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日本体育大学が2年連続、18度目の優勝!第28回全日本大学女子サッカー選手権大会
2020年01月20日
第28回全日本大学女子サッカー選手権大会の決勝が、19日(日)に味の素フィールド西が丘にて行われ、日本体育大学と早稲田大学が対戦しました。年をまたぐ熱戦の末、日本体育大学が2-0の勝利で優勝を果たし、大学日本一に輝きました。
決勝マッチレポート
日本体育大学 2–0 (前半2-0、後半0-0) 早稲田大学
決勝は昨年と同一のカードとなりました。開始早々、日本体育大学がペースを掴み、果敢にゴールを狙います。そして10分、児野楓香選手のループシュートがキーパーの頭上を通り越し、先制点を奪いました。
先制を許した早稲田大学は反撃のためプレッシャーを強めます。14分、松本茉奈加選手がゴールライン際から強烈なシュートを放ちますが、日本体育大学キーパー福田まい選手が守り、ゴールには至りません。その後もパスを繋いで攻め続ける早稲田大学ですが、日本体育大学のディフェンス陣が集中して攻撃の芽を摘んでいきます。早稲田大学の攻撃を抑えた日本体育大学は児野楓香選手を中心に再び攻勢を強めます。そして41分、抜け出した奥津礼菜選手がキーパーとの1対1を決め、2-0で日本体育大学がリードして前半が終了しました。
後半の序盤にペースを握ったのは早稲田大学です。それに対し、日本体育大学は組織的な守備で対応し、得点を許しません。早稲田大学の攻撃はなおも続き、アーリークロスに山田仁衣奈選手が合わせますがゴールにはなりません。早稲田大学が攻めあぐねるなか、徐々に日本体育大学が攻撃を仕掛け始め、積極的にスルーパスを狙ってチャンスを伺います。75分には、今井裕里奈選手がミドルシュートを打ちますが、追加点とはなりません。早稲田大学も長いボールを蹴り込みゴールを狙いますが、日本体育大学の関口真衣選手、橋谷優里選手を中心とした組織的な守備でシュートを打たせません。両チームともゴールを狙い続けますが、最後まで得点のないまま試合は終了しました。
両チームの組織的な守備、攻撃が光る試合でしたが、決定力で上回った日本体育大学が2-0で勝利し、令和初の大会王者となりました。大会MVPには、追加点を挙げた奥津礼菜選手が選ばれました。
兵庫県で1回戦から準々決勝を行い、年をまたいで味の素フィールド西が丘で決勝を迎えた本大会。決勝戦は3799人を動員し、大盛況のうちに終了しました。
コメント
楠瀬直木 コーチ(日本体育大)
このような舞台で試合が出来る事に感謝の気持ちとこの舞台に恥じないプレーを目指すことを肝に命じ選手をピッチに送り出しました。早稲田大学には多くの質の高いタレントが揃っているので厳しい試合になる事は覚悟してましたが、前半に2得点出来た事で落ち着いて試合を運ぶことが出来ました。後半は早稲田大学ペースの試合でしたが、全員が守備意識を高く保ってくれたので優勝出来ました。この大会で選手達が成長し特に無失点で終われた事は選手達を褒めたいと思います。またこの舞台に立つことが出来るよう、常に精進して努力し続けていきたいと思います。
橋谷優里 選手(日本体育大4年/主将)
たくさんの応援ありがとうございました。チャレンジャーの精神で今年1年通してやってきたことを出し切ろうと試合に臨みました。前半、流れの中でしっかりと2得点する事ができ、後半のきつい時間帯を全員で耐え切れたことが勝因だと思います。ここまでの道のりは決して楽ではありませんでしたが、大学最後の大会を優勝という形で終われて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
奥津礼菜 選手(日本体育大4年/MVP)
たくさんの応援ありがとうございました。素晴らしい舞台で早稲田さんと試合が出来た事をとても嬉しく思います。後半は特にきつい時間が多かったですが、全員で声を出しあって耐え抜き最高の結果で終わることが出来ました。このような結果で終われたのも、様々な周りのサポートがあったからこそだと思います。ありがとうございました。後輩たちは3連覇目指して頑張ってくれると思いますので、今後とも日体大の応援よろしくお願いします。
決勝 日本体育大学(関東6/神奈川) vs 早稲田大学(関東2/東京)
第28回全日本大学女子サッカー選手権大会
大会期間:
2019/12/24(火)~2020/1/19(日)
会場:
【1回戦~準々決勝】
三木総合防災公園(兵庫県三木市)
陸上競技場/第2陸上競技場/みきぼうパークひょうご第1球技場/みきぼうパークひょうご第2球技場
【準決勝・決勝】
味の素フィールド西が丘(東京都北区)
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