国際親善試合
2014年7月9日（水）　現地時間16:00キックオフ　90分（45分ハーフ）
SCGスタジアム（タイ/バンコク）

U-16日本代表　3-2（前半3-1、後半0-1）　U-18ムアントン・ユナイテッド

得点
23分　堂安律（U-16日本代表）
29分　石川啓人（U-16日本代表）
40分　渡邊陽（U-16日本代表）
43分　失点（U-18ムアントン・ユナイテッド）
53分　失点（U-18ムアントン・ユナイテッド）

スターティングメンバー
GK：原田岳
DF：下口稚葉、堂安律、森下怜哉、渡辺皓太
MF：田中碧、藤本寛也、崎村祐丞
FW：石川啓人、渡邊陽、松岡大智

サブメンバー
GK：鶴田海人、大迫敬介
DF：阿部雅志、西本卓申、森岡陸
MF：梶山幹太、小野湧哉、菅大輝
FW：安井拓也、杉浦文哉

マッチレポート

スタジアム到着時には快晴だった天気がキックオフのホイッスルと同時に豪雨に変わり、前半立ち上がりはスリッピーなピッチ状況で試合が進みました。
そんな中、均衡を破ったのはU-16日本代表。23分、相手ゴール前ほぼ中央付近からドリブルで抜け出した堂安律選手（ガンバ大阪ユース）が冷静に押し込み先制点を挙げます。
その後も、石川啓人選手（サガン鳥栖U-18）、渡邊陽選手（浦和レッドダイヤモンズユース）が得点を重ね、3－0とリードを広げていきました。
しかし、イタリア遠征、アゼルバイジャン遠征から続く試合終盤で失点を許す課題がまたも顔を出し、43分には果敢に飛び出したGK原田選手が相手FWにかわされそのまま失点し、3－1で前半を終えました。
後半に入ると雨はピタっと止み、再びピッチを照らしはじめた日射しと高くなった湿気が選手たちを苦しめます。
一進一退の攻防を繰り返す中、テンポの早いパス回しで決定機を狙う日本ですが、あと一歩決め手に欠き、なかなか追加点が奪えません。
逆に53分にはムアントン・ユナイテッドの反撃で2失点目を喫し、3点あったリードも1点差まで縮められてしまいました。
決定的なチャンスが作れない一方、攻め込まれる機会も少なく、最後まで踏ん張り、タイ遠征初戦を3－2の勝利で飾ることができました。
明日のトレーニングでこの試合の反省点を克服し、11日に予定されているU-18バンコクグラス戦に向け調整していきます。

コメント

吉武博文 監督
最終予選を想定し、4試合（＝予選リーグ3試合、世界大会への切符をかけた試合1試合）を計画しました。初戦としてU-18ムアントン・ユナイテッドと対戦しましたが、自分の特長をピッチで表現することが個人としてもチームとしてもまだまだ足りないと感じました。本番で使われる可能性のある試合会場でトレーニングや試合ができたことは大変有意義でした。また、宿舎から試合会場への所要時間等を事前に知ることが出来たのは、9月の本番に向けて大変よい経験となりました。残りの3試合もシミュレーションの名に相応しい取り組みができることを願っています。

森岡陸 選手（ジュビロ磐田U-18）
バンコクに到着して最初の試合を終えて感じたことは、「相手を観る」ということで、ボールが来てから次のプレーを考えるのでは遅く、「ボールが来る前から事前に何をするか」を考えておく必要性を学びました。サッカーの面だけではなく、ホテルでの生活もアンテナを高く保ち、次の試合も最終予選の重要な一戦という意識で準備を進めていきたいと思います。

梶山幹太 選手（名古屋グランパスU18）
第1戦に勝てたとこは良かったと思いますが、吉武監督から言われ続けている「相手を観る」ということが試合の中で全くできていなかったので、明日の練習から「相手を観る」ことをチーム全員で意識して、第2戦では内容でも相手を圧倒して勝利できるようにしっかり準備をしていきたいと思います。

小野湧哉 選手（東海大付属熊本星翔高）
初めて海外の選手と対峙して、少しでも判断のスピードが遅れると相手に引っかかってしまったり、フィニッシュの時に工夫がないと通用しないと感じました。もっと自分の身の周り（相手、味方、ボール）を見て、その中で一番いい状況を選び、繰り返し実行する必要性を感じました。

スケジュール

今後の予定