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SAMURAI BLUE、軽めの調整でサウジアラビアへ出発 アジア最終予選(Road to Russia)

2017年09月02日

SAMURAI BLUE、軽めの調整でサウジアラビアへ出発 アジア最終予選(Road to Russia)

SAMURAI BLUE(日本代表)は 9月1日(金)、2018 FIFAワールドカップ出場決定を決めたオーストラリア戦から一夜明けてさいたま市内で調整を行ない、次のアジア最終予選最終戦のサウジアラビア(5日、ジッダ)へ向けた準備を始めました。

爽やかな青空が覗き、多くのファンがスタンドから見守る中、練習冒頭でのグラウンド中央に選手たちを集めたヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、予選突破へのチームの努力を称えつつ、「これからワールドカップという最も難しい第3段階が始まる。まだやっていくべきことがある。力を合わせて、シーズンを通してワールドカップへ向けて準備をしよう」と語りかけました。

前夜のオーストラリア戦で得点を決めたFW浅野拓磨選手(VfBシュツットガルト)とMF井手口陽介選手(G大阪)ら試合の先発メンバーは、ランニングやストレッチなどの軽めの内容でリカバリーに務めました。
一方、途中出場を含め、出場機会のなかったFW本田圭佑選手(CFパチューカ)らは狭いエリアでの6対6の対人練習などを行ない、1時間半ほど汗を流しました。

オーストラリア戦で精度の高いクロスで先制点を御膳立てしたDF長友佑都選手(インテル・ミラン)は、「めちゃくちゃ厳しかった」最終予選と振り返り、「初戦の負けから巻き返したのは自信になるし、チームとして最高のスピリットを示せた」と話しています。

2点目の起点になったFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)は、「新しいことが始まる。ワールドカップに出るだけでは意味がない。日本が行ったことがないところまで行きたいし、それが僕らの代に課された課題」と語りました。

チームはこの日の深夜、サウジアラビアへ向けて出発しましたが、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)とMF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)は、チームを離脱。両選手とも負傷から復帰していましたが、香川選手はコンディショニングを考慮して、また長谷部選手は怪我のため所属クラブに戻ることになりました。

また、出発を前にハリルホジッチ監督は予選突破を報告する記者会見に臨み、来年6月14日に開幕する本大会へ向けての準備では、「高いレベルと対戦して、その時点で日本がどこまでできるかを見たい。今のチーム状態では結果を残せないが、8か月後は変わっているかもしれない」と話し、一層の強化へ意欲を示しました。

会見に同席した田嶋幸三JFA会長も、「ロシアで素晴らしい試合をすることが目的。その目的へ向かって、ハリルホジッチ監督に引っ張って行ってほしい」と期待を述べました。

監督・選手コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
昨日はワールドカップ最終予選で初めてオーストラリアに勝っただけでなく、ワールドカップ出場を決定した歴史的な試合になりました。戦術、フィジカル、クオリティでも高いレベルの試合でした。高い位置でボールを奪い、フィジカル面でも非常に素晴らしい戦いをみせました。練習時間は短かったですが、話はたくさんして、選手たちは細かいことを実行に移してくれました。私はベテランを尊重しながら若手を起用して、毎回その時がベストと思うチームを作っています。昨日は浅野選手、井手口選手ら若手が点を獲って、その前には久保選手や原口選手の例もあり、いつも新しいことが起こっています。日本の全ての選手に代表でのポジションを取りに来てほしい。日本のベストメンバーをワールドカップで使いたいと考えています。

DF長友佑都 選手(インテル・ミラノ)
若手を含めて多くの選手が試合に出て活躍して、チームのレベルアップという意味で良かったと思います。長い間代表にいる選手たちが、一層刺激を受ける環境にいさせてもらっていると強く感じます。毎試合、戦術も人も変わってカメレオンのように色を変えて、相手から本当に読めないチームになってきて、それが大きな武器になっていると思います。自分自身が試合に出られるかというドキドキ感はありますし、中2日あるいは1日の中で合わせていくことにみんな集中していました。

MF山口蛍 選手(セレッソ大阪)
昨日の試合では相手のボランチを2人で見るタスクが一番大きかったので、それを90分通してできたのではと思っていますが、もう少し攻撃も上手く繋げるようにやらなくてはと思いました。本大会へは全ての面でもっと上げていかないとならないですが、国内でも自分の意識一つで変われる部分も多いので、そこは意識を高く持ってやっていきたいです。

MF香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
来年のワールドカップでどう活躍するかを見据えて、この1年にどう取り組むかが凄く大事です。どれだけ自分の信念や意思をピッチのレベルの高いところで貫けられるか、そのためにどう取り組んでいくか、ある意味で意識革命です。ドルトムントには厳しい環境が整っているので、今シーズン、覚悟を持ってチャレンジしていきたいと思います。

FW本田圭佑 選手(CFパチューカ)
ベンチに座っている今の過程は必要な悔しさだと思いますし、この悔しさがモチベーションにはなります。刺激になりました。危機感を与えてくれていることを感謝しています。(ACミランで)イタリアの人たち大半を認めさせることができなかったので、本大会ではイタリアとはやりたいです。

FW大迫勇也 選手(1.FCケルン)
ワールドカップ出場が決まって良かったです。ほっとしました。1トップで試合に出る以上は、やるべきことをやらないとなりません。調子が悪くても試合に出続ける選手、調子が悪くても点を獲る選手になりたいですし、それが理想です。そのためには常に貪欲に狙い続けることが一番だと考えています。

FW浅野拓磨 選手(VfBシュツットガルト)
昨日は150通ぐらい、いろいろな人から連絡を貰いました。家族みんなにも喜んでくれて、うれしかったです。リオ世代の選手が何人も入ってきて、メンバーに入っていない選手に昨日の結果を見てなにか刺激になってもらえたらと思いますし、ワールドカップの時点でもっと僕たちの世代が入っていてもいいと思っています。

スケジュール

8月27日(日) 18:00 トレーニング(埼玉スタジアムサブグラウンド)【一般公開】
8月28日(月) 18:00 トレーニング(埼玉スタジアムサブグラウンド)【一般公開】
8月29日(火) PM トレーニング【一般非公開】
8月30日(水) PM 公式会見・公式練習【一般非公開】
8月31日(木) 2-0 アジア最終予選(Road to Russia)
vs オーストラリア代表(埼玉スタジアム2002)
9月1日(金) 11:00 トレーニング(さいたま市駒場スタジアム)【一般公開】
9月2日(土) PM トレーニング ※1
9月3日(日) PM トレーニング【一般非公開】
9月4日(月) 未定 公式会見・公式練習【一般非公開】
9月5日(火) 20:30 アジア最終予選(Road to Russia)
vs サウジアラビア代表(King Abdullah Sports City)

※1 9/2に行なうトレーニングの一般公開については未定です。決定次第ご案内いたします。
※2 スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アジア最終予選(Road to Russia)

2017年9月5日(火) 20:30キックオフ(予定)
[日本時間26:30キックオフ(予定)]
サウジアラビア代表 vs SAMURAI BLUE(日本代表)
@サウジアラビア/キング・アブドゥラー・スポーツ・シティー
テレビ朝日系列/NHK-BS1にて全国生中継!

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