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勝利で望みをつなげたい ~ACL第5節~
2014年04月14日
AFCチャンピオンズリーグ2014は、グループステージも残すところ2節となり、今節の勝敗でグループステージ突破の明暗が分かれる節目を迎えています。各組2位以内がラウンド16へ進出できます。
あとがないF・マリノス
15日にホームで06年ACL覇者の全北現代(韓国)を迎える横浜F・マリノスは、現在勝ち点4でGグループ最下位と苦戦中で、ノックアウトステージ進出の望みをつなぐには勝利しかありません。首位で昨季ACL優勝の広州恒大(中国)と2位の全北にはいずれも勝ち点3差ですが、前節広州を下して波に乗る全北は、勝てば突破が決まります。横浜FMは前節ようやく今季ACL初白星を挙げましたが、12日のJリーグでは17位のベガルタ仙台に敗れ、リーグ戦はここ4試合で勝ち星がありません。中2日で迎える全北戦へ、気持ちの切り替えと攻めの工夫が重要になりそうです。
一方、川崎フロンターレはアウェイで貴州人和(中国)と戦います。川崎はH グループ首位の蔚山現代に勝ち点1差で迫り、2位のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(豪州)にも勝ち点で並びながら得失点差で3位。貴州には第1戦で勝って(1-0)おり、Jリーグでは柏レイソルに引き分けて連勝は3で止まりましたが、MF中村憲剛選手を中心にコンビネーションプレーは健在です。中国のチームはホームでは地元の声援を受けてプレーに激しさを増す傾向にあり、前節11年ACL王者の蔚山の連勝を止めた貴州は侮れません。川崎は雰囲気にのまれずに、自分たちのペースをどれだけ維持できるかが鍵になりそうです。
アウェイが続く広島
Jリーグ王者のサンフレッチェ広島も、16日にアウェイで北京国安(中国)と対戦します。Fグループは首位のセントラルコースト・マリナーズ(豪州)を広島、北京、FCソウル(韓国)が勝ち点1差で追う混戦。勝ち点で並んだ場合、直接対決の成績が得失点差、総得点数に優先されるため、ホームで引き分けた(1-1)北京には勝っておきたいところ。北京は国内リーグでも連勝で首位・広州に勝ち点で並び好調ぶりがうかがえます。週末のJリーグで首位に踊り出た広島は、前節ソウルでの難しい試合で退場となったDF水本裕貴選手が出場停止ですが、好調なDF塩谷司選手やGK林卓人選手らを中心に、連戦となるアウェイに高い集中力と忍耐力で臨みたいところです。
一方、セレッソ大阪は同日ホームでEグループ首位の浦項スティーラーズ(韓国)を迎えます。C大阪は2位の山東魯能(中国)と同じ勝ち点ながら、直接対決(1-3)で敗れ、後塵を拝しており、最終戦へ望みをつなげるには勝利しかありません。勝てば突破が決まる浦項は国内リーグでも連勝で首位を走り、得点力もある強敵。国内リーグ5得点でリーグ最多得点のキム・スンデ選手を含めた攻撃陣は要注意で、守備力が求められています。
いずれの試合も厳しい状況での試合となりますが、Jクラブの奮闘にご注目ください。
■横浜F・マリノス vs 全北現代モータース
日時:4月15日(火)19:30 キックオフ
会場:横浜国際総合競技場
■貴州人和 vs 川崎フロンターレ
日時:4月15日(火)20:00 キックオフ ※現地時間
会場:貴陽奥林匹克体育中心
■セレッソ大阪 vs 浦項スティーラーズ
日時:4月16日(水)19:00 キックオフ
会場:大阪長居スタジアム
■北京国安 vs サンフレッチェ広島
日時:4月16日(水)19:30 キックオフ ※現地時間
会場:北京工人体育場