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ナショナルトレセンU-14(前期) 北信越、東海、関西地域から選抜された選手が4日間の研修を行う

2017年05月30日

ナショナルトレセンU-14(前期) 北信越、東海、関西地域から選抜された選手が4日間の研修を行う

ナショナルトレセンU-14(前期)のトレーニングにおいて、攻撃ではプレースピード、守備では積極的にボールを奪う・球際の攻防をテーマにし、動きながらのテクニックと攻守に係る個人戦術を攻守両面から働きかけていきます。中日本会場では北信越、東海、関西のそれぞれの地域から選抜された選手が4日間の研修を行いました。

ナショナルトレセンU-14前期中日本会場チーフコメント

遠藤善主 地域統括ユースダイレクター
今回のナショナルトレセンU-14前期では【サッカーの本質を追求】をする中で、基本の質を追求することを徹底して取り組みました。トレーニングの内容に関しては、守備では【ボールを奪う】【ゴールを守る】という目的を具現化するために、【本気でボールを奪いに行く】ことや【球際の激しさ】を要求していきました。攻撃では【ゴールを奪う】ために【プレースピード】を要求していきました。プレースピードを上げるためには、パス&コントロールの質、サポートの質、動きながらのテクニックが必要な要素であり、そのベースとなる判断すること、観ることなどを要求していきました。徐々にではありますが選手の意識が変化し、トレーニングやゲームで表現していました。また、このナショナルトレセン4日間のオフザピッチも【自立】をテーマに自分自身で判断し行動することを促していきました。

この4日間での変化は小さなものかも知れませんが、日常の中で常に【世界基準】を意識し、継続して取り組み続けることが大きな成長となることを信じています。その為に、選手に関わる指導者の関わりや働きかけが重要になります。今後、選手たちがこの体感したことを経験に変え、そして、世界で活躍する選手が出てくることを楽しみにしています。最後になりますが、選手を派遣していただきましたチーム関係者の皆様、保護者の皆様、地域からの帯同スタッフの皆様、すばらしい環境を準備していただいた関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

選手コメント

諏訪佑輔 選手(Nagoya S.S./東海)
ナショナルトレセンに選ばれたことを知った時、凄く嬉しい気持ちになり、同時にサッカー選手になって活躍したいという想いに火がつきました。また、チームや今まで一緒にサッカーをやってきた仲間たちの分も頑張ろうと思いました。ナショナルトレセンが始まって、他の地域の選手とトレーニングしてみるととても上手くて、自分のレベルがどのくらいなのか知ることができました。自分より上手い選手がいることを知って今までの自分じゃだめだなと思ったので、プレー一つひとつの正確さを極めようと思いました。トレーニングの途中、ケガをしてしまい最後まで他の選手と一緒に練習をすることができなくなってしまい、悔しい気持ちもありましたが、すぐに切り替えて今できることを最大限やろうと思いました。自分のチームに帰ってからは、チームのみんなにナショナルトレセンでの経験を伝えて、チームのレベルを上げて、自分も質の高いプレーをしていき、エリートプログラムにも選ばれるような選手になりたいです。将来はブンデスリーガで活躍できる選手になりたいです。

加藤翼 選手(ガンバ大阪門真ジュニアユース/関西)
ナショナルトレセンに参加して成長した点があると思います。ひとつは、守備に関することで、ミーティングの時に見た映像をきっかけに、ナショナルトレセンに参加する前より相手ディフェンスとの間合いを詰められるようになり、相手ディフェンスからボールを奪う回数が増えてきました。攻撃面では、相手の状況を見ることができていなくてボールを失うことがありましたが、ナショナルトレセンに参加している他の選手を観ているうちに、相手の状況を見て判断すればボールを取られないことに気づき、実際にボールを失う回数が減ってきたり、前を向けたり、仕掛けて点も取れるようになってきました。今後については、チームに帰っても継続して今回の経験を意識して、どんなディフェンスに対しても必ず突破できて点の取れる選手になりたいです。いろんな人の支えがあってここまで来れたので、その人達に感謝して、その人達の期待に応えられるように、日常からナショナルトレセンでの経験を意識して取り組んで、エリートや代表を目指して頑張っていきたいです。

帯同指導者コメント

貴志正弘 帯同指導者(履正社高等学校/関西)
今回のナショナルトレセンに参加して感じたことは、判断あってこそのプレーではありますが、それぞれの選択肢において、個々の物差しが低くないかどうか、また世界とはまだここまで差があるんだということを改めて知れた機会でした。ゴールを目指すパスの質、ボールを奪うアプローチの質といったところへの追求があったように思えます。GKも含め選手達は、これぐらいでいいだろうと思ってプレーしていては通用しないことを肌で感じられたのではないでしょうか。また、その物差しを高くした上で、状況に適したプレーを判断して行うため、観ることやコミュニケーション・攻守切替のスピードアップといった点の重要性も感じられたのではないかと思います。今回、一緒に参加させていただき感じたことを、地域・府県・地区へ持ち帰り選手達の成長に結びつけていきたいと思います。シミュレーションを含め5日間ありがとうございました。

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