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連敗から抜けるのは東山か、名古屋か 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2014年09月18日
高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月20日(土)、21日(日)にWEST第14節を行います。
6位のサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、富山第一高校(富山)と対戦します。「最終ラインはしっかり守ってくれているので、僕たち攻撃陣が決めないといけない」と広島の加藤陸次樹選手。「夏以降、戦術理解度が上がってきている」(村上寛和選手)という富山第一の守備網を破ることができるでしょうか。
京都橘高校(京都)とセレッソ大阪U-18(大阪)の一戦は、「夏に時間帯や状況に応じたサッカーを実践するように意識した」(米澤一成監督)京都橘の試合運びに注目です。テンポの良いパス回しで主導権を握りつつ、高田和弥選手らが独力で仕掛けるC大阪の攻撃を封じることができれば、初勝利も見えてきます。
ヴィッセル神戸U-18(兵庫)をホームに迎える東福岡高校(福岡)は、中島賢星選手が「全体の質は相手の方が高い」と口にするように、ここまでJリーグのアカデミー勢と対戦した8戦で2勝のみ。現在6連勝中と勢いに乗る神戸を攻撃力で上回り、苦手意識を克服したいところです。
首位キープを狙うガンバ大阪ユース(大阪)は、ここ8試合無敗の京都サンガF.C. U-18(京都)と激突します。「自分たちの最大の魅力は攻撃力」とキャプテンの林瑞輝選手が話すG大阪は、ここまでリーグトップの37得点をマーク。前節も平尾壮選手をはじめ異なる4選手がゴールを挙げるなど、攻撃陣が好調です。対する京都は、ここ3試合で複数失点を喫しておらず、守備が安定しています。今節はU-19日本代表に帯同していたエースの奥川雅也選手が復帰する予定で、万全の状態でG大阪戦に臨むことができそうです。
[WEST第14節の注目試合]
東山高校 vs 名古屋グランパスU18
3連敗中の2チームが、連敗脱出を懸けて戦います。東山高校(京都)は8試合連続で得点するなど状態は悪くないものの、開幕戦以来、勝利がありません。福重良一監督はその要因の一つとして「気の抜けたミスが出ると、プレミアリーグでは勝てない」と集中力の欠如を指摘。今節はこれまでの教訓を生かして勝点3奪取を狙います。シーズン前半戦を首位で折り返した名古屋グランパスU18(愛知)は、最少失点を誇っていた守備陣が乱れ、ここ4試合で15失点。現在は4位に甘んじています。首位に返り咲くためには、守備の再建が急務。「全員で一生懸命ボールを奪いにいくことが僕らの長所」(吹ヶ徳喜選手)という姿勢を取り戻し、連敗を止められるか注目です。
■東山高校 vs 名古屋グランパスU18
日時:9月20日(土)11:00キックオフ
会場:東山高校グラウンド
アクセス:地下鉄東西線「小野駅」より徒歩約15分
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』