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JFAこころのプロジェクト 三井不動産株式会社協賛による「夢の教室」を富山県、東京都、愛知県で実施し2021年度の授業を終了
2022年03月31日
JFAこころのプロジェクトは、支援企業三井不動産株式会社の協賛による「夢の教室」オンラインを、1月に実施した新三郷を皮切りに、三井不動産三井アウトレットパーク北陸小矢部のある富山県の小矢部市、お台場 ダイバーシティ東京 プラザのある東京都江東区、RAYARD Hisaya-odori Park(レイヤード久屋大通パーク)のある愛知県の名古屋市の小学校で実施し、2021年度に予定していた授業を全て終了しました。
ダイバーシティ東京のある江東区立有明小学校の授業で登壇したのはプロダンサーとして活躍しているma-yaさん。子どもたちと夢先生がオンラインで初めて出会う「出会いの時間」では、教室で座ったままできる「ハンドウェーブ」を子どもたちにレクチャーしながらみんなで実際にやってみます。オンラインではありますがプロのダンサーからダンスを習って、子どもたちも嬉しそうにみんなでやってみました。
「トークの時間」でma-ya先生は、「自分で決める」「自分を大切に」「周りへの感謝」という3つのポイントから話を始めます。小学生の頃は色々な習い事をしていたma-ya先生、その中から夢を持つきっかけの体操にも出会います。その時どうやって決めたのか?最初のポイントが出てきます。そして、夢に向かっていくうちに様々な選択に迫られる中、大切なものを見失い大きな挫折を味わいます。そこからどうやって立ち直ったのか、何がきっかけだったのか。夢先生の話を自分に置き換えながら、子どもたちはどんどん引き込まれていきます。そして、授業中は話を聞くだけでなく、自分の得意なことや好きなこと、将来の夢を夢シートに書いていきます。授業の最後、夢シートに書いた自分の夢の発表をするタイミングでは、10人の子どもたちが「自分で決めて」発表に出てきてくれました。
子どもたちから夢先生へのメッセージが書かれた夢シート1枚1枚にこれから夢先生が返事を書き、それが子どもたちの手元に戻ることで「夢の教室」は終了します。
~2021年度実施校/登壇夢先生~
・埼玉県三郷市立桜小学校/片岡安祐美(野球)
・富山県小矢部市立大谷小学校/法師人美佳(サッカー)
・江東区立有明小学校/ma-ya(体操/ダンス)
・名古屋市立平和が丘小学校/寺崎直樹(キックボクシング)
※開催・登壇順(敬称略)
支援企業コメント
小村佳菜子 様(三井不動産株式会社 商業施設本部 商業施設運営部 運営企画グループ)
三井不動産は、今年度より「夢の教室」の支援を開始し、「三井ショッピングパーク ららぽーと」など弊社グループが運営する商業施設の近隣小学校で冠授業を開催しました。
新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となりましたが、夢先生と子どもたちが夢や仲間について真剣に学び、考え、議論する姿を拝見し、大人の私たちもゴールに向かって仲間と努力する大切さについて改めて考えさせられました。
今年度は日本サッカー協会様と「街づくり連携および拠点再編に関する基本協定」を締結しており、本教室に留まらず様々な領域でJFA様と協力して社会に貢献してまいります。
杉本達哉 様(三井不動産株式会社 商業施設本部 商業施設運営部 運営企画グループ)
このたび、名古屋平和台小学校の皆様への「夢の教室」の実施に携わらせていただきました。夢先生による授業に参加させていただきましたが、子どもたちがとてもワクワクした目をして授業を聞いている姿が大変印象に残っております。
夢先生の夢をもって、諦めずに一つのことを突き詰める大切さを学ぶという、他にはないリアルな授業は、これから色々な可能性を秘める子どもたちにとって、素晴らしい機会になっているなと感じました。弊社も引き続き、より多くのお客様の生活を豊かにするような商業施設のあり方を目指して、日々取り組んでまいります。このたびは誠にありがとうございました
熊谷尚人 様(三井アウトレットパーク北陸小矢部)
この度は、三井不動産株式会社の協賛、三井アウトレットパーク北陸小矢部の地元で「夢の教室」を開催させていただきました。新型コロナウイルスの影響でオンライン授業となりましたが、授業開始の冒頭「出会いの時間」でのレクリエーションを通して、夢先生と児童の皆さまが一体化していくのが印象的でした。また、授業での「夢の実現に向けて頑張る」「仲間を大事にする」というメッセージは画面越しでも十分に伝わっていたと思います。児童の皆さまが真剣に話を聞いている姿がとても胸に残っております。私自身も授業を拝見し、感銘を受けました。
今回はこのような貴重な時間を設けていただき、この場をお借りして御礼をお伝えしたく存じます。ありがとうございました。
開催小学校コメント
大窪真也 先生(富山県小矢部市立大谷小学校)
私たちが「夢の教室」に応募したのは、市内で開かれるパラリンピアンの講演会に行けなくなったためです。「またイベントが中止か」と残念に思っていましたが、「夢の教室」の存在を知り、私も子どもたちも気持ちが明るくなりました。オンラインで出会った法師人美佳さんは、明るく、元気な印象で、挫折や辛い経験を感じませんでした。しかし、サッカーを続ける上でコンプレックスがあったこと、自分の気持ちを周囲に理解してもらえないこと等、様々な悩みを抱えていたことを知りました。子どもたちは「プロになる人は自分とは違う」と思っていたのですが、自分たちが「難しいこと」「向いていないこと」を理由にやっていないのではないかと考えるようになりました。「向いていないから」という思考を止めて、将来やりたいことを意識するよい時間になったようです。今後子どもたちの気持ちや行動がどう変わっていくか楽しみです。ありがとうございました。