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第99回天皇杯が開幕! 桐蔭横浜大は大量8得点で山形大医学部との大学勢対決を制す

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2019年05月26日

第99回天皇杯が開幕! 桐蔭横浜大は大量8得点で山形大医学部との大学勢対決を制す

天皇杯 JFA 第99回全日本サッカー選手権大会が開幕し、5月25日(土)には1回戦9試合が行われました。

ピックアップマッチ

桐蔭横浜大学 8-0(前半3-0、後半5-0)山形大学医学部

Shonan BMWスタジアム平塚での対戦は、大学チーム同士の顔合わせとなりました。立ち上がりに前へ出る姿勢を示した桐蔭横浜大学(神奈川県代表)に対し、先に惜しい形へと持ち込んだのは山形大学医学部(山形県代表)でした。開始5分に相手ゴール前でフリーキックを得ると、真秀俊成選手が直接ゴールを狙います。GKの正面を突いた低い弾道の強いボールはゴール前にこぼれ、押し込むことはできなかったものの、得点への予感にスタジアムは大きく沸きました。

山形大医学部は相手の攻撃が自陣に入ってくると、必ず1人がカバーに余るようにしつつ、仲間同士でマークを受け渡しながら、相手の選手をうまく捕まえ続けます。7分にも自陣から長いフリーキックを送ってゴール内でのヘディングにつなげますが、その10分後に思わぬ形で先制点を許します。バックパスがこぼれたところを桐蔭横浜大のFW下村司選手に拾われると、そのままボックス内に持ち込まれて先制点を決められてしまいました。

山形大医学部は失点後も粘り強い守りを続け、32分に攻めた場面では、3人目がうまく動き出すプレーを連続させ、シュートにつなげました。しかし、一度は弾いたコーナーキックをループ気味に決められた42分のヘディングシュート、ハーフウェーライン付近で奪われたボールを直後に決められた43分の超ロングシュートと、前半残り5分での立て続けの失点が重くのしかかりました。

前半での3点差が、桐蔭横浜大には大きな追い風となりました。後方から早い段階で入れるロングパス、高い位置に上げたサイドバックをうまく使った攻撃で、山形大医学部の守備を引きはがしていきます。交代出場していた山田新選手が60分にコーナーキックのこぼれ球を押し込むと、流れはさらに桐蔭横浜大に傾きます。コーナーキックからの流れで2点を追加すると、山田選手のハットトリック達成で、差は8点にまで広がりました。4年ぶりに全国の舞台に出場した桐蔭横浜大が、力強く2回戦に進出しました。

監督・選手コメント

安武亨 監督(桐蔭横浜大学)
相手のことよりも、攻守の切り替えなど、しっかり戦うことを意識させました。早めに先制できた後、なかなか合わないと感じる場面もありましたが、ボールを保持する時間が非常に長かったし、前半を3-0で終えられたことで、選手が自信を持ってプレーできるようになりました。このままの流れで少しずつ質を上げようとハーフタイムに話したところ、しっかり結果を出してくれました。J1のトップチームと戦える次のFC東京戦には、楽しみしかありません。チームが勝つことはもちろん、選手個人がJクラブに評価されることも、一つの勝利だととらえています。その上で、チームが勝てれば最高ですね、

FW #11 下村司 選手(桐蔭横浜大学)
立ち上がりにひやりとする場面がありましたが、そういうことも想定内でした。みんなでプレーするということを念頭に11人でやり続けた結果が、快勝につながったと思います。始動当初、「うまい」だけのチームだった僕らは、「強い」チームになることを目標にやってきました。まだまだ内容に課題は残りますが、負けたらおしまいの天皇杯で、結果を示せた意味は大きかったと思います。個人としてもチームとしても大学生として爪痕を残したいと思っていますが、目の前の試合に全力を尽くさないと上には行けないと思うので、まずは次のFC東京戦に目を向けて練習からしっかりやっていきたいです。

石井邦明 監督(山形大学医学部)
相手は関東大学1部リーグのチームということで、そうそう点は取れないだろうと思っていました。ミスを見逃してくれなかったものの、想像した以上にやれるかもしれないと感じた前半でしたが、後半にはフィジカル、シュートの精度など、関東1部との実力差が出てしまいました。選手たちにとっては、医学部系の東日本の大きな大会があるのですが、天皇杯の県代表になることはそれにも負けないくらい大きな目標です。こういう全国大会に学生を連れてくれることを、私としてもうれしく思っています。

MF #16 宮脇黎央 選手(山形大学医学部)
失点を極力せず、いくつか用意したセットプレーや、球際でしっかり戦ってボールを奪ってからのショートカウンターで点を取りにいこうと話していましたが、失点するのが早すぎてプランが崩れました。医学部の実習やテストがあって勉強も結構大変なのですが、何とか1日3時間の練習を週4回行うようにして、サッカーとの両立を目指しています。この試合に向けて、勝てばJリーグのチームと対戦できると気合いを入れてきたので、負けてしまって残念です。僕は5年生なので、また来年挑戦できるように立て直してきます。

その他の試合結果

ホンダロックSC 5-1(前半3-0、後半2-1)FC徳島
栃木シティFC 0-2(前半0-1、後半0-1)ヴァンラーレ八戸
松江シティFC 2-2(前半2-1、後半0-1、延前0-0、延後0-0、PK2-4)カマタマーレ讃岐
福井ユナイテッドFC 2-4(前半2-0、後半0-4)Honda FC
いわきFC 2-3(前半1-0、後半1-3)仙台大学
アルテリーヴォ和歌山 3-0(前半1-0、後半2-0)佐賀LIXIL FC
ザスパクサツ群馬 1-0(前半0-0、後半0-0、延前0-0、延後1-0)東京国際大学
MIOびわこ滋賀 0-2(前半0-0、後半0-2)FC大阪

日程・結果はこちら

 

【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)

大会情報はこちら

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