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【Match Report】U-23日本代表 先制するもマリに1-3で敗れる
2024年03月23日
U-23日本代表は3月22日(金)、京都のサンガスタジアム by KYOCERAで国際親善試合を行い、パリオリンピックの出場を既に決めているU-23マリ代表と対戦しました。
パリオリンピックのアジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップ カタール2024の初戦を4月16日に迎えるなかで、今回が今年初めての活動であり、大会前最後の調整機会となります。そうした状況下で18日(月)から京都市内でトレーニングを行ってきた日本はGKに野澤大志ブランドン選手(FC東京)を起用。最終ラインは右から半田陸選手(ガンバ大阪)、高井幸大選手(川崎フロンターレ)、西尾隆矢選手(セレッソ大阪)、バングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)が入りました。中盤は凱旋試合となる川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)、キャプテンマークを託された山本理仁選手(シントトロイデンVV/ベルギー)、植中朝日選手(横浜F・マリノス)を抜擢。前線は右から山田楓喜選手(東京ヴェルディ)、藤尾翔太選手(FC町田ゼルビア)、平河悠選手(FC町田ゼルビア)が入りました。
試合は開始早々に動きます。キックオフ直後から積極的に攻め込んだ日本は2分に右サイドでFKを獲得。山田選手がゴール前に入れると、相手DFに当たったボールをファーサイドで拾った平河選手がワントラップをして右足で流し込みました。幸先よく先制点を奪った日本ですが、以降は身体能力に秀でる相手の攻撃に手を焼きます。徐々に自陣で守る時間が増えると、ビルドアップのミスからゴール前でボールを失い、最後はママドゥ・サンギャレ選手に同点ゴールを決められてしまいます。
悪い流れを断ち切りたい日本は後半開始から山田選手と植中選手に代えて、染野唯月選手(東京ヴェルディ)と細谷真大選手(柏レイソル)を投入します。これで攻撃にリズムが生まれ、相手ゴール前でプレーする時間が増えていきます。しかし、53分に一瞬の隙を突かれ、ママドゥ・サンギャレ選手が放ったシュートのこぼれ球をママドゥ・トゥンカラ選手に押し込まれて逆転を許しました。
日本はここから逆転を目指し、選手交代を用いながら攻勢を強めますが、フィニッシュの精度を欠いてゴールが奪えません。逆に90分に勝負の行方を決定付ける3点目を奪われ、日本は1−3で敗れました。
監督・選手コメント
大岩剛 監督
結果を見れば、前半と後半で我々の課題としていた部分やミスが出て、結果に表れてしまいました。そこはしっかり改善しないといけないですし、(やるべきことが)明確になったと感じています。(パリオリンピック世代のチームとして初めてアフリカ勢と対戦しましたが、)前半は特に戸惑った選手がおり、相手の圧力に対して消極的になった部分もありました。やはり、このレベルであれば、試合に入った瞬間に周りを見て、(相手の特徴を見て)距離を作らないといけないですし、次に対戦した時に自分たちがボールや時間を支配する戦い方ができるようにならないといけません。
GK #12 野澤大志ブランドン 選手(FC東京)
(所属クラブで出場機会を得られていなかったので)久々に90分間プレーしましたが、マリ戦がパリオリンピックのアジア最終予選を兼ねたAFC U23アジアカップ カタール2024に向けて勢いづける試合だという認識で臨みました。GKとして犯してはいけないミスが多く続いたので、しっかり修正をしたいです。良い状態で臨めていたなかで久しぶりにあのようなミスをしてしまい、絶対に起こしてはいけません。(相手はオリンピック出場を決めていて)個々の差はあったと思いますし、個人で剥がす力やキープする力は相手の方が上でした。今から取り決めることとして個々のレベルアップもそうですが、組織として(さらに)団結する必要があると感じています。
MF #7 山本理仁 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
立ち上がりは全員が勢いを持って入れていました。先制点も2分で奪えて、流れも良かったんですが、自分たちのミスや慌ててしまうところで徐々に相手に流れを持っていかれたところは反省点です。チームとしても自分としても、流れを引き戻すプレーがもう少しできていれば良かったです。シンプルに相手のフォーメーションが(試合中に変わって)12番が降りてきて3バックのような布陣になりました。そこからミスマッチが生まれ、自分たちも対応し切れなかったと感じています。(マリは)やはりオリンピック出場を決めている国らしい強さがあり、しっかりアジャストしてくる力もあったと感じました。
FW #18 染野唯月 選手(東京ヴェルディ)
(後半開始から出場して)自分の中では入りがうまくいかなかったなと正直思いましたが、良いところと良くなかったところが見えたので、それを次に繋げたいと感じています。まずはボールを受ける位置を考え、攻撃時にビルドアップをする際、自分がもっと良いポジションを取って、もっと早く相手が嫌なところに動いてボールをたくさん受けられれば攻撃のリズムが生まれたはずです。ただ、自分の特徴はゴール前で仕事をするプレー。ゴール前に入っていく回数は、今日の試合でも増やすことができたと思いました。(久しぶりの代表戦で)選ばれたからにはしっかり結果を出して、メンバーに残り続けないといけないです。明確な目標なので、自分がどうすれば良いのかを考えていきたいです。
国際親善試合
2024年3月22日(金) 19:20 キックオフ(予定) vs U-23マリ代表
会場:京都/サンガスタジアム by KYOCERA
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