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SAMURAI BLUE 軽めの練習でセルビア代表戦へ調整

2021年06月09日

SAMURAI BLUE 軽めの練習でセルビア代表戦へ調整

SAMURAIBLUE(日本代表)は6月8日(火)、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選グループFのタジキスタン代表戦の勝利から一夜明けて、大阪府内のグラウンドで練習を行い、11日(金)に神戸で行われるキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦へ向けて軽めの内容で調整を行いました。

盛夏を思わせる強い日差しと暑さの中、すでに最終予選進出も決めている2次予選で連勝を7に伸ばした選手たちの表情は明るく、練習の合間に笑顔も見えるなど、終始リラックスした雰囲気の中で体を動かしました。

練習ではGKとフィールドプレーヤーに分かれて、タジキスタン戦に先発したMF古橋亨梧選手(ヴィッセル神戸)やMF南野拓実選手(サウサンプトン)らに後半開始から出場したMF鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)とMF坂元達裕選手(セレッソ大阪)を加えたメンバーらはランニングやストレッチなどを繰り返す軽めの内容で、練習時間も短めでリカバリーに専念しました。
一方、後半途中出場したMF守田英正選手(CDサンタ・クララ)らを含めた控えメンバーたちは、アジリティのトレーニングや2人1組でのパス交換などで体をほぐした後、GK1人をフリーマンにした4対4で攻守の素早い切り替えに取り組み、さらに、狭いエリアでGKを付けて4対4のミニゲームを実施。タッチ数の制限を設けた中、コーチから隙を見せないことに留意するように声がかかりました。
約1時間で全体練習を終えると、その後はそれぞれでの個人練習を実施。DF長友佑都選手(オリンピック・マルセイユ)とMF伊東純也選手(KRCヘンク)が左右から上げるクロスに守田選手やDF谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)らがゴール前に走りこむシュート練習に時間を割き、追加招集のFWオナイウ阿道選手(横浜F・マリノス)も元気な姿を見せていました。
足に違和感を覚えているFW大迫勇也選手(ヴェルダー・ブレーメン)は別メニューでの調整で、トレーナーとともに軽いランニングやストレッチ、体幹強化に取り組んでいまいた。

また、伊東選手はGK中村航輔選手(ポルティモネンセSC)との1対1に興じ、DF植田直通選手(ニーム・オリンピック)は齊藤俊秀コーチとのデュエルでの動きを確認。GK川島永嗣選手(RCストラスブール)は最後まで残って入念に体幹トレーニングを行っていました

チームは11日にセルビア代表とノエビアスタジアム神戸で対戦し、その後15日(水)にアジア2次予選最終戦のキルギス代表戦(大阪・吹田)に臨みます。

選手コメント

DF 長友佑都 選手(オリンピック・マルセイユ)
タジキスタン戦の失点については、サッカーなので失点のリスクはあるし、これまでの2次予選でもGKと1対1の場面を作られてGKの力などで防いだこともありました。でも最終予選になるとその1失点で試合内容も相手のモチベーションも全く違うものになる。あの失点やチャンスを作られそうになった場面をチームでしっかり課題解決をしなくてはいけないと強く思っています。自分たちのプラン通りにないときに、ピッチ内の選手たちでもっと話して要求しあって修正していかなければならないと感じました。
セルビアはテクニックもあり、フィジカル的にも優れた選手がたくさんいるので、2次予選とは全く違って、厳しい試合になると思います。フィジカル的に上回られる相手にいかに自分たちの強みを出せるか。目の前の相手に勝てる立ち位置、ポジショニングをしっかり考えて戦いたい。相手の状況を見ながらしっかり自分たちのサッカー、積み重ねてきたものを出せればと考えています。

DF 室屋成 選手(ハノーファー96)
タジキスタン戦の前半は相手もハードワークしてきて少し難しい状況になっていましたが、(失点しても)もう一度試合を自分たちの方に引き寄せて、チームの中で修正して、全体を通してうまくゲームをコントロールしたと思います。相手の背後が結構空いているように見えていたのですが、そこを試合中にみんなが見定めて、そういうところをうまくついていたので良かったと思います。サイドバックのプレーはチームのやり方にもよりますが、ここ最近は中でボールを受けることやインナーラップという動きが求められることが増えていると思います。ポジション競争もありますが、大事なのは自分がピッチに立った時にどうプレーするかで、試合に出る時はそこだけに集中しています。セルビア戦では、自分の特長をもっともっと出していきたいし、チームとして攻撃的でおもしろいサッカーを見せたい。昔から知っている南野選手と古橋選手は二人とも素晴らしい選手なので、試合で一緒にプレーすることがあれば、攻撃の二人の助けになれればと思っています。

DF 植田直通 選手(ニーム・オリンピック)
昨日の試合は、前回アウェイで対戦した時も簡単には行かなかったですが、今回もなかなか難しい試合になりました。初めて会った選手もたくさんいて、コミュニケーションの部分など、まだまだ必要なものがたくさんあると思いながら見ていました。今回の予選では自分たちが押し込む時間帯が基本的に多いのですが、引いた相手にどう攻めるか。今までもあった課題で、自分はセンターバックとしてボールの運び方や前線の選手への付け方は、もっと意識しないといけないと思いました。センターバックは個の強さが一番求められることで、個でどれだけ対応できるか。そこで自分が勝つことでチームに勢いをもたらすことができると思っています。セルビア戦でも個で勝つことが大事で、局面で負けないことを意識したいですし、組織で守れるという日本の良さもあります。そういうところをたくさん出して行ければと考えています。

MF 伊東純也 選手(KRCヘンク)
タジキスタン戦は、前半から相手のプレッシャーも他の試合に比べてあって、少し難しい試合だったかと思いますが、前半からしっかり決めて後半に臨めたのは大きかったですし、山根選手も古橋選手も得点に絡んだので、右サイドは良かったのではないかと思います。キャプテンマークを引き継いだ場面は、多分、近くにいたからだと思いますが、いい経験でした。
セルビアについてはまだ映像を見ていないのですが、強い相手とやる方が楽しいですし、個人の良さも出しやすいと思うので、1対1の部分でしっかり勝っていければいい。ヨーロッパの自信を持っているチームの方が結構1対1になりやすいですし、そこでは負けない自信があります。サイドで1対1の状況になれば勝てる自信がありますし、そういう状況が作りやすいと思います。相手が攻めてくる分、後ろにスペースがあって狙いやすいと考えています。

2021年6月11日(金) 19:25 キックオフ(予定)vs セルビア代表
会場:兵庫/ノエビアスタジアム神戸

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