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プレミアリーグが開幕!柏は大宮との熱戦を制する 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ関東2020
2020年09月07日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ関東2020が9月5日(土)、6日(日)に開幕し、日立柏総合グランドなどで4試合が開催され、各地で熱戦が繰り広げられました。
柏レイソルU-18 3-2(前半2-1、後半1-1)大宮アルディージャU18
昨季プレミアリーグEASTで2位となっている柏レイソルU-18(千葉)は、ホームの日立柏総合グランドに大宮アルディージャU18(埼玉)を迎えました。新型コロナウイルス対策として無観客で開催された試合でしたが、久々の公式戦とあって選手たちの士気は非常に高く、開始から全力プレーを見せ続ける熱戦となりました。
序盤はどちらも気持ちの入れ込み方が裏目に出てしまう面もありました。柏のGK佐々木雅士選手(#1)からは「練習試合のときと変わらないのだから、いつも通りに!」という声が飛んだように、相手のプレッシャーを必要以上に感じてしまう選手も多かったようで、安全第一のプレー選択をしてしまったり、思わぬミスが出るシーンも目立ちます。
その中で先制点を奪い取ったのは柏でした。MF揖斐俊斗選手(#6)のCKから、DF前田大地選手(#5)が競り、最後はDF田中隼人選手(#18)が左足シュートを決めて、ゴールネットを揺らします。さらに柏は35分にも、相手DFラインの裏をついたFW中島舜選手(#11)がGKとの1対1からのシュートを見事に決めて、2点のリードを奪い取りました。
しかし、大宮もこのままでは終わりません。40分にはビルドアップからの見事な崩しで、最後はFW山崎倫選手(#14)のアシストからMF坂部祥大選手(#11)のゴールが決まって、1点差に詰め寄ります。ハーフタイムを挟んでも大宮の攻勢はゆるまず、54分にはFW柴山昌也選手(#10)のパスが相手DFに当たってこぼれたところを抜け目なく拾ったFW大澤朋也選手(#9)が同点ゴールを流し込みます。
振り出しに戻った試合でしたが、同点に追い付かれた直後の柏が反撃を結実させます。59分、交代出場のDF伊達由太嘉選手(#25)のクロスから、FW清水勇貴選手(#12)がヘディングシュート。これが見事に決まり、再び勝ち越しに成功します。その後は両チームに足がつる選手が続出する中で激しい攻防戦が続く展開となりますが、ゴールは生まれず。熱戦を制した柏が初戦を白星で飾りました。
そのほかの試合では、プレミアリーグ復帰組の対戦となる中でFC東京U-18(東京)が横浜F・マリノスユース(神奈川)にMF梅原翔琉選手(#7)の得点で1-0と勝利。横浜FCユース(神奈川)と流通経済大学付属柏高校(千葉)の試合は0-0の引き分け、浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)は市立船橋高校(千葉)にFW堀田真海選手(#9)のゴールで1-0と勝利を収めました。
監督・選手コメント
山中真 監督(柏レイソルU-18)
まずは、リーグ開幕に向けてご尽力いただいた関係者の皆さまに、感謝の思いでいっぱいです。選手の青春に大きく関わる舞台を共に戦えることに、大きな喜びを感じます。試合では公式戦独特の緊張感を久々に堪能しました。耐える時間帯もありましたが、90分通して、サブメンバー、サポートメンバー含めたチームが勝利へ向かう姿勢はとても頼もしかったです。日々ひたむきにプレーする選手たちですが、ベンチから見る彼らの戦う姿が、いつも以上にたくましく見えました。この素晴らしい舞台で意味あるトライを繰り返し、濃い時間を駆け抜けてほしいです。残りのリーグ戦で勝つために、賢く・巧く・速く・強くプレーし続けたいです。
MF #6 揖斐俊斗 選手(柏レイソルU-18)
真剣勝負の場がなかなかない中でこうしたリーグを開催してくれたことをうれしく思います。試合では少ないチャンスをものにし、追加点を取ることができてよかったです。追いつかれた後も集中を切らさずプレーし続けた結果が決勝弾を呼び込んだのだと思います。苦しい時間が続いた試合を勝ち切ることができたのは自分たちの自信につながると思います。残りのシーズンで「賢く、巧く」プレーできるようなチームになれたらいいと思います。そして、リーグ終了時に優勝して笑って終われるようにひたむきにトレーニングをしていきたいと思います。
丹野友輔 監督(大宮アルディージャU18)
このような公式戦の場があることは大変ありがたく、医療従事者、サッカー協会、クラブ、保護者など多くの方に感謝しています。試合ではシンプルに楽しい時間を過ごすことができました。勝てなかったことは悔しいですがこれも公式戦だからこそ感じられた思いです。久しぶりの公式戦での緊張なのか、トレーニングでの負荷不足なのか、試合中に足をつってしまう選手が多かったですが、選手たちは楽しみながらプレーしていたと思います。選手たちには攻守において連携、連動、ハードワークすることを求めていきたいです。そしてそこに個人の強みを融合していくことが大事だと考えています。個の良さを発揮しながらもグループで戦い、観ている人が感動するようなゲームを毎試合できるようにしたいです。
DF #3 福井啓太 選手(大宮アルディージャU18)
公式戦ができない期間が続きましたが、たくさんの方々の協力のおかげでここまで来ることができましたし、僕自身も待ちに待った開幕だったのですごくうれしいです。試合内容については、決め切るところや守備の対応などもそうですが全体的にもっと走らないといけないと思いました。個人的には相手のFWに起点をつくらせないことや、ビルドアップの部分はうまくプレーできたのですが、簡単に失点してしまったので改善しないといけません。これからはヘディングや、最後のところで相手に簡単にシュートを打たせないことなど、もっとこだわりを持って、自分がいたら後ろは安心と思われるような選手になりたいです。
大会期間:2020年9月5日(土)~2020年12月6日(日)
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