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U-15日本代表 U-15ロシア代表に4-1勝利 ~SPORTCHAIN CUP ALBIR 2019~
2019年12月09日
SPORTCHAIN CUP ALBIR 2019
2019年12月8日(日) キックオフ時間 10:00(現地時間) 試合時間 80分(40分×2本)
Polop(スペイン/アルビール)
U-15日本代表 4-1(前半2-1、後半2-0)U-15ロシア代表
得点
4分 南野遥海(U-15日本代表)
21分 伊藤猛志(U-15日本代表)
28分 失点(U-15ロシア代表)
79分 南野遥海(U-15日本代表)
79分 南野遥海(U-15日本代表)
スターティングメンバー
GK:松原快晟
DF:竹内諒太郎、藤田崇弘、植田悠太、石川晴大
MF:坂井駿也、大迫塁、田中侍賢、北野颯太
FW:南野遥海、伊藤猛志
サブメンバー
GK:上林真斗
DF:池谷銀姿郎、東廉太、宮﨑奏琉
MF:楢原慶輝、梶浦勇輝、山崎太新
FW:鈴木大翔、内藤大和
交代
HT 藤田崇弘 → 池谷銀姿郎
53分 田中侍賢 → 楢原慶輝
64分 伊藤猛志 → 山崎太新
73分 北野颯太 → 内藤大和
マッチレポート
U-15日本代表は8日(日)、SPORTCHAIN CUP ALBIR 2019 第4戦でU-15ロシア代表と対戦しました。
試合は開始4分、北野颯太選手と南野遥海選手の連携で相手を崩し、南野選手がゴール左隅に冷静に決めて先制に成功します。14分にも日本のフリーキックから、最後は北野選手の前にボールがこぼれ絶好のチャンスも、ワンタッチで合わせたシュートは大きく枠を外れます。21分、大迫塁選手が相手ディフェンスの背後にボールを送ると、伊藤猛志選手が抜け出してゴール。早い時間に2点差とします。ベンチの選手からも「スペイン戦も2点差から逆転されているので集中」という声が飛びます。しかし、28分日本ディフェンスの一瞬の隙をつかれて失点。その後も、ロシアの猛攻が続きますが、GK松原快晟選手のファインセーブもあり失点を許さず、1点リードで前半を終えます。
ハーフタイムには、森山監督から「ボールの奪われ方が悪い。そして、守備が弱く相手にとって圧力になっていない。」という声が掛けられます。
しかし後半もロシアの勢いに押され、日本のペースに持っていくことができません。60分にはカウンターから南野選手が抜け出し、追加点のチャンスを迎えますが、シュートは右にそれます。
その後も何度もピンチを迎えますが、ギリギリのところで失点にはならず、迎えた78分、南野選手がペナルティエリアで相手ディフェンスをかわし、ゴール右上に突き刺して、貴重な追加点をあげます。直後にも、南野選手がペナルティエリアで身体を張ってボールをキープするとたまらず相手ディフェンスが倒し、PKを獲得します。それを自ら南野選手が決めて4-1。南野選手はハットトリックを達成。このまま試合は4-1で終了しました。
この結果により、最終順位は下記の通りです。
1位 スペイン代表
2位 日本代表
3位 イングランド代表
4位 メキシコ代表
5位 ロシア代表
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
スペイン、イングランド、メキシコ、ロシア、そして日本の5ヶ国が参加した今回の大会は、1チームがレストする変則的な方式で、最初は3日間の連戦、1日空けて試合、更に1日空けて試合と5日間の日程で行われました。
日本は初戦メキシコ、2戦目スペイン(スペインは前日試合なし)、3戦目イングランド(イングランドは前日試合なし)という非常に厳しいコンディションの上に、最初の3試合は天候が悪くグランドがぬかるんだ状態で試合を戦いました。初戦はU-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で敗れたメキシコが相手ということで、先輩たちの借りを返すというモチベーションも高く、最後は怪我もあり一人少ない時間帯があったものの、最後まで集中を切らさず3-0で勝利することができました。第二戦のスペイン戦は先制し追いつかれ、また突き放すものの追いつかれ、後半最後は力尽きてセットプレーの2連続失点で2-4で敗戦してしまいました。第3戦のイングランド戦は持ち味の連動した守備が出せずフィジカル面でも圧倒されて失点を重ねました。