JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-24日本代表 決勝進出を懸けたスペインとの大一番へ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

ニュース

U-24日本代表 決勝進出を懸けたスペインとの大一番へ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

2021年08月02日

U-24日本代表 決勝進出を懸けたスペインとの大一番へ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の男子サッカー競技の準決勝が8月3日(火)に開催される。埼玉スタジアム2002でU-24日本代表とスペインが、茨城カシマスタジアムではブラジルとメキシコが対戦する。

スペインはオリンピックの男子サッカーが「U-23」というカテゴリーで争われるようになった1992年のバルセロナ大会においてグアルディオラ選手を擁したチームで金メダルを獲得。2000年のシドニー大会ではプジョル選手やシャビ選手といった後のFIFAワールドカップ優勝メンバーを擁して銀メダルを獲得している。国としてオリンピックへの力の入れ方が強く、今大会も直前に行われた欧州選手権出場選手6名を含むメンバーを編成し、本気で金メダルを狙っている。

メンバーの軸となっているのは、オリンピックの予選を兼ねて行われた2019年のU-21欧州選手権を制した選手たち。この大会とオリンピックは年齢制限が1年ずれている(同大会は1996年以降生まれの選手たちが対象で、オリンピックは1997年以降生まれの選手たちが対象となる)。このため、同一のメンバーは組めないのだが、スペインはオーバーエイジ選手として一歳年長の選手たちを起用。U-21欧州選手権以前の年代別代表でも共にプレーしていた経験を持つメンバー構成にすることで、連係面の不安を補ってオリンピックに臨んでいる。

グループステージを1位で通過して臨んだ7月31日(土)の準々決勝ではアフリカの強豪コートジボワールと対戦。白熱した攻防となる中で後半アディショナルタイムに勝ち越されてしまう苦境に陥ったが、その直後に交代出場したFWラファ・ミル選手が混戦から執念の同点ゴールを奪い取る。延長では3得点のゴールショーで押し切り、5-2と快勝。勢いの付くような試合展開を経て、準決勝へと駒を進めている。

欧州トップリーグや国際大会での実績を持つ選手たちがそろう強豪スペインだが、日本とは大会直前に行われたキリンチャレンジカップ2021で対戦しており、お互いに手の内はある程度分かっている状態にある。日本の選手たちはその強さを肌で感じつつも、主力同士が対戦した前半45分間では日本がMF堂安律選手のゴールでリードを奪っていたこともあり、臆する雰囲気はない。

MF三好康児選手は「事前の試合でやっているし、そこからメンバーも変わっていない。あの試合でもすごく力のあるチームだなと感じた」と語るが、同時に「暑い中の連戦で相手にはユーロから続けて来ている選手もいて、絶対に疲労もたまっていると思う」と、試合のポイントにも言及した。後半になれば、お互い苦しくなる中で、途中から出てくる選手が何をできるか。

「チーム全体の総力戦になると思っている。スタメンから出る選手、ベンチからの選手含めて、全員の力を問われる試合だと思う」(三好選手)

8月1日(日)のトレーニングでは、準々決勝に出ていた選手の多くが別メニューで軽めの調整を行う中、出場時間が短い、あるいは出場していない8名の選手が本格的なトレーニングを実施。まだ1度もベンチ入りのないGK鈴木彩艶選手やDF瀬古歩夢選手がそうした状況を感じさせない集中したプレーを見せれば、シュート練習ではFW前田大然選手がゴール隅へと決まるシュートを次々と突き刺すなど、充実した内容で準決勝に備えた。

一方、大会直前の親善試合でスペインに対して1ゴールを突き刺している堂安選手は、この試合に向けて「(準々決勝は)GKの谷とディフェンス陣に助けられたので、準決勝、決勝はオフェンス陣がディフェンス陣を助けられるような活躍をしたい」とコメント。大一番での爆発を誓っている。

スペインとの準決勝は3日(火)の20時より、埼玉スタジアム2002でキックオフを迎える。

第32回オリンピック競技大会(2020/東京)

サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー