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日本サッカー協会が「サッカー指導の教科書」を刊行 ~6月6日より、全国の書店・ネット書店等で発売~
2014年06月06日
日本サッカー協会(JFA)は『サッカー指導の教科書』を刊行し、本日(6月6日)より全国の書店・ネット書店等で販売を開始しました。
本書は、現在JFAが取り組んでいる「小学校体育サポートプロジェクト」の一環として小学校教員を対象に編集したもので、サッカーの授業の進め方がよくわからないといった教員の皆様の声を受けて刊行したものです。制作にあたっては、学校教育や体育に精通した専門家の方にも加わっていただきました。低学年、中学年、高学年と各年代の発育に合わせた指導法を記載。授業の構成や効果的な声がけの方法、様々な動きやゲームの進め方などをイラストや図解を用いてわかりやすく解説しています。
『サッカー指導の教科書』
発売日:2014年6月6日(金)
著者:公益財団法人 日本サッカー協会
発行所:東洋館出版
価格:定価2,160円 (本体価格2,000円)
『サッカー指導の教科書』(日本サッカー協会著) 概要
1.刊行の背景
サッカーは1958年以降、小学校から高校までの体育正課として採用されました。中には、サッカーの経験や知識を持った教員がいないケースもあり、特に担任制である小学校においては、「サッカー授業の進め方が分からない」といった先生の声も少なからずありました。そこで、日本サッカー協会(JFA)は、学習指導要領に沿った形のサッカー指導教本の制作を検討。制作にあたっては、石川県金沢県立大浦小学校、北海道栗山町立栗山小学校、岩手大学教育学部付属小学校、また、学校体育やサッカー指導に精通した専門家の方々の協力を仰ぎました。
2.本書の趣旨
サッカー指導のサポートという点に重きを置き、体育授業の枠組み(人数、場、時間数)の中で、
(1) 発育に合わせた課題の設定と目の前の子ども達に合わせた発展、声かけのポイント
(2) 効果的に効率よく授業を進めるためのポイント
(3) 学年の単元を構成する考え方
(4) 1時間を組みたてるためのポイント
(5) 評価の観点
(6) その他
を、低学年、中学年、高学年と年代ごとに、6〜8回の授業の展開を具体的に示しています。
先生の指導によって、児童がサッカーを「楽しむ」を積み上げる中で、レベルアップや達成感を得ながらスポーツの楽しさ、素晴らしさを感じてほしいと考えています。
3.主な内容
(1) 構成の考え方
(2) 授業の構成
(3) 各学年におけるねらい
(4) 低学年 ボールけりゲーム
(5) 中学年 ミニサッカー
(6) 高学年 サッカー
4.教員向け研修会
教職員などを対象にした実技と講義からなる研修会も準備しており(原則として、実技60分+講義30分)、今年3月末にはインストラクター研修会を行いました。今後も47都道府県サッカー協会(47FA)、教育委員会等を通じて希望を募り、全国で展開していく考えです。