また攻撃でもいい距離感を保ち続けることが出来ず決定機をなかなか作れず、0-5という屈辱的な敗戦をしました。4戦目は試合が無かったため3日間の空きができ、しっかりとコンディションを整えるとともに課題に取り組むトレーニングが出来ました。最後の試合であるロシア戦も厳しい試合となりましたが、終盤に上手く得点を重ね4-1で勝利することが出来ました。他の国同士の対戦も接戦が多く、勝ち点6を獲得した日本は準優勝という結果を得ることが出来ました。しかしながら、攻撃面、守備面でも課題が多く、特に粘土質で凹凸のあるグラウンドで、ボールが蹴れず、奪ったボールを慌ててすぐに奪い返されてしまうシーンや、サイドを変えることが出来ず相手のプレスをまともに受けて自分たちの時間を増やすことがなかなかできませんでした。
また奪われ方が悪い上、サイズのあるディフェンダー陣が簡単に相手の突破を許し4戦で10失点という厳しい現実を突き付けられました。ただ3ラインがコンパクトでフレッシュな時には連動守備から何度もボールを奪いショートカウンターで決定機を量産し9得点を上げることが出来ました。
今回の遠征で自分達に足りない部分や通用する部分がはっきり分かったことは、選手たちにとって大きなプラスとなったはずです。これから所属チームに帰ってそれぞれ感じた部分を埋めていく努力を、強烈に進めていって欲しいと思っています。
この度はU-15日本代表の活動にご理解ご協力頂き、高円宮杯を前にした大切な時期に重要な選手を快く派遣して頂いた所属クラブの皆様、学校の先生方、保護者の皆様には心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
MF #20 田中侍賢 選手(清水エスパルスジュニアユース)
今日のロシア戦はこの遠征の最後の試合で、絶対に勝つという気持ちで挑みました。チームとしては前回の試合の課題であった個の強さや、奪った後のボールを大事にすることを意識して取り組みました。また個人としては周りを見ることや、ゴールに向かうことを意識しました。結果、勝利で終わることができて非常に良かったです。日本に帰ってもここで得た経験を生かしたいです。
MF #7 大迫塁 選手(神村学園中)
今日の試合は、今までの課題であるボールの保持率を増やすことを意識してのぞみました。前半早い時間に点を取れたのは良かったですが、相手の前からプレッシャーになかなかボールを回せず、自陣で取られてカウンターを受けるシーンがが多くなってしまいました。後半は相手が前から来てるのでひっくり返して前で起点を作ることができたので良かったと思います。
今大会は強豪のチームと試合ができて、チーム、個人の立ち位置を改めて知る事が出来ました。
これから自チームに帰り自分の課題であるフィジカル面、展開力をさらにつけ、次に選ばれた時はもっとトライして頑張っていきます。
FW #9 南野遥海 選手(ガンバ大阪ジュニアユース)
勝てば2位になる可能性がある中で、絶対勝ってやろうという気持ちで試合に臨みました。
前半早い時間に点が取れましたがその後苦しい時間が続きました。
それでも試合終了間際に点を決めることができ試合にも勝て、
一番点の決まりやすい時間帯に決めることができよかったです。
AFC一次予選からの課題も少しずつ改善することが出来ましたが、これからもっと成長していかないといけないと感じました。帰国しても日々のトレーニングを頑張りたいです。
スケジュール
SPORTCHAIN CUP ALBIR U16 | ||
---|---|---|
12月2日(月) | 3-0 | 対 U-15メキシコ代表(Albir) |
12月3日(火) | 2-4 | 対 U-15スペイン代表(L'Alfas del Pi) |
12月4日(水) | 0-5 | 対 U-15イングランド代表(Benidorm) |
12月5日(木) | AM | トレーニング |
12月6日(金) | AM/PM | トレーニング |
12月7日(土) | AM | トレーニング |
12月8日(日) | 4-1 | 対 U-15ロシア代表(L'Alfas del Pi) |
※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
SPORTCHAIN CUP ALBIR U16
大会期間:2019/12/2(月)~2019/12/8(日)
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