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S級コーチ養成講習会2019 Module4・集中講習11 受講者レポート Vol.12
2019年11月19日
Module4も最終週を迎え、2003年から会場も含めたサポートを続けていただいた三菱養和巣鴨スポーツセンターでの指導実践も最終日を迎えました。
集中講習11
11月11日(月) | 午後 | プロフェッショナルコーチンング論:鈴木淳S級インストラクター JFAの取組みⅡ:田嶋幸三会長、JFAの取組み・グラスルーツ:中山雅雄氏 |
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11月12日(火) | 午前 | 指導実践 |
午後 | フットサル日本代表の取組み(講義・実技):ブルーノ・ガルシア監督 | |
11月13日(水) | 午前 | 指導実践 |
午後 | スポーツマネージメント:原田宗彦氏 | |
11月14日(木) | 午前 | 三菱養和SCスタッフチーム vs. S級受講生 |
午後 | 指導実践テーマについて module4まとめ、module5ガイダンス |
今週の編集担当:時崎悠さん
1カ月の充電期間を経て始まり4週にわたり実施されるModule4もラストの4週目。今週も講習や指導実践を通じて多くの気づきや学びを得る貴重な時間を過ごすことができました。
2019年度のS級コーチ養成講習会もいよいよ終盤に差し掛かりました。
受講生同士の人間関係も深まり、絆も芽生えてきました。
今後サッカー界に生きていく中で、互いに刺激し合い、切磋琢磨していけるように残された時間も大切に過ごし、成長するための糧にする時間にしたいと思います。
11日(月)
山形、新潟、大宮で監督経験のある鈴木淳さんからは監督のマネジメントの重要性について、実際に監督として現場で起きたこと、苦労したことなどの話をしていただきました。
本当に多くのマネジメントが存在し、淳さんの話の内容は永久保存版のメモとして残しておくべき内容でした。
その中でもプロサッカー選手という人々をよく理解し、プロになったことで満足させない、更なる高みを目指す上で、何が監督としてできるかという話が特に印象に残りました。
ピッチ上のマネジメントとピッチ外のマネジメントが存在し、その一つ一つをその瞬間に決断していくことの大変さも今後に活きる内容で非常に勉強になりました。
日本サッカー協会、田嶋幸三会長からは、日本サッカー界の発展の為の様々な取り組みについて話を聞くことができました。その中で特に印象に残っている話は「我々指導者が更に情熱をもってプロフェッショナルな人材になっていくことの大切さ、指導者が変わっていくことの重要性」についての話は私達受講生にとって深く考えさせられる内容になったと思います。また、受講生の質問にも一つ一つ丁寧に詳しく田嶋会長の考えを伝えてくれました。
とても視野が広がり大変有意義な時間になりました。
田嶋会長の講義の後は、筑波大学の中山雅雄さんの講義でした。日本サッカー協会、技術委員会、普及部会の部会長という立場でグラスルーツの方向性についての講義でした。
世界を意識して日本のグラスルーツの足元を見ながら考えていくことの大切さ、三位一体の中での普及活動の重要性。グラスルーツを更に発展させるためにステークホルダーの明確化と価値を高めていくことは今後の日本サッカー界にとって非常に重要なことであると感じました。
12日(火)
フットサル日本代表監督のブルーノ・ガルシア監督の講義では監督が哲学を持つことの重要性という言葉が印象に残っていて、チームを作る上でゲームモデル、プレーモデル、トレーニングモデルをしっかりと持つこと。そしてその中で最適な選手を選出する決断をすることの大切さを話していただきました。
また実技の時間では受講生全員が頭を使い動くことを実際に体現し、サッカーの本質である楽しさを感じながらフットサルの魅力を奥深く感じ取ることもできました。
13日(水)
早稲田大学教授の原田宗彦さんからはスポーツビジネスの最前線、スポーツマネジメントについて講義をしていただきました。
これまでの日本のスポーツビジネスの背景と令和時代に突入し、どのようにスポーツビジネスが変化していくのか、その中で私達指導者が果たす役割と、発展させていく中で自分ができることは何なのかを深く考えることができました。
Module4の指導実践では7つのテーマに再び戻り、三菱養和スタッフの皆様、江戸川大学サッカー部の協力を得て指導実践が行われました。「サッカーをさせる」「プレーさせる」「具体的なコーチング」「具体的な戦術行動」というテーマの中で監督としての落とし込み、スパーリングチームへの働きかけ、コーチングのシンクロ、フリーズ、ミーティングの使い方など本当により細かく、ディスカッションも含めて深く追求する指導実践の時間になったと思います。
14日(木)
Module4最終日には三菱養和スタッフとの11対11での真剣勝負の試合が行われました。
受講生の中で監督役を事前に決め、システムを決定し、戦術などを試合前のミーティングで落とし込み、勝利するためにチームとして、監督として、プレーヤーとして責任を果たしていくことを確認し試合に挑みました。
前半は双方ともに様子を伺う展開になりましたが、後半になると球際も激しく、勝利を目指す中で、攻守の切り替えを早くし、互いに相手ゴールに迫る熱い試合になりました。
結果は0-0で決着が着かず、PKによりS級受講生が勝利しました。
Module4を終えて、2019年度の指導実践は全て終了しました。
ここで2019年度のS級受講生を代表して伝えさせて下さい。
江戸川大学サッカー部の皆様には4月から選手役としてご協力していただきました。真摯に取り組む姿勢に対し、感謝の気持ちしかありません。私達、受講生も本当に多くのことに気付き学ばさせていただきました。
共に濃い時間を過ごした仲間として、今後も選手として活躍していくことを心から応援しています。
本当にありがとうございました。
そして三菱養和会の皆様、2003年から16年間という長い間、S級の指導実践の場所の提供、選手役としてのご協力、本当にありがとうございました。
朝早くから選手役としてプレーしていただき、夜の活動もある中で本当に大変だったと認識しております。
共に過ごした時間と、サッカー談義をする中で生まれた絆は、今後も大切にしていきたい出会いになりました。
本当にありがとうございました。
2019年度のS級もいよいよModule5の講義と筆記テスト、指導実践テストを残すのみとなりました。
最後まで互いに刺激し合い、より良い時間にしていけるように頑張りたいと思います。
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