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活動休止明けの大阪、横浜との接戦を制し勝利を収める【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2020年12月01日

活動休止明けの大阪、横浜との接戦を制し勝利を収める【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の6試合が、11月28日、29日に行われました。
新型コロナウイルス感染症の影響で活動休止を余儀なくされていたシュライカー大阪は、およそ1カ月ぶりのリーグ戦でY.S.C.C.横浜と対戦しました。ハーフに引いて守る大阪に対し、横浜も守備に重点を置き、序盤から固い試合が展開されます。開始から3分足らずで大阪のGK檜山昇吾選手が負傷するアクシデントもありますが、どちらもチャンスを決めきれず0対0で第1ピリオドを折り返します。迎えた第2ピリオド、徐々に決定機を作る大阪ですが、右サイドを突破した加藤未渚実選手の折り返しに合わせた相井忍選手はボールを押し込み切れず、計盛良太選手のシュートは左ポストを叩くなど得点を奪うことができません。しかし30分、カウンターのチャンスを得た大阪は仁井貴仁選手のアシストから齋藤日向選手がゴールし、待望の先制点を奪います。その後は1点を追う横浜の攻撃を集中した守備で防いだ大阪が、今季4勝目を収めました。敗れた横浜のキャプテン北野聖夜選手は、決勝点を演出した2選手が2018年から2年間活動を行っていたFリーグ選抜1期生の同期であったことに悔しさを滲ませました。
今季唯一の秦野開催を迎えた湘南ベルマーレは、バサジィ大分と対戦。開始わずか59秒で今季大分に復帰した小曽戸允哉選手に先制点を許すと、その後も大分の強いプレスに苦しみ0対3で敗戦しました。ホームで2連勝を狙うバルドラール浦安は、同じく連勝を狙うエスポラーダ北海道と対戦。U-19フットサル日本代表候補に選出された経験もある18歳の堺頼人選手にFリーグ初ゴールを決められて1点を追う展開になりますが、わずか17秒後に長坂拓海選手が同点弾を決めると、その後も2点を追加して3対1で浦安が勝利を収めました。

監督・選手コメント

永井義文 監督(シュライカー大阪)
ご覧いただいたとおり選手がよく頑張ってくれた、それが全てです。コロナウイルスの影響で全員が濃厚接触者となり、半月の間自宅待機をし、その後1週間のトレーニングのみでこの試合に臨みました。選手たちは選手人生を懸けて、一戦一戦を戦っています。誰が見ても体は重かったと思いますが、それでも選手たちはよく頑張ってくれました。ただ、ひたすら頑張るだけではチームは勝てないので、陣形をハーフに引いてそこからプレスを掛ける選択を取りました。前からプレスを掛けるのでは体力が持たないし、彼らの選手人生を奪うような怪我をさせてしまう可能性もあったのでそういった戦術でしのぎ、攻撃ではピヴォに当てる。そのようなフィニッシュワークも体現してくれ、より少ないチャンスの中でも1点を決めることができました。ただ、どうしても悔やまれるのは檜山の負傷です。他の選手たちも疲労の影響は大きくあると思いますが、一生懸命戦ってくれた選手たちには感謝しています。

前田佳宏 監督(Y.S.C.C.横浜)
日本がまだコロナウイルスの影響を大きく受けている中で試合を開催していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。大阪も大変な状況だったと思いますが、しっかりと戦ってきてくれました。自分たちもそれを受けて反撃をしたかったのですが、なかなかうまくいかなかったように思います。自分たちの成長を感じながら試合を展開していくことができましたが、多くのチャンスがあっても決めきらないとやり返されてしまいます。F1リーグは今の成長スピードだとこういった接戦を勝てない場所だと感じています。ちょうどシーズンの半分を終えたので、勝点をしっかり取っていくためにももうひとつ成長速度を上げて、残りの11試合でどれだけその成長を出していけるのか判断する最初の1週間にしたいと思います。

田村友貴 選手(シュライカー大阪)
久しぶりの試合ということもあり、ウォーミングアップの段階で試合に入り込めていない雰囲気がありました。試合前のミーティングで監督から喝が入り、そこから自分たちがやるべきことを全員が意識して試合に入ることができたと思います。終わってみて、今日できることを1人1人が100%行ったことが1対0という結果につながったと感じています。

北野聖夜 選手(Y.S.C.C.横浜)
自分たちは第1ピリオドで失点してしまうことが多かったのですが、この試合では無失点で折り返すことができました。第2ピリオドでは得点を取りに行くフットサルを展開したかったのですが、カウンターで失点をしてしまいました。大阪はハーフに引いて守備をしていたので、そういった時に崩しきれないのが課題だと思います。失点のシーンでもカウンターを受けた時にしっかりと守備に行き潰し切ることができず、ゴールを決められてしまいました。F選抜で一緒にプレーをしていた仁井選手と齋藤選手に決められ、得点も0だったので非常に悔しい気持ちです。

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1

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