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2022年度JFA女性リーダーシッププログラム 最終モジュール・シンポジウムを開催

2022年10月03日

2022年度JFA女性リーダーシッププログラム 最終モジュール・シンポジウムを開催

10月1日(土)、2日(日)の2日間にわたって、JFA/WEリーグ女性リーダーシッププログラム最終モジュールが開催されました。最終モジュールでは、これまでの講義での学びを踏まえて、個人及びグループ課題の発表を行いました。

1日目の個人発表では、「本プログラムの受講を経て、自組織における、自分自身あるいは今後他の女性人材の輩出・活躍に向けての現状分析とプランの発表」をテーマに、各受講生が自組織の現状分析をし把握した課題をもとにアクションプランを発表しました。この課題に取り組むまで、自組織の女性活躍について考えたことがなかったという受講生も多くいましたが、これから自らがリーダーシップを取って、より良い組織づくりを行うための具体的なプランが多く挙げられました。

2日目は、「日本における女子サッカーの発展に向け、それぞれの立場で何ができるか、具体的アクションプランを策定する」をテーマに、グループ発表を行いました。今期の受講生の所属・担当分野は都道府県サッカー協会、なでしこリーグ、WEリーグ、Jリーグ、フットサル、審判員など、多岐にわたります。フットボールと多様な関わりを持つ受講生たちが3人1組のグループとなり課題に取り組むことで、それぞれの経験や知識を融合させたユニークな提案が生まれました。「未就学児からサッカーにふれ合う機会を増やす」という競技者に注目したグループや、「地域に愛され、観客を増やす」というサポーターに注目したグループ、「審判員などフットボールとの多様な関わり方、楽しみ方」を提案し、支える視点から女子サッカーの盛り上げを提案したグループなど、組織や担当分野を超えた多様な発表内容となりました。視点は様々でしたが、「フットボールを楽しむ気持ち」を原点とすることは共通しており、各受講生が持つフットボールやスポーツへの情熱を感じられました。

また、本プログラムの最終講義の位置づけとして、3日(日)は、「女性リーダーシップシンポジウム」を開催しました。シンポジウムの様子は後日配信予定です。シンポジウム後、本プログラムの修了式を行い、三期生12名全員に修了証と記念のボールが授与されました。田嶋会長、今井純子プログラムリーダー(JFA女子副委員長)、山口理恵子コーディネーター(城西大学)より、修了のお祝いと今後に向けた期待の言葉が送られ、6月から4ヶ月にわたって実施されたプログラムの全日程が終了しました。

受講生コメント

神一世子 理事(公益財団法人神奈川県サッカー協会)
これまで「女性」というテーマを特に考えたことがなかったのですが、今回講義を受け、また個人課題に取り組むことで、自分自身もどこかでブレーキをかけていたのではないか、バイアスを持っていたのではないかということに気が付き、改めて自分自身の考え方や課題を整理することができました。また、グループ課題は同じチームのメンバーと定期的にオンラインで集まり議論を重ねてきました。日頃私はCPサッカー(脳性まひ者7人制サッカー)に関わっていますが、課題に取り組む過程で、他の受講生から様々な知見を得ることができ、大変有意義な時間となりました。また、このプログラムに参加し、サッカー界で頑張っている女性たちがこんなにもいるということにも気付かされ、自分自身ももっと頑張っていきたいと背中を押されました。

伊藤由佳 さん(セレッソ大阪/ホームタウン担当主任)
これまでのキャリアの中で、「女性だから・・・」という難しさをあまり感じたことがありませんでした。ジェンダーバイアスの存在や多様性への気づきを得られたからこそこれから職場では年長者である自分が動き、周りにも良い影響を与えられたらと思います。若い世代のためにも、自分自身もますます成長したいと強く感じます。
またセレッソ大阪は来期からのWEリーグへの参入が決まりました。私は男子チームを担当していますが、これを契機に積極的に関わり、これまでの男子チームでの経験を広げていきたいと思っています。

近藤絵梨佳 さん(サンフレッチェ広島レジーナ/広報担当)
受講する前は日々の業務に追われなかなか学びの機会を得られていませんでしたが、今回上司からプログラムを紹介され受講したことで、自分自身に向き合うよい機会となりました。これまでリーダー像というと漠然としていましたが、有りたい姿を整理することができ、また自分自身の意識改革を行うことができたと思います。
このプログラムでは普段なかなか関わらないメンバーと密にコミュニケーションをとることができ、フットボールが持つ可能性を強く感じることができました。これから、他者との繋がりをもっと大切にして、巻き込み力を身につけてWEリーグをさらに盛り上げていけるよう努力していきたいと思います。

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