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【ワールドカップヒストリー#第10回】「2006FIFAワールドカップ ドイツ」第3戦 vs ブラジル
2018年06月06日
いよいよ始まる「2018FIFAワールドカップ ロシア」。6月19日に初戦となるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)を迎えるSAMURAI BLUEは、悲願のFIFAワールドカップ初出場から今年で20年―。
そこで「ワールドカップヒストリー」と題して、SAMURAI BLUEの過去のFIFAワールドカップでの戦いをプレイバック。第10回は2006年ドイツ大会のブラジル戦を振り返ります。
記録
2006.6.22 ドルトムント
グループステージ第3戦
日本 1-4(1-1) ブラジル
[得点]34' 玉田圭司
[失点]46'81' ロナウド、53' ジュニーニョ・ペルナンブカーノ、59' ジウベルト
[監督]
ジーコ
[出場選手]
GK 23 川口能活(磐田)、FP 21 加地亮(G大阪)、19 坪井慶介(浦和)、22 中澤佑二(横浜FM)、14 三都主アレサンドロ(浦和)、8 小笠原満男(鹿島)→56' 6 中田浩二(バーゼル)、17 稲本潤一(ウエスト・ブロミッチ・アルビオン)、7 中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)、10 中村俊輔(セルティック)、11 巻誠一郎(千葉)→60' 9 高原直泰(ハンブルガーSV)→66' 16 大黒将志(グルノーブル)、20 玉田圭司(名古屋)
[控え選手]
GK 12 土肥洋一(F東京)、1 楢崎正剛(名古屋)、FP 4 遠藤保仁(G大阪)、13 柳沢敦(鹿島)、3 駒野友一(広島)、15 福西崇史(磐田)、18 小野伸二(浦和)、2 茂庭照幸(F東京)
マッチレポート
2試合を終え、1分1敗でグループステージ最下位。日本がノックアウトステージに進出するには、第3戦で最低でも2点差以上の勝利が必要という厳しい状況に置かれていました。
対戦相手は連覇を狙うブラジル。前回大会得点王のロナウド選手をはじめ、カカ選手、ロナウジーニョ選手らワールドクラスのタレントを擁する強豪国のひとつ。厳しい相手に対し、日本は一縷の望みをかけて試合に挑みました。
クロアチア戦同様に4-4-2の布陣を採用した日本は、出場停止の宮本恒靖選手に代わって坪井慶介選手がスタメン入り。また2トップには高原直泰選手と柳沢敦選手に代わり、玉田圭司選手と巻誠一郎選手が抜擢されました。
立ち上がりから日本は、ブラジルの猛攻にさらされます。素早いパスワークに翻弄されると、懸命なプレスもあっさりとかわされてしまいます。次々に浴びせられるシュートをGK川口能活選手が何とか防いだものの、ゴールを奪われるのは時間の問題かと思われました。
ところが34分、先制点を奪ったのは日本でした。三都主アレサンドロ選手のスルーパスに抜け出した玉田選手が、角度のない位置から左足を一閃。強烈なシュートが突き刺さり、見事にブラジルゴールを陥落したのです。
これで勢いに乗りたかった日本でしたが、逆にブラジルを目覚めさせることとなってしまいました。前半終了間際に、ロナウド選手にヘディングシュートを決められ同点とされると、後半はまさに防戦一方に。53分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノ選手に無回転ミドルを突き刺されて逆転されると、59分にはジウベルト選手にゴールを奪われ1-3。試合終盤にもロナウド選手にこの日2点目となるゴールを許し、1-4と大差を付けられ、完敗を喫しました。
過去最強のメンバーと期待された日本でしが、3度目のワールドカップは1分2敗で終了。ひとつの勝利も上げられないまま、ドイツの地を去ることになりました。
なお、このブラジル戦の11日後、中田英寿選手が現役引退を発表。長く日本代表のエースとして君臨してきた中田英寿選手とって、このブラジル戦が現役最後の雄姿となりました。
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