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アカデミー福島とステラが準々決勝を突破! JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会
2021年12月19日
JFA 第26回全日本U-15女子サッカー選手権大会は12月18日(土)に、ウェーブスタジアム刈谷で準々決勝の2試合を行いました。
ピックアップマッチ1
横須賀シーガルズMEG 1-4(前半0-1、後半1-3) JFAアカデミー福島
横須賀シーガルズMEG(関東2/神奈川)と、JFAアカデミー福島(東海3/静岡)による第1試合は、足首を負傷して1、2回戦は出場機会がなかったアカデミー福島の名木野桃嘉選手が活躍しました。「チームがつないでくれたこの舞台で精いっぱい自分の力を出し切り頑張ろうと思っていました」と振り返る名木野選手は13分に右サイドを駆け上がり、ゴール前にクロスボール。中央が競り合ったこぼれ球を林椿選手が決めて、福島が先制しました。
1点目を奪ってからは上手くパスをつなげない時間が続きましたが、ボールを失っても素早く攻守を切り替え、相手にリズムをつくらせません。我慢の時間を耐えたアカデミー福島は後半立ち上がりの43分に木村未来選手のパスを受けた原ひばり選手が思い切りよく右足を振り抜き、2点目をマーク。68分には勢いよく右サイドのスペースを駆け上がった名木野選手がドリブルからシュートを決めました。73分にはセットプレーから原田あんな選手に1点を返されましたが、試合終了間際に得たPKを木村選手が決め、アカデミー福島が4-1で勝利しました。
ピックアップマッチ2
ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ 3-1(前半2-0、後半1-1) 1FC川越水上公園メニーナ
ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ(関東4/神奈川)と1FC川越水上公園メニーナ(関東7/埼玉)の対戦となった第2試合は、ステラのペースで試合が進みました。序盤はサイドのDFの背後を狙ったステラの攻撃を、前多祐里奈選手を中心とした1FC川越の守備陣が粘り強く対処していましたが、35分に試合が動きました。センターサークル付近で力強くボールキープした笹井優愛選手のスルーパスから、左サイドを抜け出した中原愛麻選手がゴールネットを揺らし、ステラが先制点をマーク。続く40+1分には、「GKが結構前に出てきていたので、遠目から打って行こうと思っていた」と振り返る笹井選手が高い位置でのボール奪取から、ミドルシュートを決めました。
後半に入ると、1FC川越に自陣までボールを持ち込まれる場面が増加し、75分には左サイド高い位置でボールを持った前多選手にシュートを打たれました。このピンチは菱戸理那選手の好セーブで難を逃れましたが、流れからのCKを大石選手に決められました。しかし、再びここから見せ場をつくり、77分にはCKのチャンスを獲得。ゴール前にこぼれたボールを「一試合でも多く、この仲間と試合できるように自分のゴールで勝ちたい」と意気込む笹井選手がダイレクトボレー押し込み、3-1で試合を終えました。
監督・選手コメント
堂下弥里 監督(横須賀シーガルズMEG)
今大会ではシーガルズがやろうとしているコンビネーションでパスをつなぐ部分は出せましたが、勝つためには質をもっと上げなければいけません。最後の局面の差が、結果として表れました。3年生は3年間私がずっと見てきましたが、いろいろな局面のときも腐らずに本当に前向きに取り組んでくれました。そうした取り組みが、最終的にこういう結果になったのかなと思います。初めて全国大会を経験した選手も多かったので、経験を次のステージに生かしてほしいです。
樋口梨花 選手(JFAアカデミー福島)
勢いのある相手に負けないよう前から強く行こうと意識しました。最初は緊張して、あまり良いプレーはできませんでしたが、終盤になるにつれて落ち着いてプレー出来ました。前からのプレッシャーがよく効いていて、みんなで一丸になってボールを奪いにいけたと思います。昨年のチームが優勝したためプレッシャーがありましたが、全員で連覇という目標を立てて頑張ってきました。高校生からも応援メッセージやアドバイスを多くもらったので、準決勝以降も全員で頑張ります。
中原愛麻 選手(ノジマステラ神奈川相模原アヴェニーレ)
今大会を経験し、昨年からスタメンで出ていた選手や3年生からは大きな大会でプレーするすごさを感じました。今は自分のプレーができていますが、これからもっとすごいチームと対戦するので、優勝できるようもっと頑張りたい。3年生はプレー中も優しく話し掛けてくれるだけでなく、厳しいアドバイスもくれる頼もしい存在です。1試合でも多く、このメンバーで試合ができるように最後まで全力でプレーしたいです。
前多祐里奈 選手(1FC川越水上公園メニーナ)
今大会はみんなで頂点を目指して頑張ってきました。1点を取られるまではうまく声を掛け続けられたのですが、途中からできなかったのが悔しいです。ただ、自分たちを信じて、ここまで戦うことができたので、1点取れて良かったです。負けた悔しさはありますが、どのチームもうまい相手ばかりだった今大会で、自分たちのできる限りのことをやり、2試合も勝てたのは収穫です。進路はバラバラになりますが、今回の経験を生かして、これからも一生懸命取り組んでいきたいです。
大会期間:2021年12月11日(土)~12月27日(月)
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