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【対戦国情報】なじみの選手が多く新戦力も台頭のオーストラリア ~アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年10月11日
オーストラリアサッカーはアジアの強豪国の中で、最も新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けているといえるかもしれない。入国後の厳格な隔離期間のため、国内での試合開催が難しく、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選の後半戦はクウェートでの集中開催。アジア最終予選(Road to Qatar)もホームゲームだったマッチデー(MD)1の中国戦、MD3のオマーン戦もカタールで戦った。また、クラブチームもAFCチャンピオンズリーグ出場を辞退した。
そのような状況にもかかわらず、予選では見事な成績を残している。2次予選は日本と共に8戦全勝。最終予選も中国を3-0、ベトナムを1-0、オマーンを3-1と連破し、予選11連勝の快進撃を見せている。サウジアラビアと同勝点ながら得失点差で上回り、グループ首位で日本に乗り込んでくる。
日本ともなじみ深い顔触れが多いのも特徴だ。Jリーグで選手、監督の経験があるグラハム・アーノルド監督は、サンフレッチェ広島時代にSAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督とチームメートだった。最終予選3試合では、セレッソ大阪のアダム・タガートがワントップを務め、後半途中にミッチェル・デューク(ファジアーノ岡山)と交代するのがパターン。デュークは中国戦、オマーン戦でチーム3点目を決め、期待に応えた。2列目のトーマス・ロギッチ(セルティック/スコットランド)、守備的MFのアイディン・フルスティッチ(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)は、それぞれのクラブで古橋亨梧、鎌田大地と共にプレーする。
一方、まだ日本にはなじみが薄いが、今予選で存在感を高めているのが、左サイドのアタッカーであるアワー・マビル(FCミッティラン/デンマーク)と、センターバックのハリー・スーター(ストーク・シティFC/イングランド)だ。中国戦、オマーン戦で先制点を挙げたのが、南スーダンにルーツを持つマビル。アーノルド監督が率いたチームで東京オリンピックにも出場したスーターは、オマーン戦までの国際Aマッチ8試合で6得点をマーク。その全てがヘディングシュートによるもので、198センチの高さを遺憾なく発揮している。
FIFAランキング:32位(アジア3位)※2021年9月16日発表
FIFAワールドカップ出場5回:1974、2006(ラウンド16)、2010、2014、2018
対戦成績:日本の9勝9分7敗(得点35、失点31)※オーストラリアがオセアニアサッカー連盟加盟時期を含む
アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年10月12日(火) 19:10 キックオフ(予定) vs オーストラリア代表
会場:埼玉/埼玉スタジアム2002
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