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なでしこジャパン池田太新監督就任会見を実施「サッカー界を盛り上げることに全身全霊をかける」

2021年10月02日

なでしこジャパン池田太新監督就任会見を実施「サッカー界を盛り上げることに全身全霊をかける」

日本サッカー協会(JFA)は10月1日(金)、なでしこジャパン(日本女子代表)新監督としてU-19日本女子代表の池田太監督の就任を発表し、オンラインで就任記者会見を行いました。

池田監督は冒頭に「なでしこジャパン監督就任の話をいただき、まず頭に浮かんだことは、責任の重さと覚悟の気持ち、そして感謝の気持ちです。今までなでしこジャパンをつくってきた方々、女子サッカーの発展を切り拓いて来た方々の積み上げがあるからこそ、今の女子サッカーがあると思っています」と話し、強い決意とともに、これまで日本女子サッカーを支えてきた関係者に対する感謝を述べました。

1981年に日本女子代表が結成されてから、今年で40年。節目の年に就任した池田監督は「またここから未来へつなげていくために、なでしこジャパンを一歩前に進めなければいけない。とても責任の大きな仕事に全力で向かっていく覚悟です」と、熱を込めて話しました。

池田監督は2017年にU-19日本女子代表監督に就任し、AFC U-19女子選手権中国2017で優勝。続くFIFA U-20女子ワールドカップフランス2018でも優勝を飾り、これまで3位が最高位だったU-20日本女子代表を初の世界一に導きました。その後もAFC U-19女子選手権タイ2019で優勝を達成しています。

池田監督は「2011年になでしこジャパンは世界一になっていますので、頂点を目指してチームをつくり世界一を奪還する」と目標を掲げ、「日本人の持っている器用さ、勤勉性、連動性、連携、そういったものをもっと突き詰めれば、新しいコンビネーションで相手を打ち負かすこともできると思っています」と、なでしこジャパンらしいサッカーを貫くことを強調しました。

再び世界一に向けて走り出す、新生なでしこジャパンの始動は10月中旬。FIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023への予選を兼ねた、AFC女子アジアカップインド2022(2022年1月予定)での大会3連覇を見据えて活動を開始します。

登壇者コメント

田嶋幸三 会長
本日の理事会において、池田監督がなでしこジャパン監督として承認されました。FIFA U-20女子ワールドカップフランス2018では、世界中の方々が池田監督の指揮するチームの優勝と素晴らしいサッカーを高く評価していました。男女の日本代表が世界で勝つためには、こういうサッカーをすべきなんだろうと、私も改めて認識するようなサッカーでした。池田さんが監督を引き受けてくれたことに感謝するとともに、我々も全面的なサポートをお約束したいと思います。

今井純子 女子委員長
女子委員会でなでしこジャパンの新監督を議論した上で、池田監督を推薦し、先ほど理事会で承認いただきました。東京オリンピックの総括で、なでしこジャパンはゼロベースでやり直すのか、続けてきたものをさらに極めるのかをかなり議論しました。その中で、日本のポテンシャルを信じて日本の強みを最大限引き出せる池田監督にお願いしようと、意見が一致しました。なでしこジャパンをしっかりサポートし、高倉麻子前監督やそれ以前から積み上げてきた日本女子サッカーを磨いて世界で戦っていきたいと思います。

池田太 監督
日本女子代表監督に就任しました池田太です。私は日本女子サッカーの底上げを含め、強いなでしこジャパンで世界一を目指しながら、皆さんに応援されるチームになりたいと考えています。そして女子サッカーっていいなとか、自分の子どもにもサッカーさせたいなと思われるようにサッカーの輪を広げ、サッカー界全体を盛り上げることも目指していきます。そこに全身全霊をかけていく、これだけは皆さんに約束します。でもこれは私一人では達成できません。皆さんの協力やサポートが必要です。私はいろんなアイデアも聞いてみたいと思いますし、これから新しい女子サッカーの世界をつくり上げながら、皆さんと一緒に戦っていければいいなと思っています。応援よろしくお願いします。

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