ユニバーシアード日本女子代表は、本日も天候に恵まれた中、二部練習を行いました。

午前の練習では主に攻撃のトレーニング。まず5人組で対面パスやリフティングなどボールフィーリングを行い、選手には、シンプルなトレーニングの中でも常に試合をイメージすることを要求します。

トレーニング①では2対2+2サーバーを行い、攻撃方向の意識や優先順位を確認。その中で、身体の向きや味方との位置関係、相手との駆け引きやボールを受ける際には、2つ以上のオプションを持つことが要求され、選手間で色々なディスカッションをしました。トレーニング②ではゴール前での3対3+1サーバーを行いました。1人目が動いたスペースを2人目、3人目が連動して利用することやサーバーの関わり方など、プレーヤーの中で攻撃の優先順位を試行錯誤しながらも確認しました。トレーニング③では、相手の背後でボールを受けてシュート、試合をイメージした速いクロスからのシュート、ペナルティエリア付近での相手を外して早く打つことを意識しました。

午後の練習では守備のトレーニングがメイン。トレーニング①では3対3+2サーバーのラインゴールゲーム。ボール保持者へプレッシャーに行った味方に合わせて次の人がボール奪うために、周りの人の準備や予測が求められます。トレーニング②は、同ルールで5対5+2を行い、前線に2枚、後方に3枚とポジションをとり、より実践に近い形で動きを確認しました。トレーニング③では11対11をフルピッチで行い、ゲームで起きた現象や場面に対してのフリーズを入れながら守備のイメージをチーム全体で共有していきました。

最後に攻撃側のコーナー練習を行って本日のトレーニングが終了。明日は24日に引き続き、ユニバーシアードカナダ女子代表との練習試合です。

選手コメント

井上ねね 選手（日本体育大）
今日は攻守をテーマとしたトレーニングを行いました。攻撃では、優先順位を考え、良い距離感でボール回しができるよう常にアングルを取り続ける事を意識しました。守備では、味方を動かし組織的に守る良いコーチングを意識して1stDFの決定を早く伝えることや、OFFの選手のポジショニングを調整するために、後ろから声を出す事を意識しました。大会まで課題はたくさんありますが、残り少ない練習の中でコミュニケーションをとり、チームとしてまとまりを出していきます。

浦田佳穂 選手（順天堂大）
今日は攻守における動きの確認とチームとしての共有をトレーニングの中で行いました。攻撃の優先順位やタイミング、全員が目指すべき目的などを明確にできたことで、より前への推進力は高まったなと感じます。守備においては、カナダとの練習試合でもあったように「良い守備ができるチームこそ良い攻撃ができる」といったことから、前線からのDFやそれに対しての周りの準備や予測、コーチングをメインに行いました。一人でも理解が欠けていると成り立ちません。攻守において、全員が理解を深め、チームのベクトルが合うように明日からも取り組んでいきます。

本多由佳 選手（大阪体育大）
今日は午前に攻撃のトレーニング、午後に守備のトレーニングを行いました。攻撃面では、相手の動きをよく観て駆け引きし、味方と連動しながらゴールまでいくことをトレーニングしました。守備面では、ただアプローチに行くだけではなく、ボールを奪いきるところまでしっかり行うことや、一人一人が常に周りを観て声を出し合って連動することを意識して行いました。明日はユニバーシアードカナダ代表と二度目のトレーニングマッチがあるので、自分のストロングポイントを出せるように積極的にチャレンジしていき、得点を奪いにいきます。

スケジュール