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「フットサルで考えてプレーできるようになった」室田祐希選手(ペスカドーラ町田)インタビュー前編 ~第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会~
2017年12月31日
U-15年代のフットサルチーム日本一を決める「第23回全日本ユース(U-15)フットサル大会」が2017年1月6日(土)に開幕します。今年から愛知県豊田市に会場を移し、3日間の熱戦が繰り広げられます。今回はフットサル日本代表のFP室田祐希選手(ペスカドーラ町田)に、フットサルとの出合いなどについて聞きました。
――この大会は、U-15の選手たちが出場します。室田選手は15歳のとき、何をしていましたか?
室田:15歳のときは、コンサドーレ札幌のジュニアユースに所属していて、週に3、4回くらい、サッカーをやっていました。当時のコンサドーレでどんな練習をしていたかは……全然、覚えていないですね(笑)。冬場になると雪が降るので、練習は室内でやっていました。室内にある人工芝コートや体育館でもボールを蹴っていたのですが、フットサルのゴールを2つ並べてサッカーゴールに近い大きさにして、ボールも5号球だったので、今の自分のフットサルにはあまり生きていないかもしれません。むしろ今の自分のプレーに生きているのは、地元でやっていた個人参加のフットサルです。小学校の頃から週に1回、通っていたのですが、それが今のプレーに生きていると思います。
――どういう経緯で、フットサルを始めたのですか?
室田:兄(室田翔伍/エスポラーダ北海道)が通っていたこともあり、小学校の頃に友達と何人かで行ったんです。大人も含めていろいろな人が来るのですが、そこで勝ち残りで試合をしたりしていました。鈴木裕太郎選手(エスポラーダ北海道)も、そこに来ていたので、そのときから知っています。当時はまだFリーグもありませんでしたし、まさかその後に全国リーグのクラブでチームメイトになったり、対戦したりすることになるとは思いませんでしたね。
――室田選手は高校生のときにFリーグデビューを果たしました。
室田:東北の高校に行ったのですが、馴染めなくて夏には北海道に戻りました。すぐにはボールを蹴る気持ちにならなかったのですが、兄が大学に通いながら札幌リーグでフットサルをやっていたんです。そのチームの人に声を掛けてもらったことをきっかけに、本格的にフットサルを始めました。その次の年にエスポラーダの前身の北海道フットサルクラブができて、道リーグに参入することが決まったんです。その後、エスポラーダのセレクションを受けて合格したのですが、当時はまだ17歳だったので、1年間は練習生でした。普段の練習はエスポラーダでやっていたのですが、道リーグのチームに所属させてもらって道リーグの試合に出て、北海道選抜の一員としても全国選抜大会などには出ていました。
――15歳という年齢でフットサルをプレーすることは、今後のフットボール人生にどんな影響を与えると思いますか?
室田:僕自身のことを言うと、フットサルをプレーすることで考えてプレーできるようになりました。同年代だけでなく、大人と一緒にプレーできたからかもしれませんが、「ここはこうした方がいい」という会話ができたんです。そういうのが、考えてプレーするきっかけになったと思います。もちろん技術的にも、狭いピッチの中でボールに触る回数も多いですし、フットサルで得た経験をサッカーに移行するのは、難なくできると思います。
第23回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
大会期間:2018年1月6日(土)~2018年1月8日(月・祝)
会場:愛知県/スカイホール豊田
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