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“静岡ダービー”はドローで勝点1を分け合う ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第8節~

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2019年07月01日

“静岡ダービー”はドローで勝点1を分け合う ~高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ第8節~

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2019 EASTの第8節を6月30日(日)に開催しました。磐田スポーツ交流の里ゆめりあ球技場サッカーグラウンドでは、8位のジュビロ磐田U-18(静岡)と3位の清水エスパルスユース(静岡)が対戦しました。

ピックアップマッチ

ジュビロ磐田U-18 2-2(前半1-1、後半1-1)清水エスパルスユース

プレミアリーグでは通算3度目の静岡ダービーで、昨シーズンは清水が磐田に2戦2勝。雨と強風にさらされる中、序盤からペースをつかんだのは清水でした。ボールを支配すると、個人技を生かした仕掛けで磐田陣内に進入。9分には、ゴール前左のFKをMF青島太一選手(#11)がペナルティーエリア内に絶好のボールを入れます。これをDF田中芳拓選手(#2)が頭で合わせ、幸先よく先制に成功しました。

清水は得点以降も丁寧にパスを回して主導権を握りますが、2点目をなかなか奪えません。すると、磐田が一瞬の隙を突きます。前半終了間際の45分にFW佐藤光亮選手(#9)のPKで同点に追い付きました。

1-1で迎えた後半。「最近3試合連続でPKを取られていて、磐田戦もそこから流れが変わった」と平岡章宏監督が嘆いたように清水がペースを握れずにいると、ハーフタイムに選手同士で「ダービーは負けられない」と確認し合った磐田が息を吹き返します。ホームチームは果敢にプレスを掛け、マイボールにする回数が増加します。

互いに勝負を決める1点が欲しい中で、清水は84分、途中出場のMF丸山優太朗選手(#7)が右CKを入れると、DFノリエガ・エリック選手(#4)が豪快なヘッドで勝ち越し点を奪います。しかし、磐田も勝負を最後まで諦めません。90+3分、途中出場のMF野中悠翔選手(#12)が左サイドからクロスを入れると、DF長谷川夢作選手(#8)が土壇場で殊勲の同点弾。互いに死力を尽くした静岡ダービーは勝点1を分け合う形になりました。

監督・選手コメント

世登泰二 監督(ジュビロ磐田ユース)
今節はダービーということで絶対に負けられない。なので、気持ちを出して行こうと話していました。2失点目を喫してから残り時間が少なかったのですが、選手たちには絶対に得点を取りに行くという強い気持ちがあり、身体を張ってクリアなどをしてくれました。1-2になってからは今までにないたくましさや粘り、メンタルの強さを出してくれましたし、そこは今季一番だったと思います。

DF #8 長谷川夢作 選手(ジュビロ磐田ユース)
得点シーンの前に右サイドからクロスが来て、空振りをしていました。その流れでもう一度クロスが来たので、競った後のこぼれ球を押し込めました。最後の時間帯だったので、自分は中央でゴールだけを狙っていたので本当に良かったです。ハーフタイムにチームでダービーは負けられないと再確認をして、後半はプレーしているうちにジュビロのストロングポイントを出せたと思います。

平岡章宏 監督(清水エスパルスユース)
磐田さんは本当に気迫があったので、勝点3を取れなかったというよりは勝点1を拾えてラッキーぐらいの内容でした。1点目を取るまでは良かったのですが、最近3試合連続でPKを取られていて、そこから流れが変わりました。ちょっとしたところで勝敗が決まる。最後のところで隙を見せれば、当然勝てない。個々の力はあるかもしれませんが、去年のチームのように勝利のためにみんなが身を粉にして力を合わせることがまだできていません。

DF #4 ノリエガ・エリック 選手(清水エスパルスユース)
残り1分で失点をしたので、ものすごく悔しいです。勝ったと思ったけど、最後までやらないといけません。ダービーに勝てないと本当にダメだと思います。僕らにミスがあったので、もっと練習をしないと次の試合につながらない。(自身のゴールについては)丸山選手のボールはいつも欲しいところに来るので、決めるだけでした。今年は4点を全てセットプレーから挙げていますが、まだ試合がかなり残っているのでもっと決めたいです。

その他の試合結果

市立船橋高校 0-2(前半0-0、後半0-2)流通経済大学付属柏高校
尚志高校 4-2(前半2-0、後半2-2)大宮アルディージャU18
青森山田高校 4-0(前半1-0、後半3-0)鹿島アントラーズユース
柏レイソルU-18 2-1(前半1-0、後半1-1) 浦和レッドダイヤモンズユース

流通経済大学付属柏高校(千葉)は同県のライバル・市立船橋高校(千葉)を2-0で下し、6試合ぶりに勝利を挙げました。尚志高校(福島)は大宮アルディージャU18(埼玉)を4-2で撃破し、開幕戦以来の勝点3を奪取。首位の青森山田高校(青森)は鹿島アントラーズユース(茨城)を4-0、柏レイソルU-18(千葉)は浦和レッドダイヤモンドユース(埼玉)を2-1で破りました。

EAST 第8節 ダイジェスト

大会期間:2019年4月6日(土)~2019年12月8日(日)

EAST 第9節
2019年7月6日()
16:00 大宮アルディージャU18 vs 清水エスパルスユース(NACK5スタジアム大宮)
2019年7月7日(日)
11:00 流通経済大学付属柏高校 vs 柏レイソルU-18(流通経済大学付属柏高校グラウンド)
11:00 青森山田高校 vs 市立船橋高校(青森山田高校グラウンド(人工芝))
15:00 鹿島アントラーズユース vs ジュビロ磐田U-18(鹿島アントラーズクラブハウス)
17:00 浦和レッドダイヤモンズユース vs 尚志高校(浦和駒場スタジアム)

WEST 第9
2019年7月6日()
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs アビスパ福岡U-18(吉田サッカー公園 人工芝グラウンド)
16:00 東福岡高校 vs ヴィッセル神戸U-18(東福岡高校グラウンド)
17:00 京都サンガF.C. U-18 vs 大津高校(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
17:00 愛媛FC U-18 vs セレッソ大阪U-18(愛フィールド梅津寺 人工芝グラウンド)
18:00 名古屋グランパスU-18 vs ガンバ大阪ユース(ウェーブスタジアム刈谷)

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