国内大会を優勝したウニベルシダ・カトリカ。冷静にパスを回しながら、要所では激しい球際とフィジカルで日本の攻撃をかわし、日本にシュートチャンスを作らせません。徐々に試合の流れが相手に傾いていくと、13分にパスミスから相手にDFの背後へスルーパスを出され、決定機を作られますが、GK谷晃生選手が体を張って1対1のピンチを防ぎます。さらに20分には、相手が抜け出して至近距離からのシュートを放ちますが、再び谷選手が足で辛うじて防ぎ、先制点を与えません。日本もサイド攻撃から徐々にリズムを作っていきますが、精度を欠き前半は苦しみながらも0-0で終了します。

後半、日本は序盤から良い流れでゲームを進めていましたが、相手のロングボールの競り合いから一瞬のスキを突かれ、左サイド角度のないから強烈なシュートをゴール右上に叩き込まれ先制点を与えてしまいます。その後は、移動や時差の疲れが出てきたのかチャンスを掴むものの、なかなか決めきれず試合は進みます。相手に決定機を与えてしまう場面も見られますが谷選手やDF菅原由勢選手が体を張って2失点目を与えません。すると、55分、FW中村敬斗選手が中央でボールを受けると、見事なスルーパスに反応した山田寛人選手が巧みな個人技で相手DFを交わして、同点ゴールを奪います。その後は、疲れが見え始めた相手に対して、日本は攻勢に出ますが、決めきれず、惜しくも1-1で試合は終了しました。

明日行われる次戦は、U-16ペルー代表に1-0で勝利したU-16メキシコ代表との対戦となります。

*「00ジャパン」:2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

選手コメント

GK #1 谷晃生 選手(ガンバ大阪ユース)
日本国内やAFC U-16選手権インド2016で対戦した相手と異なり、1対1の局面に非常に激しく競り合うチームで、ボールを持たれる時間も多く我慢の時間が続きましたが、皆で集中して引き分けに持ち込めたことは良かったです。ただ、後半序盤の失点は味方とのコミュニケーション不足が原因で失点してしまいましたので、非常に反省しています。改めて判断の早さの大事さを痛感しました。この遠征は、チームにとっても個人にとっても南米強豪国と本気で真剣勝負ができ、非常に勉強になることが多いです。FIFA U-17ワールドカップインド2017で活躍する為にも、一つ一つのプレーを肌で感じ、相手のプレーの良さも学び、皆で成長していきたいです。優勝目指して、次戦も皆で勝ちにいきます。

DF #2 東俊希 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
昨日訪問したサンチャゴ日本人学校の生徒の皆様や現地日本人の方など、本当に大勢の方に来て頂き大変嬉しかったです。大事な初戦を勝利で飾れず悔しいですが、次戦も12時間後に、昼間の試合でタフな試合になると思いますのが、スタッフ・選手皆で勝ちにいきたいです。本日の試合は、前半パスミスや味方との連携不足で攻撃面を停滞させてしまった場面が多かったのですが、後半チーム全体で左右にボールを動かし、サイドを起点に多くのチャンスを作ることができました。残り4試合、日本では感じ取れないフィジカルの強さやスピードの早い相手に対して負けないようどのように対応するか、どのように味方と連携して攻守に繋げるか常に考えながらプレーしたいです。何よりチームの勝利の為に、攻守に貢献したいと思います。

FW #9 山田寛人 選手(セレッソ大阪U-18)
12時間の時差、21時からのキックオフ、日本ではあまり経験しない中での環境の中で、負けなかったことは良かったと思います。得点できたことは良かったですが、いくつも決定機がある中なので、気持ち切り替えて、毎回ゴールやアシストができるよう試合に臨みたいです。今日の試合だけでも、南米チームのタフさや巧さを肌で感じました。この経験を大事に、日々努力して、トレーニングして、毎試合頑張りたいです。

スケジュール

 COPA UC 2016
12月14日(水) 1-1 vs U-17ウニベルシダ・カトリカ(Estadio San Carlos de Apoquindo)
12月15日(木) 12:00 vs U-16メキシコ代表(Estadio San Carlos de Apoquindo)
12月16日(金) 12:00 vs U-16ペルー代表(Estadio San Carlos de Apoquindo)
12月17日(土) TBC 順位決定戦(Estadio San Carlos de Apoquindo)
12月18日(日) TBC 順位決定戦(Estadio San Carlos de Apoquindo)
12月19日(月) TBC トレーニング(TBC)

 ※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。 

COPA UC 2016
Aグループ:U-16チリ代表、U-16コロンビア代表、U-16パラグアイ代表、U-17CLUB CHIVAS(メキシコ)
Bグループ:U-16日本代表、U-16ペルー代表、U-16メキシコ代表、U-17UNIVERSIDAD CATOLICA(チリ)

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