JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 手倉森監督、「世界での1勝で決勝トーナメントへ」 ~オリンピック第3戦スウェーデン戦へ~

ニュース

手倉森監督、「世界での1勝で決勝トーナメントへ」 ~オリンピック第3戦スウェーデン戦へ~

2016年08月10日

手倉森監督、「世界での1勝で決勝トーナメントへ」 ~オリンピック第3戦スウェーデン戦へ~

オリンピック日本代表チームの手倉森誠監督は8月9日(火)、リオデジャネイロオリンピックのグループB最終戦を翌日に控えて、試合会場であるサルバドールのFonte Nova Arena で前日会見に臨み、「世界での1勝が決勝トーナメントへの1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやりたい」と抱負を語りました。

日本は2戦を終えて1分1敗。スウェーデンと勝点1で並んでいますが、総得点で上回って3位に付け、2位のコロンビアを勝点1差で追っています。

日本は、スウェーデン戦に勝って勝点を4とし、かつ、コロンビアがナイジェリアに負けるか引分けた場合、あるいは日本が引分けた場合でもコロンビアが敗れれば、ベスト8進出が決まります。

スウェーデンも、初戦でコロンビアに2-2で引分け、第2戦でナイジェリアに0-1で敗れて現在4位ですが、勝てばグループ突破の可能性を残しています。個人技に特長のあるナイジェリアやコロンビアに比べて組織的なプレーを見せ、ゆっくりパスをつないで攻撃を組み立てます。長身を活かしたセットプレーには警戒が必要です。

手倉森監督は、「相手のテンポに付き合わず、テンポのある攻撃を仕掛けていきたい。先制点を獲れば何か起こせる。先制点を目指して戦いたい」と話しています。

また、ここ2試合でチームが失点を許しながらも粘り強く戦って得点を返していることに指揮官は手応えを覚えていると話し、「選手たちがもっともっとゲームをやりたいと思えるかどうか。力を振り絞るゲームをやりたい」と大事な一戦での選手たちの奮起に期待を寄せています。

9日未明に高温多湿のマナウスからサルバドール入りしたチームは、涼しさも感じられる気候の下、夕方から約1時間練習しました。会場は、サルバドールを本拠地とするECヴィトーリアのホームスタジアム。すり鉢状の、まるで要塞を思わせる独特な雰囲気の中で、2組に分かれて行ったパス回しでは、選手たちに笑顔が見られるリラックスした雰囲気に包まれていました。コロンビア戦に先発したメンバーはストレッチなどでリカバリー調整し、それ以外のメンバーは手倉森監督が鋭い視線を送る中、アジリティ系のトレーニングを実施。また、GKはミドルシュートのセービングなどに取り組んでいました。

FW浅野拓磨選手(アーセナル)とMF南野拓実選手(ザルツブルク)は足を痛めて別メニューでしたが、出場には影響なさそうです。

浅野選手は、「チームの雰囲気はいい。チームの勝利につながるゴールを獲りたい」と意気込み、MF遠藤航選手(浦和レッズ)も、「先制点を獲って勝つことを意識したい」と話しています。

日本対スウェーデン戦は10日(水)19:00【日本時間11日(木・祝)、7:00】キックオフの予定です。

監督・選手コメント

手倉森誠 オリンピック日本代表監督
大会初戦では守備で硬さが出て、2戦目は2点取られましたが、しぶとく戦って内容の良い試合ができました。選手たちが慣れてきたという手応えを感じています。スウェーデン戦は攻撃的に仕掛けていかなければなりませんが、相手の高さには警戒が必要です。セットプレーを与えないような守備をして、素早い攻撃を織り交ぜられればと考えています。

スウェーデンは組織されたチームで、ナイジェリア戦では守備のブロックを組んで時計を進めるというスローなテンポでプレーしていました。そのテンポに付き合わず、相手の組織の間を速く取って、速くユニットを破る、テンポのある攻撃を仕掛けたいと思います。チームはまとまりがあってこそ粘り強く戦えます。良いチームになってきていると感じているので、たくさん試合をしたいです。勝利へ向けて、もっともっと試合をしたいと思えるか、チームの初勝利を日本に届けたいともっと強く思えるかどうか(が重要)です。我々が何をしにここに来たのか、その覚悟を持って選手たちに戦わせたいと考えています。

