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広島と川崎、ホームで初勝利を目指す~AFCチャンピオンズリーグ2019~

2019年03月11日

広島と川崎、ホームで初勝利を目指す~AFCチャンピオンズリーグ2019~

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019グループステージ東地区の第2節が3月12日(火)、13日(水)に開催され、サンフレッチェ広島と川崎フロンターレはホームで初勝利を目指して戦い、鹿島アントラーズと浦和レッズは中国に乗り込んで2勝目を狙います。

広島は本田選手のメルボルンVと対戦

グループFの広島がホームに迎えるのは元日本代表MF本田圭佑選手の所属するメルボルン・ビクトリーで、オーストラリアAリーグのグランドファイナル優勝者です。本田選手も先発した初戦はホームで韓国の大邱FCに1-3の逆転負けを喫しており、今回勝点3獲得を目指しています。

広島とは初顔合わせですが、過去6回の出場で日本クラブとは通算5勝2分5敗で、昨年の川崎、2016年のG大阪とのアウェイ戦ではいずれもドロー。日本での戦いにネガティブなイメージはなさそうです。

昨秋開幕したAリーグでは、直近の今月2日(土)の試合をホームで落としたものの、ここまで11勝5分5敗で3位。広島には10日(日)に入り、調整を続けています。

チームはオーストラリア代表MFジェームズ・トロイジ選手や元代表で今季リーグで11得点を挙げているFWコスタ・バルバルセス選手らを擁し、FWオラ・トイボネン選手は昨夏のFIFAワールドカップでスウェーデン代表としてプレー。ACL初戦では先制点を決め、今季リーグ戦でも14試合10得点です。本田選手は12試合で6得点をマークしています。

ちなみに、本田選手がクラブの試合で帰国するのは2008年1月のVVV(オランダ)への移籍以来初めてです。

迎え撃つ広島は予選プレーオフ経由で3年ぶりの出場です。初戦は中国で広州恒大と対戦し、若手主体で挑んで0-2で敗れました。しかしJリーグでは週末のアウェイC大阪戦をMFエミル・サロモンソン選手の今季2ゴール目で1-0で勝ち、日本代表DF佐々木翔選手を擁する守備陣もリーグ戦2試合連続完封で、チームは1勝2分けです。

オーストラリア勢との対戦は、16強入りした2014年大会でのラウンド16でウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(1勝1敗アウェイゴール負け)以来となります。

勝利が欲しい川崎

初戦をアウェイで中国強豪の上海上港に粘りのプレーを見せながら終盤のPKで敗れた川崎は、今回ホームでシドニーFC(オーストラリア)と対戦です。シドニーも初戦はホームで韓国の蔚山現代にスコアレスドローに持ち込まれており、両者ともに今大会初勝利を目指しての戦いです。

シドニーはリーグ戦では1分け後に2連勝で2位に浮上しています。FWアダム・ルフォンドル選手がリーグトップの14得点を挙げており、元イラン代表FWレザ・グーチャンネジャード選手も1日(金)のリーグ戦で2得点をマークして勝利に貢献しました。

チームはこのほか、元セルビア代表で2010年ワールドカップメンバーのMFミロシュ・ニンコヴィッチ選手や、今年1月のAFCアジアカップで8強入りしたオーストラリア代表のDFライアン・グラント選手など、代表経験者も少なくありません。

ACLは5度目の出場で2016年の16強が最高成績ですが、過去4大会での日本クラブとの対戦には一度も勝ったことがありません。一方の川崎は過去6回の出場でオーストラリア勢とは通算4勝1分3敗という成績です。

川崎は10日(日)のJリーグ横浜戦まで3戦連続ドローで、まだ勝利がありませんが、MF中村憲剛選手やFW小林悠選手らがベンチスタートの中、試合直前に痛んだMF大島僚太選手に代わって先発したMF田中碧選手が奮闘。FWレアンドロ・ダミアン選手も2ゴールを決めており、公式戦3得点で力を発揮しています。ホームでの白星でグループG最下位脱出を狙います。

鹿島はアウェイで山東魯能と

グループE首位の鹿島は中国で山東魯能との戦いで、今回が両者初顔合わせです。

山東は予選プレーオフから出場し、本戦は3年ぶり9回目の登場。最高成績は2005年と前回2016年のベスト8です。

グループステージ初戦は韓国の慶南FCを訪れて、元イタリア代表FWグラティアーノ・ペッレ選手の2ゴールで2-2のドローを演じ、チームは現在1勝1分けの中国リーグ戦を含めて、公式戦で毎回得点を挙げています。

チームには昨年のワールドカップで日本戦を含めて活躍し、先日ベルギー代表引退を発表したMFマルアンヌ・フェライニ選手や、ブラジル代表経験もあるDFジウ選手らをはじめ、山東の主将で先日のアジアカップでもプレーした中国代表MF・ジュンミン選手らタレントを揃えています。

鹿島はACL初戦でジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)を2-1で下して好スタートを切りました。チームは依然として負傷者も少なくないですが、週末のJリーグ湘南戦では昨季の負傷で戦列を離れていたFWレアンドロ選手が試合復帰。一人少ない湘南に対してスペースを利用した攻撃を展開し、DF安西幸輝選手が決勝点を決め、公式戦2連勝で良い流れを引き寄せています。

浦和は北京国安と4年ぶり対戦へ

グループG首位に立つ浦和は、13日(水)に中国FAカップ優勝の北京国安とアウェイで対戦します。

北京は4年ぶりの出場で、アウェイで迎えた初戦は2大会優勝の全北現代モータース(韓国)に、1度は同点に追いつきながらも後半2失点を与えて1-3で敗れ、3位発進です。前回出場した2015年には3度目の16強進出でした。

中国リーグでは2戦2勝無失点です。全北戦で得点したMFジョン・シージャー選手ら中国代表選手も多く、昨季19得点を決めたコンゴ代表FWセドリック・バカンブ選手、ブラジル代表MFヘナト・アウグスト選手、全北現代から新加入の韓国代表DFキム・ミンジェ選手など、国際経験豊かな選手を揃えています。

浦和は北京との対戦は2015年以来2度目。前回はグループステージで対戦して1分1敗(アウェイ0-2、ホーム1-1)でした。

浦和は今大会初戦のブリーラム・ユナイテッド戦に続いて、週末のJリーグ松本山雅戦に1-0で勝利し、公式戦2連勝。松本戦唯一の得点をPKで決めたFW興梠慎三選手は「勝てばチームに勢いが出る」と話しており、その勢いで勝点獲得を狙います。

なお、西地区ではグループC首位でMF中島翔哉選手所属のアルドゥハイル(カタール)はサウジアラビア強豪のアルヒラルと、また、同組で初戦を落したDF塩谷司選手のアルアイン(UAE)はイランのエステグラルと初勝利を目指して、いずれも12日(火)にアウェイで対戦します。

大会期間:
プレーオフ:2019年2月5日(火)~19日(火)
グループステージ:2019年3月4日(月)~5月22日(水)

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