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育成年代日本代表フィジカル測定データ公開~JFAフィジカルフィットネスプロジェクト~
2022年07月05日
JFAフィジカルフィットネスプロジェクトより、2021年に各アンダーカテゴリー日本代表で実施したフィジカル測定の平均値および最大値、最小値などを報告いたします。
各カテゴリー日本代表選手の平均値や最大値、最小値などを知ることによって、各年代の選手たちの目標値の一つとしていただくことで、各選手それぞれのレベルや特徴を知ることにもつながります。ぜひ、皆さんのチームのトレーニングなどに役立ててください。
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フィジカル測定の目的
クラブでフィジカル測定を行う目的の一つは、監督やコーチが選手のコンディションやトレーニングの効果を客観的な指標によって確認することにあります。また選手に測定結果をフィードバックすることによって、選手自身が何をどのくらいトレーニングすべきか目標を明確にするなど、モチベーションを上げることにもつながりますし、ケガからの復帰の目安などにも利用できます。
これに対して、各カテゴリー日本代表チームのフィジカル測定の目的は、日本全国から集まる選手たちの身体的な特徴はどのようなものかを明確にすることにあります。特に、国内キャンプなどでは短期間でトレーニング効果を上げるため、また、試合に向けてフィジカル的な準備ができているかを確認するためにも、客観的な指標が重要になります。
フィジカル測定種目及び測定方法
フィジカル測定の種目はスプリント(10m、20m、30m走タイム)、立ち幅跳び(両脚および片脚の水平距離)、5m×3方向変換走(5m×1往復半走タイム)、カウンタームーブメントジャンプ(CMJ:両脚および片脚による垂直跳びの高さ)の4種目です。
①スプリント
光電管を用いて10m・20m・30mそれぞれの地点でのタイム計測、スタートは片手を地面につけての3点スタートで行います。
②立ち幅跳び
メジャーを用いて。両脚踏切両脚着地および片脚踏切両脚着地で行います。
③5m×3方向変換走
タブレットで撮影した映像を用いて、スタートはスプリントと同様に片手を地面につけての3点スタートで行います。
④カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)
タブレットで撮影した映像を用いて、両脚踏切両脚着地および片脚踏切片脚着地で行います。
これらの詳しい測定方法に関しては、今後リフレッシュ研修会などを活用し、皆さまと共有できるよう順次公開していく予定です。