MF #7 原川力 選手(川崎フロンターレ)
ここ2試合で、先制点を許しながら得点を獲り返しています。そういう力があるのなら、失点を無くせばより楽なゲームになります。国際試合では先制点がかなり大事だとみんな分かっていますし、ゼロにこだわることが重要です。相手を見ながら臨機応変に隙をついて、日本の時間帯になったときに点を獲ることが必要になります。予選の時も試合を重ねるごとに強くなっているという感覚がありました。試合を重ねるためには明日は最低でも勝たないといけません。成長する上でも大会で試合をこなすという点でも、全てにおいて明日の試合に勝つことが大事です。

MF #3 遠藤航 選手(浦和レッズ)
コロンビア戦は自分たちからアクションを起こして積極的な守備ができていたので、そこは次も続けていきたいですし、続けていかなければならないと思います。守備は自分たちからアクションを起こして前からプレスをかけて奪ってショートカウンターにつなげるとか、押し込まれている時間帯には1対1などでプレーをシンプルにはっきりさせることが大事になってきます。攻撃はいい崩しが出せているので、その回数をもっともっと増やしていければ得点するチャンスも増えてくると思うので、その辺は意識したいです。

DF #17 岩波拓也 選手(ヴィッセル神戸)
チームは勝てていませんが、粘り強いサッカーができていますし、2戦目でグループ突破の可能性を残せたので、3戦目は確実に勝って次に進みたいです。こういう状況なので、いつ試合に出るチャンスが来てもいいように準備をしてきています。チームはもっとやれると思います。まずは試合に出られるように準備をして、試合に出たら100%頑張って自分のプレーを全部出したいと思います。

スケジュール

第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ) サッカー競技(男子)
8月4日(木) 4-5 グループB 第一戦 vs ナイジェリア(@Amazonia Arena)
[日本時間:8月5日(金) 10:00]
NHK総合にて生中継
8月5日(金) 未定 トレーニング
8月6日(土) 未定 トレーニング
8月7日(日) 2-2 グループB 第二戦 vs コロンビア(@Amazonia Arena)
[日本時間:8月8日(月) 10:00]
フジテレビ系列にて全国生中継/NHK BSにて全国生中継
8月9日(火) PM 公式練習
8月10日(水) 19:00 グループB 第三戦 vs スウェーデン(@Fonte Nova Arena)
[日本時間:8月11日(木・祝) 7:00]
TBS系列にて全国生中継/NHK BSにて全国生中継
※以降のスケジュールは、勝ち上がりにより決定
8月13日(土) 16:00
22:00
準々決勝(グループ1位の場合)vs グループA 2位(@Fonte Nova Arena)
準々決勝(グループ2位の場合)vs グループA 1位(@Corinthians Arena)
8月14日(日) 未定 トレーニング
8月15日(月) 未定 トレーニング
8月16日(火) 未定 トレーニング
8月17日(水) 13:00
16:00
準決勝(@Maracana/リオデジャネイロ)
準決勝(@Corinthians Arena/サンパウロ)
8月18日(木) 未定 トレーニング
8月19日(金) 未定 トレーニング
8月20日(土) 13:00
17:30
3/4位決定戦(@Mineirao/ベロオリゾンテ)
決勝(@Maracana/リオデジャネイロ)

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

「‪#‎若きサムライ応援‬」を付けてオリンピック日本代表への応援メッセージをツイートしよう!

日本サッカー協会では、第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)に出場するサッカー日本代表への応援メッセージをTwitter上で募集しています。応援投稿用ハッシュタグ「#若きサムライ応援」を付けて、応援メッセージをツイートしてください。

「#若きサムライ応援」タイムライン:#若きサムライ応援

アーカイブ
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー