なでしこジャパンは22日(日)のMS＆ADカップ2017に向けた長野キャンプの2日目の17日(火)、この日ちょうど誕生日を迎えた熊谷紗希選手と横山久美選手がチームに合流し、23名の選手全員が揃いました。

この日は天候に恵まれ、晴れ渡った長野の空の下でチームは午前と午後の2回トレーニングを実施。帰国間もない熊谷選手と横山久美選手は長時間の移動や時差を考慮して全体とは別メニューで調整となりましたが、その他の選手は主に攻撃時における選手間の距離やポジショニング、パススピードなどにこだわったテーマを持ってトレーニングに臨みました。トレーニングメニューの合間には高倉麻子監督や宮本ともみコーチから、そのメニューの意図やチームが共有すべきコンセプトが説明され、選手たちはそれを自分のものにしてピッチで表現できるよう、真剣な表情で取り組んでいました。

またこのキャンプでは、今年1月の国内キャンプに引き続きシンクロナイズドスイミングソウル五輪メダリストで、メンタルトレーニング上級指導士の田中ウルヴェ京さんにお越しいただきました。選手が今後直面するであろう様々な重圧との向き合い方をつかみ、それぞれの意識改革につなげていく狙いのもと、田中さんと選手との個別面談を実施。「メンタル」に対してそれぞれが持つ意識、感じている重要性、自分の中での位置付けなどをヒアリングしました。

選手コメント

MF #13 國澤志乃 選手（AC長野パルセイロ・レディース）
去年のスウェーデン遠征以来の招集ですが、今回呼ばれるとは思っていませんでした。今から新しいことができるわけではありませんが、リーグ戦を戦ってきて自分が取り組んできたことが評価されたと思うので、呼ばれたからにはそれをしっかり出しいていきたいです。自分の長所は1対1で負けない、ボールをしっかり奪い切るといった守備面ですが、ビルドアップやボールを丁寧に繋ぐところに課題があると思っています。周りの選手のサポートももらいながら、色々と吸収して成長していきたいと思います。トレーニングについていくことで精一杯で、まだまだ試合のことを考える余裕はありませんが、地元の長野で戦えるので、たくさんの長野の方に応援してもらえるようにチームとして頑張ります。

FW #9 横山久美 選手（1.FFCフランクフルト）
久しぶりに長野に帰ってこれて、懐かしさもありますし、自分の中で感じるものもあります。ドイツでは言葉もわからない環境で一からのスタートで、コミュニケーションの重要性を感じましたし、自分から発信していかないと通用しないことを痛感しました。「ドイツに行って横山は成長したな」と思われたいですし、その姿をたくさんの人に見てほしいです。期待に応えられるように自分らしく、貪欲にやりたいと思います。毎試合が自分にとって勝負だと思っているので、自分の仕事をすることに集中したいです。スイス戦は親善試合ですが、ワールドカップ予選まで残り時間も長くはありません。1試合1試合を大事にしていかなければいけないと感じているので、個人としてもチームとしても成長したいです。

JFA-TV

スケジュール

※スケジュールや会場は変更になる場合がございます。

2017/10/22(日)　16:30キックオフ(予定)
なでしこジャパン（日本女子代表）対 スイス女子代表
長野/長野Uスタジアム

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