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2016年度全国審判委員長会議を開催
2016年06月14日
6月4日(土)、5日(日)に2016年度全国審判委員長会議をJFAハウスにて開催しました。
第1日目は田嶋会長の参加者への挨拶で始まり、小川委員長の「日本審判界の更なる充実と飛躍に向けて」、石山デベロプメント部会長の「レフェリーアカデミー」についての説明がありました。その後、レフェリーアカデミーに向けての地域・都道府県の今後の取り組みとして、関東FAと神奈川FAからの事例紹介があり、また、愛知FAからはレフェリーキャラバン後の活動の報告がありました。これに続き、レフェリーアカデミー実施に向けてのディスカッションを行いました。
夜は平成28年春の叙勲において瑞宝小綬章を授与された浅見俊雄顧問をお招きし、叙勲のお祝いをしました。
第2日目は、須原競技規則部会長が2016/2017競技規則改正について説明したあと、松田JFA指導者養成サブダイレクターによる「審判と技術の協調」というテーマの講演をしていただきました。
最後に小川委員長の「明日に向けての環境づくり」で2日間のプログラムを終了しました。
出席者コメント
小川佳実 JFA審判委員長
今回の全国審判委員長会議は、JFA審判委員長となって初めての全国会議でした。この会議は、日本サッカーの発展に不可欠な審判員育成・強化、そして審判指導者養成についての方向性および施策を共有する非常に貴重なものでした。JFA審判委員会として、これからの審判員の育成・強化、審判指導者の養成に向けて適切な「環境」をいかに整えていくかを伝え、また、具体的施策として2019年度完全実施を目指す「地域レフェリ-アカデミー」を来年度より順次展開することも説明しました。地域・都道府県の代表者の方々からも想定される活動についてもお話をいただき、更に、地域別に想定される活動についての内容やその課題についても検討する場が設けられました。これからの取り組みは新たな挑戦となりますが、今後、地域・都道府県の皆様と共に真摯に取り組んでいきたいと思います。
またこの会議では、今回、全面改訂された競技規則の主な改正点についての説明、そして松田浩JFA指導者養成サブダイレクターから「世界で活躍できる選手・審判員の育成を目指して」についてお話をいただきました。松田氏の話の中で「日常のトレーニング風景を変える」というメッセージがあり、このメッセージは、今回の会議でも共有された「環境づくり、チャレンジ、一歩を踏み出す」ということに繋がるものであり、非常に有意義なお話を伺うことができました。
また、初日の会議終了後、先日の春の叙勲において「瑞宝小綬章」を受章されました浅見俊雄JFA顧問(元JFA審判委員長)をお招きし、参加された皆様とともにお祝いの会を開催致しました。この会では、浅見先生からご自身の選手、国際審判員そして審判指導者としての活動、そして審判教育への取り組みについてお話をいただき、日本サッカーそして審判界の発展に尽力されてきた先生の偉大な功績を改めて知ることができました。
この2日間の会議を通じて、JFA審判委員会は、地域・都道府県の皆様とともに、日本の審判界の発展に向けて歩みを止めることなく「Challenge」していけることを確信しました。熱心に参加していただいた皆様に感謝申し上げるとともに、引き続き、今後の活動にご理解ご協力をお願い致します。
伊藤力喜雄 東北地域審判委員長
地域審判委員長として、全国審判委員長会議に参加しました。今年の会議は、例年にも増して密度の濃い有意義なものとなりました。冒頭の小川委員長による「日本審判界の更なる充実と飛躍に向けて」の説明によって、過去の日本人審判員の輝かしい足跡を再確認できましたし、現在の他のアジア諸国の若手審判員の台頭、それに伴う日本の立ち位置を正確に知ることができました。
また、浅見俊雄顧問の叙勲お祝いに同席できたことも、非常に嬉しい出来事でした。私自身、浅見先生が審判委員長の時に1級審判員に昇級しいろいろとご指導いただいたので、殊更喜ばしいことでありました。
そして、技術委員会の松田氏のお話が聞けたことが、今回何よりの収穫でした。単なる「審判と技術の協調」という域にとどまらず、外側から見た審判への率直な意見、提言を知ることができたことは、今後の審判員育成、審判指導者養成に大いに参考になるものでした。審判に関わるものとして、日本サッカーの更なる飛躍に少しでも協力できればと思いを新たにしました。
山岸佐知子 千葉県審判委員長
JFAの今後の方針や他都道府県の取り組みを知ることができ、大変充実した会議でした。登録されている審判員の皆様が、更に充実したサッカーライフを送るための環境整備を進めていかなければならないと感じました。我が県においても課題は多くありますが、具体的な目標も提示されましたので、新しいことへのチャレンジを恐れることなく取り組んでいきたいと思います。また、「審判と技術の協調」という講話の中で、若手選手と若手審判員の育成での共通点が多くあることを理解しました。県内においてももっと協力し合い、共に歩んでいけるような環境づくりに努めていきたいと思います。
池添紀夫 高知県審判委員長
全国審判委員長会議への出席は3回目となります。今年は、日本協会審判委員長に小川佳実委員長がなられ、会議の中で、「CHALLENGE」と「CHANGE」という発言を度々され、ご熱意がひしひしと感じられました。また、地域・都道府県レフェリーアカデミー構想では、将来の有能な審判インストラクター、審判員を養成していくという趣旨を大いに賛同するところがありました。本県ではまだ何も構築できていない状況です。精査し、一つずつ積み重ねて、指導者・審判員育成をしていきたいと思っております。2日間の日程でしたが、大変有意義な時間でした。日本サッカー協会審判委員会、審判部をはじめお世話をいただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
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