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手倉森監督、「一番上のメダルを目指して戦いたい」 ~オリンピック日本代表メンバー決定~

2016年07月02日

手倉森監督、「一番上のメダルを目指して戦いたい」 ~オリンピック日本代表メンバー決定~

第31回オリンピック大会(2016/リオデジャネイロ)に臨む日本代表の手倉森誠監督は7月1日(金)、来月早々に開幕する4年に一度の夏の大会を戦うメンバー18人を発表。FW浅野拓磨選手(サンフレッチェ広島)や欧州でプレーしているFW久保裕也選手(BSCヤングボーイズ)、MF南野拓実選手(ザルツブルグ)らを選出し、「一番上のメダルを目指して戦いたい」と力強く抱負を述べました。

メンバーには主将を務めるMF遠藤航選手(浦和レッズ)、6月30日のキリンチャレンジカップ2016でのU-23南アフリカ代表戦で2得点を挙げたMF中島翔哉選手(FC東京)をはじめ、負傷でリハビリ中のDF岩波拓也選手(ヴィッセル神戸)が名を連ねました。

GK中村航輔選手(柏レイソル)と24歳以上のオーバーエイジのDF塩谷司選手(サンフレッチェ広島)、DF藤春廣輝選手(ガンバ大阪)、FW興梠慎三選手(浦和レッズ)の3人以外は、今年1月のAFC U-23選手権でオリンピック最終予選を戦った顔ぶれで、DF 6人に守備的MFが4人を含めた編成になりました。

「悩みに悩んで決定した」という手倉森監督は、「押し込まれて守る状況が続く大会になる。後ろを万全にしておきたかった」と説明。また、岩波選手については「慎重だったし大きな決断だった」としながらも早い回復を見せていることを明かして、「このチームに絡み続けていたので、間違いなくコンディションを持ってくることができると確信した」と話しました。

1週間で3試合を戦うグループマッチではコンディショニングが鍵になると指摘。「選手のコンディションを見極めて、体力の分散をしながらみんなで戦い抜きたい。U-23年代の選手で発揮されたまとまりが、この18人でうまく発揮できるかどうか」と話しています。

チームは7月19日に集合して国内でトレーニングを行い、21日に日本を出発。ブラジル北東部アラカジュで練習を重ねて、7月30日(現地時間)にブラジルとゴイアニアで国際親善試合を戦って本大会に備える予定です。

男子サッカー競技は8月5日の大会開会式に先立って4日 (現地時間) にスタート。日本はグループステージで4日(日本時間5日)にナイジェリア、7日(日本時間8日)にコロンビアといずれもマナウスで対戦し、10日(日本時間11日)にサルバドールでスウェーデンと対戦します。

手倉森監督は、「この大会を経験したメンバーがロシアへその修羅場(の経験)を運んでくれるだろう」と期待を寄せました。

なお、負傷者が出た場合のバックアップメンバーとしてGK杉本大地選手(徳島ヴォルティス)、DF中谷進之介選手(柏レイソル)、MF野津田岳人選手とFW鈴木武蔵選手(いずれもアルビレックス新潟)の4人が選ばれ、8月1日~13日までチームに帯同します。

また、トレーニングパートナーとして2020年東京オリンピックへの強化を考慮して、U-19日本代表からDF小島雅也選手(ベガルタ仙台)、MF渡辺皓太選手(東京ヴェルディユース)、MF冨安健洋選手(アビスパ福岡)、FW小川航基選手(ジュビロ磐田)の4選手が、GK杉本選手と共に7月31日までチームの練習に参加します。

コメント

手倉森誠 監督
悩みに悩み抜いて昨日の深夜、決定することができました。託す側に回った選手たちには、悔しさを糧に日本サッカーの発展を関わり続ける選手になってほしいですし、託される側はそういう仲間や国民の思いを持って、日本サッカーの将来の可能性と覚悟を持ってオリンピックに臨んでほしいです。U-23年代の選手で発揮されたまとまりが、この18人でうまく発揮できるかどうかですが、このチャンスをロシアへつなげられるメンバーだと期待しています。戦術面でも柔軟性を十二分に発揮して、世界の舞台で示さなければいけないメリハリも上手くコントロールできるメンバー構成にしたつもりです。

