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臨時評議員会を開催
2018年12月25日
日本サッカー協会(JFA)は12月24日、臨時評議員会を開催し、評議員4人と理事1人を選任したほか、同13日の理事会で承認された来年度の予算と事業計画について報告しました。
2019年は、AFCアジアカップとFIFA女子ワールドカップ、FIFA U-20ならびにU-17ワールドカップなどが控えており、フットボールの領域においては、各種国際大会で好成績を挙げることを目的に万全の強化プランを遂行し、サポート体制を充実させることを傾注事項に挙げています。
また、三位一体の強化策と普及を推進するためには指導者の質を向上させることが重要であることから、B級指導者をスタンダードにすること、FAにおける指導者の専任化、デジタルを含めた指導者用素材の開発と提供を主な柱に取り組んでいきます。
ビジネスの領域では、エンドユーザーとのつながりを強化するために、Jリーグとの協働も含めたデジタル戦略を実行。データベースを構築することで顧客一人一人への提供価値を高めていきます。また、代表プロパティの有効的活用やデータを活用した1対1のマーケティング戦略など、新たな価値を提案して収益力の向上を目指します。
組織については、戦略的な運営を行うための人材の育成と人材の獲得を掲げています。さらに、コンプライアンス教育ツールの開発と展開(eラーニング含む)を加速化させます。47FAの自立支援においては、FAが外部との持続可能なパートナーシップを構築できるよう、各FAのマーケティング活動をサポートしていく考えです。
前述の通り、取り組むべき優先課題をベースに策定した2019度の予算(正味財産ベース)は、収入が191.8億円、支出が195.5億円という規模になります。
収入・支出ともに、ワールドカップの翌年であることから前期比で減少しています。これは、ワールドカップ前年の2017年度と同様の規模であり、収入・支出ともに堅実な計上としています。
例えば、収入のところでは、アジアカップ、女子ワールドカップともにチームとしてはもちろん優勝を目標としていますが、予算上は、あくまでもコンサバティブに策定しています。実際に予算想定以上の成績を挙げた場合は追加の収入となります。
事業関連においては、様々な外的要因による影響を考慮して予算を組んでいます。大会協賛金も現時点では契約がまだ完了していないものもあるため、計上していません。また、天皇杯決勝を今年1月と12月に開催して、2018年度に2回分を計上したことから、2019年度は計上なしとなっています。
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