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なでしこジャパン AFC女子アジアカップ第2戦はベトナムを相手に4-0で勝利
2014年05月17日
「AFC女子アジアカップ ベトナム 2014」グループステージ第2戦、なでしこジャパンはベトナムと対戦し、4-0で勝利しました。
初戦のスターティングメンバーから6名を入れ替えた日本は、自陣で人数をかけて守るベトナムに対し、序盤から積極的に攻めていきます。相手にはチャンスを作らせないものの、なかなかゴールを割ることができない時間帯が続きます。すると44分、コーナーキックから上尾野辺選手がつないだボールを川澄選手がシュート。待望の先制点を挙げ、1-0で前半を折り返します。
後半からは、前半左サイドハーフの川澄選手と右の木龍選手がポジションを替えてスタートします。65分、初戦・オーストラリア戦でも積極的な仕掛けを見せていた木龍選手が、こぼれたボールにヘディングで反応して代表初得点を挙げます。さらに69分にも川澄選手の右からのクロスに大儀見選手が合わせてゴール。最後は87分に川澄選手がこの日2得点目を挙げ、4-0で試合を終えました。
グループAではオーストラリアがヨルダンを3-1で下し、結果、日本とオーストラリアが勝ち点4で並びました。ベトナムが勝ち点3、ヨルダンが勝ち点0のため、18日(日)に行われるグループステージ最終戦で勝ち点1を獲得すると、準決勝進出、FIFA女子ワールドカップ出場権獲得が決定します。
コメント
佐々木則夫 監督
ベトナムの戦い方はイメージしていた通りで、簡単にいかないことは予想していました。後半に入ってからは、選手たちのスキルや戦術を活かしてプレーをすることができたと思います。
第3戦で対戦するヨルダンは、この大会中でも試合ごとに良くなっていますし、沖山監督が作り上げてきた結果だと思います。最大限努力をして勝利したいです。選手たちのコンディションを見極め、勝ち点3がとれるメンバー構成で臨みます。また同時に経験の少ない選手をこの雰囲気のなかで経験させ、決勝トーナメントへつなげていきたいと考えています。
木龍七瀬 選手(スカイブルーFC)
我慢の試合でした。スリッピーな芝でしたがボールが走らず、ドリブルもつまってしまう場面がありました。攻撃の部分で、自分の仕掛けだけではなくて、味方にスペースを空けるなどどうにか流れを作っていければと思っていました。何度もチャンスはありましたが、今日のような試合ではきれいにやるだけではなくて泥臭くやることも大事です。あんなかたちでしたが、入ってよかったです。。
上尾野辺めぐみ 選手(アルビレックス新潟レディース)
前半は自分たちが思ったようなリズムが作れず苦しい展開でしたが、後半からボールを動かしてトップに当てるという意図が明確になりました。これを前半から出せていればもっとよかったと思うので、次につなげていきたいです。個人的には、後半にトップに当てる意識が強すぎてキックミスもあったので、もう少し使い分けができればと思います。ディフェンスとして無失点に抑えられたことは良かったですし、当てて受ける動きに加えて精度やシュートといった攻撃に絡むプレーを上げていきたいです。
宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
今日のように自分たちがボールを持っている時間が長く、引いて守ってくる相手と対戦して、忘れかけていた課題が見つかった試合でもありました。焦れずにやるしかないですが、世界との戦いにもつながってくるので、こうした相手に対して工夫を考えていきたいです。
スケジュール
なでしこジャパン WORLD MATCH | |||
---|---|---|---|
5月8日(木) | 2-1 | vs ニュージーランド女子代表 (キンチョウスタジアム) |
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AFC女子アジアカップベトナム2014 | |||
5月14日(水) | 2-2 | vs オーストラリア女子代表 (Thong Nhat Stadium) |
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5月16日(金) | 4-0 | vs ベトナム女子代表 (Thong Nhat Stadium) |
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5月18日(日) | 19:15 キックオフ (日本時間 21:15) |
vs ヨルダン女子代表 (Binh Duong Stadium) |
LIVE テレビ朝日系列 5/18(日) 21:00~23:12 NHK-BS1 5/18(日)21:00~23:15 |
5月22日(木) | 17:15/20:45 キックオフ (日本時間 19:15/22:45) |
準決勝 (Thong Nhat Stadium) |
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5月25日(日) | 16:45/20:15 キックオフ (日本時間 18:45/22:15) |
3位決定戦/決勝 (Thong Nhat Stadium) |