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広野町役場湯本支所を訪問

2011年06月18日

みちのくリーグオープン戦で東北学院中学校に行く途中、いわき湯本で高速を降りました。
目的は広野町役場湯本支所を訪問するためです。役場につくと、土曜日であるにもかかわらず役場の
皆さんは忙しく働いていました。しかし、我々が役場へ入ると、手をとめて全員が立ち上がって出迎えて
くれました。


 
町長さんは広野町の町民が戻って生活できるよう自分たちでできることを全部やる、という強い決意を
伝えていただきました。


 
教育長さんは涙を流しながら歓迎してくれました。これからも広野中学校の誇りを忘れず頑張ってほしいと
激励していただきました。


 
団長さんも涙をこらえながら、次のような話をしてくれました。「JFAアカデミー福島の子供たちは我々の希望の
光です。君たちが頑張っている様子はこちらまで伝わってきています。これからも光になり続けてください。」
 


子供たちとの質疑応答では、広野町の状況を懇切丁寧に説明していただきました。写真も見せて頂き、
沿岸部や通学路などが悲惨な状態になっていたことを初めて知って言葉もありませんでした。


 
子供たちから何かお手伝いできることはないですか、という質問に対して、町長さんは「君たちがここに
帰ってくることができるようになれば、いっぱい手伝ってもらうよ。そのときは、もう離さないからね。
それまでがんばれ。今回の試合で負けたら来なくていいから」と笑顔で冗談半分で最後まで励まして
いただきました。

役場をでるときには、多くの方々に「応援してるからね」「また、一緒にサッカーしましょう」など声をかけて頂き、
温かい「応援」を体いっぱい感じたと同時に「希望の光」になり続ける責任感も改めて認識することができました。
多くのこの光が輝き続けることが広野町の復興につながっていくのだと確信しました。


 
この日は中央台南中で広野中学校の先生達や仲間とも再会することができました。中体連の試合があり、
平二中 対 平三中の試合を観戦しました。平二中には楢葉中の仲間が、平三中には広野中の仲間が
入っています。前半の途中までしか観戦できませんでしたが、非常に魂のこもった激しいゲームでした。
広野小学校の子供たちや父兄も来ており、無事に生活しているようで安心しました。
 


広野中学校の先生も生徒もみなバラバラで生活していますが、心はつながっています。
いつかまた一緒に大笑いできる日を期待しながら。



福島県サッカー協会会長の櫻岡会長とも会うことができました。櫻岡会長は先日、時之栖までアカデミーの
様子を伺に来ていただき、今回は中央台南中に我々が来るということでわざわざ会いに来ていただいたのでした。

福島県の熱い想いを胸に乗り込んだ東北学院中との試合は前半こそ攻め急ぎで得点はなかなか入りません
でしたが、後半から我慢しながら相手の組織の穴を確実についていくことができ、オープン戦初戦を白星で
終えることができました。
 


試合後、山形県酒田市にある白鳥荘まで移動しました。夜遅くの到着にも関わらず、温かいご飯を用意して
いただき、家庭的な旅館で心を落ち着けてぐっすりと眠ることができました。

U15 樋渡 群

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