先日のU-23 南アフリカ代表との試合では、辛抱しながら相手の強みを読み取り、弱みを探りながら隙を突きました。ゲームを読みながら勝利をもぎ取るというスタイルが、今の日本のスタイルだと思っています。そういうゲームコントロールをして、小さな隙を大きな穴にして突ける試合を本大会でもやっていきたいと考えています。あと6試合に勝てば金メダルに届きます。金メダルを目指さなければ銅にも引っ掛かりません。一番上のメダルを目指して戦いたい。いろいろな人の支えでこうしてメンバー発表ができました。これまで協力していただいたJリーグのクラブに感謝しています。

田嶋幸三 JFA会長
オリンピックに出場するか否かは、その選手の人生や様々なものに大きくかかわってきます。そういう最も難しい選考をした監督の苦労をひしひしと感じましたが、監督としての仕事を全うしてくれました。選ばれなかった選手たちは非常に悔しい思いをしていると思いますが、人生は長く、FIFAワールドカップもあります。それを目指して努力して活躍していただきたい。東京オリンピックを考えて、U-19の選手たちがサポートメンバーとして帯同することを認めてくれた手倉森監督に感謝したい。スポンサーの方々、なによりも選手を育てて下さった小学校少年団、中学、クラブ、Jリーグのアカデミー、高体連のクラブ、大学の関係者の皆さんに感謝申し上げたい。良い成績が残せるように、私たちサッカー協会はチームをバックアップしてリオデジャネイロのオリンピックに臨みます。

JFA-TV

スケジュール

7月19日(火) PM トレーニング ※一般公開
7月20日(水) PM トレーニング ※一般公開
7月22日(金) PM トレーニング
7月23日(土) AM/PM トレーニング
7月24日(日) AM/PM トレーニング
7月25日(月) AM/PM トレーニング
7月26日(火) AM/PM トレーニング
7月27日(水) PM  練習試合
vs C.S Sergipe
7月28日(木) AM トレーニング
7月29日(金) PM 公式練習
7月30日(土) 16:30 国際親善試合
vs U-23ブラジル代表(@Estádio Serra Dourada)
第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) サッカー競技(男子)
7月31日(日) 未定 トレーニング
8月1日(月) 未定 トレーニング
8月2日(火) 未定 トレーニング
8月3日(水) 未定 公式練習
8月4日(木) 21:00 グループB 第一戦
vs ナイジェリア(@Amazonia Arena)
8月5日(金) 未定 トレーニング
8月6日(土) 未定 トレーニング
8月7日(日) 21:00 グループB 第二戦
vs コロンビア(@Amazonia Arena)
8月9日(火) PM 公式練習
8月10日(水) 19:00 グループB 第三戦
vs スウェーデン(@Fonte Nova Arena)
※以降のスケジュールは、勝ち上がりにより決定
8月13日(土) 16:00
22:00
準々決勝(グループ1位の場合)vs グループA 2位(@Fonte Nova Arena)
準々決勝(グループ2位の場合)vs グループA 1位(@Corinthians Arena)
8月14日(日) 未定 トレーニング
8月15日(月) 未定 トレーニング
8月16日(火) 未定 トレーニング
8月17日(水) 13:00
16:00
準決勝(@Maracana/リオデジャネイロ)
準決勝(@Corinthians Arena/サンパウロ)
8月18日(木) 未定 トレーニング
8月19日(金) 未定 トレーニング
8月20日(土) 13:00
17:30
3/4位決定戦(@Mineirao/ベロオリゾンテ)
決勝(@Maracana/リオデジャネイロ)

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

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