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【Match Report】U-23フットサル日本代表 フランス代表との第1戦を4-3で勝利
2023年02月01日
国際親善試合
2023年1月31日(火) キックオフ時間20:00(現地時間) 試合時間40分(20分×2)
Centre Cultural et Sportif(フランス/サン=ブリス=スー=フォレ)
U-23フットサル日本代表 4-3(前半2-1、後半2-2) U-23フットサルフランス代表
得点
13分 原田快(U-23フットサル日本代表)
15分 毛利元亮(U-23フットサル日本代表)
20分 失点
21分 失点
31分 失点
37分 金澤空(U-23フットサル日本代表)
40分 毛利元亮(U-23フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:中澤航
FP:宮川泰生、金澤空、山中翔斗、毛利元亮
サブメンバー
GK:井戸孔晟
FP:橋本澪良、倉科亮佑、大澤雅士、山田凱斗、靏谷春人、原田快、大島旺洋、中島圭太
マッチレポート
U-23フットサル日本代表はヨーロッパの強豪U-23フットサルフランス代表との国際親善試合の第1戦に臨み、4-3と接戦を制して勝利しました。
新型コロナウイルスの影響を受けてAFC U-20フットサルアジアカップが中止となり、国際大会に出場できなかったメンバーが中心に構成された今回のU-23フットサル日本代表。多くの選手が日本代表チームとして初めて臨むこととなったこの試合を前に、ミーティングで木暮賢一郎監督は「日本代表はアジアチャンピオンであり、カテゴリーは異なってもそのプライドを持って全力で戦おう。自分の強みを信じてプレーし、異国の地で自分たちの力を証明しよう。リーグ戦佳境の中、海外遠征に快く送り出してくれた所属チームへ感謝の気持ちを忘れず、この試合のプレーと結果でその気持ちを示そう」と檄を飛ばし、選手たちをピッチに送り出しました。
20時にキックオフした試合会場には500名近くの現地サポーターが押し寄せてフランス代表へエールを送ります。それでも日本代表はアウェイの雰囲気をもろともせず果敢に攻撃を仕掛けます。守っては球際の競り合いでも、チームが始動してから木暮監督が常々口にしてきた「相手の利き足に対してしっかりとプレスを仕掛ける」ことを徹底します。日本代表の強度の高い守備に相手はボールを収めることができず、逆にボールを奪った日本がシュートを再三放ちます。すると13分、この日キャプテンマークを巻いた金澤空選手が左サイドをドリブルで持ち上がり中央にパスを送ると、ゴール前で原田快選手が合わせて待望の先制点を奪います。完璧な形からゴールを奪った日本代表は攻撃の手を緩めずに追加点を狙います。すると直後の15分には相手ボールを高い位置で奪った毛利元亮選手がGKを交わして追加点を奪い、スコアを2-0とします。このままのスコアで前半の残り時間が減っていく中、ホームで負けるわけにいかないフランス代表がラスト1分にカウンターからロングパスを成功させてゴールを奪い、2-1で前半を折り返します。
後半、相手が勢いに乗る前に追加点を奪いたかった日本代表でしたが、開始直後に相手のキックインからパスを繋がれ、落としに上手く合わせられて同点にされます。するとトリコロールカラーの国旗を振ったサポーターが大歓声を送り、フランス代表がさらに猛攻を仕掛けします。しかし日本代表も最前線から毛利選手がチームのために走り、相手にプレッシャーをかけると、自陣の深い位置ではスペイン1部リーグでプレーする山田凱斗選手が相手選手に身体をしっかりとぶつけてことごとくチャンスの芽を摘み、カウンターの起点となります。190cmを超える長身選手が多く、フィジカル面の優位性を全面に出して攻めてくるフランス代表に対して、一歩も引けを取らず果敢にプレーする日本代表。その両者の戦いぶりに、集まった現地サポーターの熱気が高まるアリーナで、次に点を奪ったのはフランス代表でした。日本代表のペナルティエリア付近でのディフェンスでファールが取られ、フランスへ与えたフリーキックが決まり、2-3に。ホームチームの逆転に盛り上がりの最高潮を迎えた会場でしたが、日本は誰一人慌てることなく、木暮監督の指示を受け、選手たちは同点ゴールを狙います。残り5分のタイミングから山中翔斗選手にGKのユニフォームを着せてパワープレーを開始。早いパスを回しながら相手の隙を窺うと、左サイドでパスを受けた金澤選手が相手GKの股を抜く技ありの同点ゴールを奪います。その後は互いが勝利のために攻撃時にパワープレーを仕掛け合う展開となりましたが、試合終了間際にゴール前で得たフリーキックを毛利選手が壁の間を打ち抜く弾丸シュートでゴールネットを揺らし、4-3と劇的な逆転の勝利を収めました。
チームは翌日も同時刻キックオフで、U-23フットサルフランス代表との第2戦に臨みます。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
選手たちはハードなスケジュールの中、良く戦ってくれました。多くの選手が初めてのヨーロッパでの代表戦という中、日常では味わうことのできない感覚を肌で体感ができたと思います。明日は今日以上の内容での勝利を目指したいと思います。
FP #7 山田凱斗 選手(インテルモビスターFS/スペイン)
まず初めに、日本ではリーグ戦終盤、スペインもリーグ戦の最中という状況の中、この活動を行わせていただいていることに感謝しています。ありがとうございます。フランスで4セッションを終え今日の試合を迎えました。チームとして戦うこと、個人で違いを見せること、もっともっとやらなければいけないと感じています。ただ、どんな時もチームとして戦えたので今日の結果に繋がったと思います。勝って反省できることをポジティブに考えて、次の試合に向けていい準備をしたいと思います。引き続き応援よろしくお願いします。
FP #9 毛利元亮 選手(レアルベティス/スペイン)
U-23というカテゴリーはフットサルでは今まで無かった中で、今回自分たちの世代で海外の選手と戦える機会を頂けたのは本当にありがたいことだと思います。その中で今日のゲームは、自分たちの目指す所からすると少しも満足できる内容ではなかったですが、結果として勝ち切れたことは良かったと思います。明日は自分たちの目指す所に近づけるようなゲームをするために、良い準備をして試合に臨みたいと思います。
FP #10 金澤空 選手(立川アスレティックFC)
まずは、アウェイの地での難しいゲームに勝利でき嬉しく思います。しかし、反省点の多いゲームだったと思います。攻撃面では、もっと練習でやってきたことを自信をもって出す必要があると感じました。守備面では、相手の大きいピヴォに対して、まずは簡単に使われないようにしっかりプレスをかけること、使われた後のマンツーマンの対応を改善したいです。2日連続で試合があるので、回復と振り返りをチーム全員でしっかりとし、2連勝でこの遠征を終えたいと思います。明日も応援よろしくお願いします。
FP #12 原田快 選手(FCバルセロナB/スペイン)
まずは今日の試合、4-3で勝利できたことが良かったです。簡単な試合ではないと思い、挑んだフランス戦。なかなかゴールが入らない中、決められて良かったです。チームとしては、後半立て続けに失点し、逆転されましたが、最後まで集中して戦った結果が勝ちに繋がったと思います。内容は決して良いとは言えないですが、また明日の試合に向けて、準備していきます。
国際親善試合
大会期間:2023年1月31日(火)~2月1日(水)
会場:フランス/サン=ブリス=スー=フォレ
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