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SAMURAI BLUE、第2戦香港戦へ調整開始 ~EAFF E-1サッカー選手権2019~

2019年12月12日

SAMURAI BLUE、第2戦香港戦へ調整開始 ~EAFF E-1サッカー選手権2019~

SAMURAI BLUE(日本代表)は12月11日(水)、韓国の釜山で前夜開幕したEAFF E-1サッカー選手権2019の中国代表戦での勝利から一夜明けて、市内のグラウンドで練習を行いました。
陽射しはあるものの冷たい風が吹き付ける午後、チームは中3日で迎える第2戦の香港代表戦へ向けて調整をスタート。前日の試合で代表初ゴールを決めたFW鈴木武蔵選手(北海道コンサドーレ札幌)やDF三浦弦太選手(ガンバ大阪)ら先発の11人は、ランニングやストレッチ、軽いボール回しなどのリカバリーメニューで、他の選手よりも早目に終了しました。
一方、それ以外の選手たちはランニングやストレッチなどで体をほぐすと、2人一組でパス交換をしながらシュートまで持ち込む練習を実施。縦パスを入れるタイミングや受け方などを2人で共有することを意識しながら取り組みました。
その後は5対5でタッチ制限を付けた対人練習や、3対2でシュートへ持ち込む動きを確認。横内昭展コーチから「相手にシュートを打たせない守備をする」、「プレーの選択肢を持って、どのプレーが良いか判断する」など、注意を促す声がかけられていました。
さらに、選手たちはハーフコートより狭いエリアでGKを付けて5対5のミニゲームで汗を流し、その様子を先に練習を終えた先発組の選手たちが見守っていました。

全体練習のあとには日暮れが迫る中、各人がパスワークやジョギングなど思い思いのメニューに取り組み、FW小川航基選手(水戸ホーリーホック)やFW田川亨介選手(FC東京)ら攻撃の選手たちは、感覚を確かめるようにシュート練習を繰り返していました。
MF相馬勇紀選手(鹿島アントラーズ)は中国戦では85分からの出場でしたが、「試合に関わって直接中でやれたことは自分の中で大きい」と振り返り、自分のプレーを映像で分析して次に活かしたいとして、香港戦へ切り替えていました。
またU-22日本代表として、準優勝した6月のトゥーロン国際大会にも出場したMF田中駿太選手(大阪体育大学)は、学生での代表デビューに期待がかかりますが、「プレッシャーはあるが、そんなに緊張はしていない。自分がやってきたことを出せたら」と話していました。
東アジアのトップを決めるE-1選手権では、日本、中国、韓国、香港の4か国が1回戦総当たり形式で対戦。この日の夜には韓国代表と香港代表の試合が行われ、韓国がいずれもセットプレーからの得点で2-0と勝利しました。
この結果、各チーム1試合を終了して韓国と日本が勝点3で並び、得失点差で韓国が首位に立ち、日本が2位。以下、中国が3位、香港が4位という順位になっています。
日本対香港戦は14日(土)、19:30から第1戦と同じBusan Gudeok Stadiumにて行われます。

選手コメント

MF #3 田中駿太 選手(大阪体育大学)
今回の代表で自分が持っているものをしっかり出すことで、(来季加入する)札幌でのプレーにつながったり、オリンピックのメンバー争いにもプラスになってくるので、しっかり自信を持ってやりたいと思っています。代表チームは国を代表して戦うところで、トゥーロン国際大会以降、そこは責任感を持ってやれていますし、ここまでうまくつながってきていると感じています。

MF #7 遠藤渓太 選手(横浜F・マリノス)
中国戦ではまずはしっかり守備を考えて入ろうと思っていました。ただドリブルで行けたところは、自分に度胸が足りないというか、もっとアグレッシブにチャレンジできた。そこは反省点の1つです。代表デビュー戦で気持ちの面で難しい部分もありましたが、そういう言い訳は通じないですし、見えているパスコースがもっとあったので、そこを使うプレー選択をしたかったという思いがあります。

MF #14 森島司 選手(サンフレッチェ広島)
中国戦は、いつもやっているポジションだったのでやりにくさはなかったです。90分やっていれば空いてくると分かっていたので、自分としては良いポジションを取り続けることを意識していました。周りとの距離間も近くて、良いボールが来たので良かったと思います。後ろも最後は失点しましたが、それまで良い守備をしてくれていましたし、チームとしてこれからもっと良くなってボールが回ると思うので、ゴールに近づく回数も増やせればと思っています。

MF #16 相馬勇紀 選手(鹿島アントラーズ)
失点場面は無くさなくてはいけないですが、勝てたことが良かったと思います。ピッチ内で声がたくさん出て、時間が過ぎるにつれて声の量も増えて、しゃべり切らなくても連係が取れている部分も出てきていました。僕の特長は攻撃の部分だと思うので、得点やアシストなど得点に絡むという結果を求めていくこと、チームのために戦うことを軸にしてやっていきたいと思っています。

FW #11 田川亨介 選手(FC東京)
初戦では、攻撃のところで後半徐々にみんなの連係ができてきたイメージもありましたし、守備のところでも経験のある選手が積極的に声を出してくれている場面が多かったので、試合を重ねていけばもっと良くなると思います。個人としてはこの大会を振り返った時に、「あの時もっと走っていれば」とは思いたくないので、ずっと走って、走って、走り続けることだけはやっていきたいなと思っています。

FW #13 上田綺世 選手(鹿島アントラーズ)
昨日の試合は、僕らはそこまでうまく行ったと思っていませんが、それぞれが自分の力をある程度出せたのではないかと思います。日本を背負って戦っているので、あと2試合も勝ちにこだわって、そこに対する欲を全面に出していく必要があります。即興でも、個の力を含めてやって行けるメンバーが代表だと思うので、言い訳を見つけずに、その時々の場面でそれぞれのアイデアや力を出して打開していくことが必要です。僕もその力を出すために全力ですし、選手がお互いに助け合えるように、試合中にコミュニケーションを含めてつくっていけたらいいと思っています。

スケジュール

 EAFF E-1サッカー選手権2019  
12月10日(火) 2-1 対 中国代表(Busan Gudeok Stadium)
12月11日(水) TBC トレーニング
12月12日(木) TBC トレーニング
12月13日(金) TBC トレーニング
12月14日(土) 19:30 対 香港代表(Busan Gudeok Stadium)
12月15日(日) TBC トレーニング
12月16日(月) TBC トレーニング
12月17日(火) TBC トレーニング
12月18日(水) 19:30 対 韓国代表(Busan Asiad Main Stadium)

※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会

大会期間:2019年12月10日(火)~18日(水)
会場:韓国/Busan Gudeok Stadium、Busan Asiad Main Stadium
男子出場国:中国、日本、香港、韓国

大会情報はこちら

 

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