ニュース
千葉の名門が激突 高円宮杯U-18プレミアリーグEAST
2014年09月19日
高円宮杯U-18プレミアリーグは、9月20日(土)にEAST第14節を開催します。
今節は注目のカードが目白押し。3連勝で3位に浮上した鹿島アントラーズユース(茨城)は、アウェイで2位の清水エスパルスユース(静岡)との上位対決を迎えます。鹿島はここ3試合で1失点の堅守をベースに勝点を伸ばしており、この一戦に勝利すれば清水との勝点差が2に縮まります。対する清水は優勝戦線に踏みとどまるためにも連敗は避けたいところ。先制して自分たちのペースに持ち込むことが、勝利への近道となります。
コンサドーレ札幌U-18(北海道)と対戦する青森山田高校(青森)は4連勝中と好調。もともと攻撃力があった上、中断期間にセットプレーの練習に取り組んだ結果、効率良く得点する試合が増えています。その青森山田と勝点で並ぶ札幌は、ここ3戦で2度の完封勝利を収めるなど、粘り強い守備が光ります。今節も無失点をキープし、エースの平川元樹選手に合わせる必勝パターンにつなげられるか注目です。
三菱養和SCユース(東京)と柏レイソルU-18(千葉)の一戦は、前節に連敗から抜け出したチーム同士の顔合わせとなります。共に4得点で快勝した前節の勢いを継続したいところ。首位・柏は優勝、8位の三菱養和は残留が懸かっており、勝点3獲得を狙います。
10位の東京ヴェルディユース(東京)は、9位のJFAアカデミー福島(静岡)とホームで対戦します。東京Vは冨樫剛一監督と土肥洋一GKコーチがそれぞれトップチームに昇格。選手たちが平常心で今節を迎えられるか否かが、試合のポイントになりそうです。一方のアカデミー福島はここ数試合で清水や柏といった上位陣とマッチアップし、苦戦を強いられただけに、今節は必勝覚悟で臨みます。勝点3を手中に収め、残留への足がかりにするのはどちらのチームでしょうか。
[EAST第14節の注目試合]
市立船橋高校 vs 流通経済大学付属柏高校
高校サッカー界をけん引する千葉の名門校が激突します。市立船橋高校は、シーズン後半戦最初の2試合を連勝で飾ったものの、ここ2試合は青森山田と鹿島に連敗を喫するなど勝点を伸ばすことができていません。今節はシュートわずか3本に終わった前節の反省を生かし、ゴールへの意識を高めたいところです。対する流通経済大学付属柏高校は、直近の5試合で2勝3敗。大勝した次の試合で大敗を喫しており、浮き沈みが激しいシーズンを送っています。前回の同カードではホームで宿敵に0-2と敗れているだけに、そのリベンジを果たすべく準備を進めます。
■市立船橋高校 vs 流通経済大学付属柏高校
日時:9月20日(土)11:00キックオフ
会場:船橋市法典公園(グラスポ)球技場
アクセス:JR西船橋駅または武蔵野線船橋法典駅から京成バス「大塚ガラス」下車、徒歩約1分。東武野田線馬込沢駅からコミュニティバスフラワー号「エステ・シティ」下車、徒歩約3分。
チーム紹介
高円宮杯U-18プレミアリーグに参加する全チームの普段の練習模様を取材。
コンサドーレ札幌 『 これぞ育成の札幌。未来を見据えたチーム作り 』
流通経済大学付属柏高校 『 個性と個性がせめぎ合う場所 』
京都サンガF.C.U-18 『 サッカーも学校生活も、常に全力で打ち込む日々 』
柏レイソルU-18 『 刺激的な環境で、たくましさを育むポゼッション集団 』
富山第一高校 『 自主性を重んじ、互いに刺激し合うのが富一流 』
東山高校 『“怖い”指揮官が慕われる理由』
市立船橋高校 『 グラスポの日常に、強さの真髄を見る 』
JFAアカデミー福島 『 環境に感謝しながら、サッカーに打ち込む日々 』
ヴィッセル神戸U-18 『悩み、戦い、そして帰る憩の我が家へ』
東京ヴェルディユース 『 ヴェルディをヴェルディたらしめる成長サイクル 』
京都橘高校 『 京都橘を“大人”に変える大事な日常 』
セレッソ大阪U-18 『 “走るセレッソ”が見据える、世界基準という未来 』
青森山田高校 『厳しい日常の中から、青森山田の強さが生まれる』
名古屋グランパスU18 『 好調・名古屋U18の、“叱らない”指揮官と意識の高い選手たち』
ガンバ大阪ユース 『今季のG大阪ユースに共存する"明るさと厳しさ" 』
三菱養和SCユース 『プレミア唯一の街クラブ、そのたくましさの秘密』
サンフレッチェ広島F.Cユース 『 誇りと伝統の広島ユース。プロを夢見て研鑽を積む日々』
鹿島アントラーズユース 『 トップチームと下部組織、縮まった両者の距離』
清水エスパルスユース 『変幻自在の清水ユース、頂点に立つために必要なこと』
東福岡高校 『 高校総体優勝。伝統に裏打ちされた”ヒガシ”の強さ 』